サロン景気で一番の要は集客であろう。
集客というと新規のお客様を集めることをイメージするかもしれないが、そうではない。本来の意味での集客はリターンをどれだけ増やせるかだ。
リピーターによってほぼ予約が埋まるなら、そのサロンの経営は健全だ。固定客8割の新規2割が理想的。
もし、固定客、またはリターンの割合が低いなら、視点を変えた対策が必要かもしれない…。
再来店のきっかけは待つのではなく、つくる
お客様がまた来てくれないかな…と、願っていても始まらない。
ならば、こちらからそのきっかけを与えようじゃないか。
また行きたい…、そろそろ行かなきゃ…、と思って頂きたいわけだが、それには動機が必要だ。
そう、人はいつだって何かする時。
どこかへ訪れお金を落とすというシチュエーションでは特に、絶対的な動機がある。その動機こそが、そのお客様がまた来てくれるきっかけなのだ。
髪が伸びた、カラーのリタッチなど髪の成長がもたらすきっかけは、いわば自然的なもの。それ以外に、またそのサロンに行きたくなるきっかけをつくりたい。だから…リンケージミュー…。
ミルボンのリンケージミューが与える来店動機
ミルボンのリンケージミューは知名度の高いサロントリートメント。
サロンクオリティを存分に実感させることができるトリートメントシステムだ。シャンプーにプラスアルファの施術で、明らかな違いをアピールできる。その手触り、指通り、質感は嘘をつかない。
だから自信を持ってオススメしたい。
トリートメントは闇雲にすすめるな
ここで注意したいのは、お客様に対して営業的にトリートメントをすすめるやり方。
トリートメントが必要なお客様にだけオススメする。
ヘアカラーやパーマでの髪の傷みを気にしているお客様や、普段から髪質による悩みを抱えてるお客様にオススメしたい。
けして流れ作業の最中にすすめたり、いきなりトリートメントはいかがなさいますか?なんて聞いて欲しくない。
お客様はそのアプローチにうんざりしているのではないだろうか?
トリートメントなんて言葉は使わないほうがいいのかもしれない。
これは私が個人的に思うことだが、そのネーミングや勧め方を変えるだけで売り上げが劇的に変化する可能性は大いにある。
『補修』『補正』『質感改善』などその効果をイメージやすい言葉ですすめてみる。
お客様の髪に触れ、その必要性と効用、それによってどんなベネフィットをお客様が感じられるか丁寧に説明したい。また、トリートメントを組み込んだメニューを用意し、明朗会計につとめるのもひとつ。施術者にとっては毎回のことでも、お客様にとっては違う。
お客様一人一人に真摯に対応して欲しい。お金を頂いているからには、それ以上の満足や効果を感じて欲しい。それが再来店のきっかけになるのだから。
ミルボン、リンケージミューを使う時の手順
美容師なら知る人は多いと思う。また、施術のなかでより効果を引き出すテクニックを身につけた人もいるかもしれない。
ここではベーシックな使用法を紹介する。
- 髪質に合わせてコースを選ぶ
細い髪、普通髪、硬毛・クセ毛 - プレシャンプー
- 1stステップ
しっかり水気をきった髪に湿布
毛先を中心に、ダメージ部位にもヘアダイコームなどの刷毛を使ってムラ無く湿布する。均一に塗れてればOK。 - 2ndステップ
さらに毛先を中心に湿布し揉み込む。根元を除いて中間部までなじませる。髪がやわらくなるまでしっかりと揉み込む。 - コーミングしてなじませる。(ウェーブ毛には不要)
- しっかり流す
- 3rdステップ
毛先から中間へ、ダメージ部位にもしっかりと揉み込む。充分に時間をかけ浸透させる。 - 流す。ここでは流しすぎないよう注意。
- 4thステップ
ホームケアの説明とアドバイス
以上、ざっくりとした説明だが、分量はその都度の適量。たっぷりつけることよりムラなく湿布をこころがける。
また、よく流すべきところと軽く流すところはしっかりと。仕上がりを左右するので髪の状態に合わせて経験的な技術力を発揮しよう!
リンケージミューのホームケア
みんなが大好きなミルボンのリンケージミュー。その効果はお墨付き。美容室でなく自分でやっちゃおう…なんて人もいるみたいだが、そこはやはりプロに任せて欲しい。このリンケージミューは3コースから選べるわけだが、その髪の状態から放置時間や流し加減など、サロンならもっとも効果が実感できるよう調整してくれる。(しなければならない)。
リンケージ4はstep1〜3の保持的な役割。リンケージ4単体でもサラサラ感は実感できるけどあくまでも補修であり、最大限に効果を引き出すならしっかりと3ステップを踏んで欲しい。
ミルボン リンケージミューの種類と詳細
大人気のリンケージミューも美通販ならかなりお得に手に入る。
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ミルボン リンケージミュー
1stステップ
ミルボン リンケージミュー
2stステップ
ミルボン リンケージミュー
3stステップ
ミルボン リンケージミュー
4stステップ(ホームケア)
サロントリートメントでお客様を惹きつけろ
たとえばミルボンのリンケージミューを集客に役立てるなら、単価をあげてすべてのメニューに付随してもいい。
この美容室に行くと髪がサラサラになる!
他の美容室よりちょっと高めだけど髪がキレイになる!…と思ってもらえればいい。
そして、また来て欲しい。
その効果を実感しに再来店して欲しい。
集客とは技術だけでもない。
新規だけでもない。
サービスだけでもない。
トータル的な戦略や長期的なプラン、そして視点を変えて経営を考えられるかどうかがカギだ。
サロントリートメントは昔からある。
そろそろ、「トリートメントはいかがなさいますか?」をやめ、独自のスタイルで客単価を上げ集客する方法を考えたい。
すべてのお客様の髪を最高の髪質へと引き上げるをコンセプトに。
あのサロンに行くと髪質がかなり変わる…なんて言われるかもしれない。
「トリートメントはいかがなさいますか?」と聞くのをやめてメニューに組み込むだけで、お客様からの印象は変わるのだ。
視点を変えて考える。
お客様に選択させない。
それだけで、より多くのお客様の心惹きつけられるかもしれない。