ヘッドスパ 集客

ヘッドスパで集客するならまずはこれ!ポイントや専門店開業の注意点も解説

近年、注目を集めるヘッドスパメニュー。集客のためにヘッドスパに力を入れているサロンや専門店も増えてきました。この記事では、ヘッドスパを集客に活用する方法を紹介。「ヘッドスパで美容室の集客をしたい」「ヘッドスパサロンの開業を検討したい」という人はぜひ参考にしてみてください。


これまではマッサージの延長線という認識をされていたヘッドスパですが、近年技術力の向上や施術機器の進化により、ヘッドスパそのものがメニューのひとつとして注目されています。

この記事では、お客様が感じるヘッドスパの魅力や、集客のポイント、ヘッドスパ専門店の開業方法についても解説します。美容室の集客力アップを目指す人や、ヘッドスパ専門店の開業をしたいという人は是非参考にしてみてください。

【集客の秘訣はここにある】
ヘッドスパが人気な理由とは

【集客の秘訣はここにある】ヘッドスパが人気な理由とは

ヘッドスパは2002年(平成14年)頃から徐々に知名度を上げていった比較的新しいメニューです。タラベルモント社が命名・商標登録し、それまで「ヘアエステ」「ヘアマッサージ」など様々な呼び名だったものが「ヘッドスパ」に統一されました。

もちろんヘッドスパも、誕生当初から人気があった訳ではありません。様々な時代背景やお客様の意識の変化によって人気が確立。その理由を知ることで集客のヒントが見えてきます。

【ヘッドスパ人気の理由1】
ダメージケア意識が上がってきたから

これまで「おしゃれのためならある程度のヘアダメージは仕方がないもの」と割り切っていたお客様が、ダメージレスを意識しはじめたのは2010年前後のこと。若年層の流行が髪を脱色し肌を焼いた黒ギャルから、徹底的なUVケアで白い肌を保つ白ギャルへと移行。

仲間由紀恵、綾瀬はるか、柴咲コウ、北川景子、石原さとみなど、透明感があり健康的な女性が注目を集めるようになってきました。これに伴い、「ダメージレス」「透明感」などのワードも多く聞かれるようになり、お客様のダメージケア意識は急上昇。トリートメントの施術率も、年々上昇し続けています。

いくら髪が綺麗でも、ベタつきやフケが出ていると不衛生に見えてしまいます。ヘッドスパに求められるのは、頭皮を綺麗に保つことで外見の美を保つこと。ダメージケアの一環として、ヘッドスパ施術が日の目を見るようになってきたとも言えるでしょう。

【ヘッドスパ人気の理由2】
ラグジュアリーな美容体験ができるから

年々、男女の婚姻率が下がる傾向にあり出生数も減少傾向。家庭に入ることよりも、仕事や趣味を優先させる女性が増えてきました。美容への自己投資を惜しまない女性にとって大切なのは「有意義だと思える時間を過ごせる」ということ。

実際に、スチームなど特別な機器や、ヘッドスパ専用個室、ヘッドスパ用フルフラットシャンプー台など、十分な設備投資を行っている美容室ほどヘッドスパ集客に成功しています。

個室の利用によりお客様はより特別感や高級感を得やすくなり、フルフラットシャンプー台など最新設備を用いることで上質でリラックスした時間を過ごすことができるでしょう。

こういったラグジュアリーな美容体験こそが、美容に対する自己投資を惜しまない女性に指示されています。

ヘッドスパで集客するポイント

ヘッドスパで集客するポイント

ヘッドスパの人気を紐解く中で見えてきたのは「ヘッドスパ=マッサージ」であってはいけないということです。マッサージを受けたいのならば、マッサージ店に行けば良いのです。わざわざ美容室に足を運ぶ必要はありませんよね。

ヘッドスパで集客するためには、美容室やヘッドスパ専門店ならではの強みを持つことが欠かせません。さらに客層に合わせた価格と施術の設定で、効果的な集客をしましょう。

富裕層がターゲットの場合

ターゲットとしている客層が富裕層であるなら、ヘッドスパは高い価格設定で十分な時間をかけるラグジュアリー路線が有効でしょう。富裕層のお客様は技術と同等に「体験」を求めているからです。設備投資を行い、上質な体験を提供できれば自然とリピーターは増え、ヘッドスパでの集客力がアップします。

アーユルヴェーダのようなエステ要素が高い施術や、オーガニック素材を用いた施術などが特におすすめです。個室ではお客様に選んで頂いたアロマを焚くなど、高級感や特別感を演出するサービスも満足度を上げる効果が期待できるでしょう。

富裕層向けのヘッドスパ集客は基本的に口コミが効果的です。下手に打ち出して安売り感を出してしまうと、ブランドイメージが損なわれることも。お客様への新規紹介のお願いが集客のカギとなります。

ファミリー層がターゲットの場合

ファミリー層をメインターゲットとしている場合は、高額で施術時間の長いメニューはあまり好まれないでしょう。限られたお金と時間の中で、美容室へと足を運ぶお客様を満足させるには「体感」を重視するのがおすすめ。

価格を抑えている分、施術に人や時間をかけることができないという点でも、炭酸シャンプーのような体感重視のヘッドスパメニューがおすすめ。頭皮でシュワシュワと泡の弾ける感覚は、短時間でもヘッドスパ体験をより強く感じやすいでしょう。

5~10分程度の短時間スパメニューを他の美容メニューとセットで打ち出すのが効果的。「ヘッドスパに興味があるけど、あまりお金も時間もかけられない」というお客様を上手に集客してみてください。f

ビジネス層がターゲットの場合

金銭の余裕はあるものの、時間の余裕がないというビジネス層にこそヘッドスパがおすすめ。それも、美容室メニューとは隔離したヘッドスパのみの施術です。ヘッドスパ専門店の開業をこれから検討するなら、ビジネス層をメインターゲットとするのが良いのではないでしょうか。

金銭に余裕はあるものの、時間の余裕がないビジネス層に求められるのは「短時間で受けられる上質な美容体験」です。これは、他のヘアメニューとの併用が不可能と考えたほうが現実的でしょう。

ヘアカットやカラーと同時施術をするから長時間となってしまうもの。ヘッドスパだけのメニューであれば、ロングメニューでも1時間程度の施術時間で可能です。

そこで、美容室なら「ヘッドスパのみの来店も歓迎」ということを大きく打ち出すことが大切です。特に、平日の退社後など休日を潰すことなく受けられるなら、より多くの集客が期待できます。

営業時間や最終受付の時間を明確に提示し、インターネット予約など手軽に予約できるシステム導入を検討しましょう。美容室の場合、本格的に設備投資をしてヘッドスパ集客を行うのであれば、平日の18時以降など退社時間帯を狙って「〇時以降ヘッドスパのご予約のみ受付可能」など、専門として予約を受け付けする方法もおすすめです。

ヘッドスパ専門サロンの開業・集客の注意点

ヘッドスパ専門サロンの開業・集客の注意点

近年増加中のヘッドスパ専門サロン。専門とすることで、設備投資や特化した施術が可能になるため、上質なヘッドスパ体験を望む人に支持されています。しかし、ヘッドスパ専門サロンの開業や集客にはいくつかの注意点も。開業を検討する前に、そのポイントをしっかりと抑えておきましょう。

ヘッドスパ専門店は美容師免許がなくてもOK!しかし取得したほうが良い理由

ヘッドスパ専門店の開業に当たり一番気になるのは「美容師免許が必要なのか?」という点だと答える人も少なくありません。本来、美容師法で定められているのは「美容を生業とする人は美容師免許を取得する必要がある」ということ。

ヘッドスパサロンをエステ業とみなすのであれば、エステサロンの開業に資格は必要ありません。ポイントは、ヘッドスパが「美容業」にあたるのか「エステ業」にあたるのかという点です。

ヘッドスパ専門サロン自体が新しい分野であるため、未だ厳密な法整備は行われていません。そのため、「エステ業です」と言い張れば無免許でも通すことはできるでしょう。しかし、お客様の認識からすれば「ヘッドスパだけの美容室」との認識が一般的。お客様からの信頼を得るためにも美容師資格は取得しておいたほうが良いでしょう。

また、今後法整備が整えられて「美容師業」と分類される可能性もあります。そういった点でも、美容師免許の取得や、美容師免許を持つスタッフの雇用は欠かせないと言えます。

ヘッドスパ専門店を開業する人に必要な知識

ヘッドスパ専門店を開業するに当たり、専門的な知識や技術は欠かせないもの。ヘッドスパ専門店には、美容師よりもワンランク上の知識や技術が求められます。美容師として学んできたことをさらに活かすためにも、改めてヘッドスパについての見識を深めましょう。

日本ヘッドスパ認定協会やドライヘッドスパ協会なども、ヘッドスパにスト育成のための講座を開講しています。お店で取り扱う商材メーカーなどに相談すると、メーカー主催の講習を紹介してもらえることも。認定資格を得られるものなら、お店の実績ともなるためおすすめです。

集客の際にも「〇〇認定サロン」といった看板は、安心感や信頼感につながりやすいでしょう。

参考:
ヘッドスパ資格|日本ヘッドスパ協会 新規タブ
ドライヘッドスパ協会 新規タブ

ヘッドスパの系統や違いを把握してどんなサロンにするか検討

ひとことでヘッドスパと言っても、さまざまな施術方法があります。それぞれの違いや特徴を知り、自分がどの系統のヘッドスパで開業するのか検討しましょう。

アーユルヴェーダ

インド・スリランカ発祥の伝統的なヘッドスパ。起源が伝統医学であり、長い歴史のある技術であるため、専門的に学ぶ必要があります。日本のヘッドスパの起源とも言われているだけあって、施術自体は馴染み深いです。

ドライヘッドスパ

ハンドマッサージをメインとし、シャンプー施術が不要なヘッドスパ。シャンプー設備を用意しなくて良いので、開業資金を抑えることができます。手軽に短期間でしっかりとマッサージを行える反面、他のリラクゼーションサロンとの差別化が必須。

クリームバス・オイルスパ

天然由来のクリームやオイルを用いたヘッドスパ。頭皮や髪に効果的な成分を用いてヘッドスパを行うことで、リラクゼーション以外にも毛穴の洗浄や髪のダメージケア効果が期待できます。女性をターゲットにしたヘッドスパサロンにおすすめです。

今後の成長が期待されるヘッドスパ市場!上手に集客しよう

美容施術であり、エステ施術であり、マッサージ施術であるヘッドスパ。髪や頭皮を美しく保ちたい人の他、リラックスしたい、マッサージを受けたいなど、ヘッドスパはターゲットとなるお客様の間口が広く集客次第で大きな成果が見込めるでしょう。

お店のターゲット層にしっかりとマッチした、施術設定や集客方法を用いて、ヘッドスパによる集客に挑戦してみてくださいね。
 

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KITAI美容ライター

投稿者の過去記事

10年間美容室でスタイリストとして勤務。ヘアケアマイスター検定マイスタークラス。2児の母。現在は美容ライターとして活動中。
美容業界を去ったからこそ、美容師目線とお客様目線の両方からサロン経営や営業戦略について考えます。

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