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訪問理美容とは?必要な資格と開業時に準備しておくべき3つのこと


訪問理美容とは?必要な資格と開業時に準備しておくべき3つのこと
店舗に足を運んでカットをしてもらうのが一般的に考えられる理美容ですが、訪問理美容を行う理容師や美容師も増えてきています。そこで、開業して店舗をかまえている事業主や経営者などにも知ってほしい訪問理美容の必要な資格、開業時に準備しておくものについて今回は紹介していきましょう。

[1] 訪問理美容とは?

訪問理美容は福祉理美容とも呼ばれることもあり、主に病院・施設・自宅に赴いてカット、カラー、パーマを行うことを指します。一般的な理容師や美容師とすることは変わらないのですが、対象となるお客様は身体を自由に動かすことができない方、高齢の方、入院中の方などサポートをする必要がある点が特徴です。

一人ひとりの異なった問題に臨機応変に応えながら、お客様の理想のヘアスタイルをつくりあげていくことが訪問理美容師には求められています。

訪問理美容で間違えられやすいのは、健常者でも訪問してカットしてもらえるのではないかという点です。しかし、法律上(美容師法7条・理容師法6条の2参照)健常者への訪問理美容は禁止されており、自宅でのカットを許可してもらうには要介護認定・支援費制度を利用されている方に限ります。

この訪問理美容は日本では今後さらに需要が増すことが予測されています。現代の日本は高齢化社会に拍車がかかっているからです。10年後には人口の3分の1が65歳以上になると危惧されている今だからこそ、訪問理美容はニーズが増えてくるのではないでしょうか。

[2] 訪問理美容に必要な資格

訪問理美容に必要な資格
訪問理美容をするにあたり、どのような資格が必要になってくるのかということですが、実は理容師あるいは美容師の免許を取得していれば訪問理美容をすることができます。

ただし、理容師・美容師の免許を取得したからといって車椅子で生活をしている方のサポート、身体が不自由な方を無理なく椅子に乗せる方法を教わるわけはありません。つまり、訪問理美容をするのであればある程度介護の知識を身に着けておかなくてはいけないということです。

実際に福祉関連の仕事に携わるため、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を取得しておくのも良いでしょう。

訪問理美容とはいえ理容師・美容師の免許の他に福祉関連の免許を取得しておくことによって宣伝にもなりますし相手も安心して身体を預けることができます。それ以外にも訪問理美容としての免許や講習を受けることができるので、いくつか紹介していきましょう。

NPO 全国介護理美容福祉協会「福祉理美容師養成コース」

4日間で28時間の講習があり、ヘアカットをする際の注意点や準備・手続き・保険といった部分までサポートして教えてくれます。

また、この講習を修了した後、美容師であれば日本美容福祉学会認定「福祉美容師」、理容師であればNPO全国介護理美容福祉協会認定「福祉理容師」と呼ぶことができるようになります。

●参考文献:技術講習について|全国介護理美容福祉協会

NPO法人 全国福祉理美容師養成協会「ふくりび」

ふくりびの講習は合宿型となっており、8人で行う少数クローズド研修が特徴です。技術講習に6時間、サロンオーナーやスタッフをサポートする側のマネジメント講習を5時間ほどおこなうものとなっています。

別途個別にコンサルティングをしてくれるサポートがあるので、訪問理美容としての事業参入にはどのようなことが必要であるのかなどの不安がある場合は活用してみるのも良いでしょう。

●参考文献:訪問理美容|全国福祉理美容師養成協会

一般社団法人 日本訪問福祉理美容協会「訪問福祉理容師」資格

訪問理美容に関わるノウハウを9時間(うち1時間休憩)に渡って講習してくれます。講習を修了すると一般社団法人日本訪問福祉理美容協会(JVBWA)から認定マークが配布され、訪問理美容を行うにあたり必要な準備や手続き、保険の準備をサポートしてくれるのが特徴です。

この認定マークはデータで配布されますので、自店舗や名刺、Webサイトなどに活用することができ、大きな宣伝材料とすることもできるでしょう。

●参考文献:資格認定制度について|日本訪問福祉理美容協会

一般社団法人 日本訪問理美容推進協会「ヘアメイクセラピスト養成講座」

事前に送付されている教科書を基に2時間30分の座学で在宅医療、介護施設、病院といった場での訪問理美容の注意事項を教えてくれます。その後、約3時間30分の実技と介助方法を学び、訪問理美容師の質の向上をサポートしてくれるのがヘアメイクセラピスト養成講座です。

講習前日までに事前学習教材やペーパーテストの解答を済ませておく必要があり、受講が終わり次第「ヘアメイク・セラピスト(訪問福祉理美容師)」の資格を認定されます。

●参考文献:日本訪問理美容推進協会

 
どの講習を受けるのかによって差が出るというわけではなく、どれも共通した内容の講習となっているため、自分の都合のいい時間帯や場所で開催しているところでの受講をおすすめします。

これらの講習を受けることによって自分のスキルの幅が広がるだけでなく、お客様とより親密に寄り添いながら訪問理美容サービスを提供することができるのは何よりの強みです。訪問理美容を検討しているのであればぜひ受講するようにしておきましょう。

[3] 訪問理美容の開業時に準備しておくべきこと

訪問理美容の開業を考えている方にとって、どのような準備をしておく必要があるのか不安だと感じている人もいるでしょう。

まず必ず準備しなくてはいけないものとしては、お客様の髪を整えるためのヘアカット道具です。特にシザーやコームは理美容師としての必需品なので、訪問理美容を臨むにあたり新調するのも良いでしょう。

いくつか訪問理美容をする上で必須のアイテムを紹介していきます。

レイナカンパニー どこでもシャンプーセット

レイナカンパニー どこでもシャンプーセット
■メーカー名:レイナカンパニー
■本体/幅48×高さ104~144×奥行50cm、ホース/φ3.8×32~81cm、給水・排水タンク/幅25×高さ46.5cm
■定価:39,800円
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シャンプー台、モバイルシャワー、排水・給水タンクがセットとなった商品。1時間以上連続で使用することもできるバッテリーを搭載し、1分間の吸い上げ水量も約3~4Lと馬力の良さが魅力です。
 

介護用BBフロントシャンプークロス

介護用BBフロントシャンプークロス ブラック
■素材:ナイロン100% 防水加工
■定価:3,000円
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高齢者や動きの不自由な方にとって優しい前かけ用のシャンプークロスです。床の水漏れを抑えるためのドロッパーもついており、裏地は花模様と、見る人を和やかにさせてくれます。
 
訪問理美容
訪問理美容用の道具というのはまだまだ種類があり、訪問してカットを行う際のデメリットを解消する道具も販売されているので、興味のある方はぜひ道具を調べてみると良いでしょう。

道具以外にも準備することがあり、最低限度、理容師・美容師の資格は取得しておかなくてはいけません。理容師・美容師の資格を取得しておけば訪問理美容師になることはできるので、なったあとでも訪問理美容師の資格を講習を通じて取得することができます。

また、開業するということであれば、個人事業主として開業届けと青色申告をするための申請をしなければなりません。書類はさほど難しくはなく、数分もあれば提出できる簡単な内容になっているのでそこまで重く考える必要もないでしょう。

それ以外にも訪問理美容の活動をおこなうにあたり、訪問先の各市町村の保健所に出張美容の届け出を提出する必要があります。市町村をまたぐのであれば両方に提出をする必要があり、市町村ごとによって決まりが異なってくるので、できることできないことをよく確認してから届け出るようにしましょう。

[4] 訪問理美容をするために必要な資格・道具はしっかり揃えておこう!

訪問理美容をする上で何より大切なのは、利用するお客様が安心して寄り添い美しいヘアスタイルを実現させるということです。そのためにできることというのは数多く難しいですが、だからこそやりがいが生まれ自分自身の市場拡大の一歩になることでしょう。

今後ますます訪問理美容は需要が増えてくることは間違いないので、もし検討しているのであれば早めに手続きを踏み、参入することをおすすめします。
 
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