美容師になるには

美容師になるには?国家試験の勉強法と就職までの道のり

美容師になるには、とりあえず専門学校に通うようにしましょう。それは国家資格が必要になるから。独学でも不可能ではありませんが、合格するには時間が足りません。そこで美容師として就職するまでの最短ルートを紹介するので、早く美容師になりたいなら参考にしてみてください。また社会人から美容師を目指す方法についても、具体的に紹介しています。
Last Updated:2021/7/1

美容師になるにはどうすればいい?

美容師になるにはどうすればいい?

美容師を目指している最中は、たくさんの疑問がたくさん出てくるでしょう。早く美容師になりたいと焦る気持ちもわかりますが、ポイントを押さえて動いたほうが比較的無理をせずに美容師を目指せます。効率的に美容師になるにはどのようにすればいいのか、よくある疑問を中心に紹介するので参考にしてください。

中卒でも美容師になれる?

一般的に、社会人になるには高卒のほうがいい、と言われています。では、美容師になるには中卒ではできないのか気になるところでしょう。

結論から言うと、「中卒で美容師になるのは可能」です。

そもそも美容師になるためには、「理容師・美容師養成施設」に入所する必要があります。いわゆる美容師の専門学校です。本来、高校を卒業していることが入所資格になります。しかし今のところ例外的に「中学校卒業者も可」と、厚生労働省のページに記載がありました。つまり中卒でも専門学校に入学ができるわけです。

参考:理容師・美容師免許の取得まで|厚生労働省 新規タブ

専門学校を卒業した後にサロンに就職、となった場合、中卒だから落とされるのではないか、と少し不安になる人も多いでしょう。これも心配する必要はありません。

美容師という仕事は学歴を重視するのではなく、実力があれば誰でもなれる仕事です。もちろんサロンオーナーによって好みの差はあるにせよ、人手不足が続く美容業界では学歴で落とすサロンは少ないでしょう。

社会人になった後でも美容師の道に進むことは可能?

理論的には社会人になった後でも美容師になれます。しかし美容師になるためには、少なくとも上記で紹介したように美容師の専門学校に入らないといけません。厳密にいうと、「社会人になって働きながら美容学校に通える人」が美容師になれるわけです。

さすがに仕事を辞めない限り、昼間から学校に通えないでしょう。社会人になった後に美容師を目指す場合、次の2つのパターンになると考えられます。

  • 夜間課程
  • 通信課程

夜間課程とは、名前のとおり夕方~夜にかけて美容学校に通う方法です。通信課程とは、仕事が休みの日に美容学校に通う方法になります。

しかし通信課程を選ぶ人は、少し注意しておきましょう。専門学校によっては、美容室で働きながら学校に通わなければいけない、という条件が付いている場合があるからです。つまり今の仕事を辞めないといけないので、本気で美容師になりたい人が通う方法になります。

特に30代や40代の家庭をもった人が美容師を目指す場合は、夜間課程で仕事を辞めた空白の期間を押さえるようにして、専門学校に通うようにしてください。

美容師になるための“理想的な進路”ってあるの?

美容師になるには、進路を考えておく必要が少なからずあります。計画通りに美容師になるために覚えておくと安心だからです。

予定が滞ることなく順調に美容師になるための理想的な進路について紹介します。今の時点で理想的な進路は次の2パターンあるので、自分の好みに合わせて進路を決めてみてください。

  理想的な進路
一人前の技術者を目指す
  1. 中学を卒業する
  2. サロンに就職して、通信課程で専門学校に入学
  3. 実践で覚えながら国家資格を取得
  4. 卒業と同時に即戦力を狙う
独立前提で美容師になる
  1. 高校を卒業する
  2. 大学に入学して、経営を学ぶ
  3. 同時に通信課程で専門学校に入学
  4. サロンでバイトをしながら実践を学ぶ
  5. 卒業と同時に即戦力を狙う

美容師というのは、実力がものをいう世界です。そのため、少しでも現場の雰囲気を覚えておいたほうがいいでしょう。つまり理想的な進路とは、「美容室で働きながら学校に通える通信課程」です。どちらのパターンを選んだとしても、サロンに一度就職しておいたほうがいいでしょう。

美容師として働けるまでに何年くらいかかる?

専門学校を卒業して国家資格を取得したとしても、美容師は安泰というわけではありません。それは何度も言うように、美容師は実力世界だからです。つまり美容師として満足できる環境が整うには、誰でもある程度の時間がかかるでしょう。

またその時間がどのくらいなのか、具体的な数字はサロンによって違います。カリキュラムがしっかり組まれたサロンでは、早くて2年~3年で一人前といわれるほど、早く美容師として働けるようになるでしょう。しかし「見て覚えろ」という昔体質なサロンでは、10年以上かかったという声も少なくありません。

早く美容師としてスキルアップしたいなら、サロン選びは慎重に行ったほうがいいわけです。

ちなみにこれは、スタイリストになるための時間です。どの程度のレベルで「美容師として働けた」と思えるかどうか、人によって違うでしょう。シャンプーができるようになったら美容師としてOK、と思うなら、もっと早い期間になります。

一概に何年と決められませんが、上記で紹介した期間は、あくまで目安として捉えておきましょう。

美容師になるための必要な費用

美容師は技術職のため、どうしてもある程度の費用を準備しておく必要があります。その費用を計算するためには、「専門学校」と「就職後」の2つに分けると、わかりやすくなるでしょう。

専門学校 就職後
  必要な費用
  • 昼間制:200万円前後
  • 通信課程:70万円前後
  • ハサミ代:50,000円前後
  • シザーケース:4,000円前後
  • 練習用ウィッグ:2,000円~7,000円
  • クランプ:3,000円~5,000円 など

専門学校に通うとなれば、学費が必要不可欠です。その費用は学校によってかなりの違いがありますが、上記を目安にするといいでしょう。国家資格の練習のための機材や教科書代など、美容師ならではの準備物が多いため、学費としては高めです。

また美容師としてサロンに就職すれば、実践用の準備物も増えます。つまり美容師になるには、それなりの資金が必要になるので、あらかじめ用意しておきましょう。

美容師になるための勉強方法

美容師になるための勉強方法

美容師になるためには、ある程度の勉強が必要になります。しかし独学で美容師になれるものではありません。それは美容師の専門学校に入って、国家資格を取得する必要があるからです。つまり美容師になるための勉強に関してのゴールは、「国家資格の取得」と思っていいでしょう。

そこで美容師になるための、国家資格の勉強方法について紹介します。

大学・短大から美容師を目指す

まず大学や短大に入学した人が、美容師になるための勉強方法です。

そもそも大学や短大には、美容師になるための勉強を教えてくれません。独学で勉強をする人もいるでしょう。しかしそれだとほとんどの場合は国家資格を取得できないので、次のように勉強をする環境を作ってしまうのがおすすめです。

  1. 美容師の専門学校(通信課程)に入学する
  2. 土日の大学や短大の授業がない日に専門学校へ通う
  3. 専門学校では実技の勉強に集中する
  4. 座学の授業ではポイントだけは押さえておく
  5. 平日の隙間時間に国家資格の座学を勉強する

上記はひとつの例ですが、うまく時間を割り振って勉強すると、大学や短大に通っていても国家資格を取得できます。

専門学校から美容師を目指す

美容師の専門学校だけに通っている人は、ほぼ国家資格を取得できるでしょう。その理由は理容師美容師試験研修センターの「過去の試験実施状況」を見ればわかります。

美容師国家試験

第39回~第43回 美容師国家試験結果

引用元 過去の試験実施状況|理容師美容師試験研修センター
  合格率
第41回美容師国家試験 85.1%
第40回美容師国家試験 58.1%

合格率にかなりの差が出ていますが、これは試験の実施時期が違うからです。

合格率が高い第41回は、2月に実施しています。この時期には、多くの専門学校の学生が試験を受けています。しかし第40回では8月に実施されているため、受験しているのは専門学校の学生以外の人です。つまり専門学校に通っていれば、8割の人が国家資格を取得できるでしょう。

無理に勉強法を見つけるより「学校の授業をしっかり聞いて復習すること」。これができていれば、自然と美容師になれるはずです。

通信制の学校から美容師を目指す

同じ専門学校でも、通信制に通っている人は勉強法を考えたほうがいいでしょう。それは働きながら、国家資格に挑むことになるから。仕事で覚えなければいけないこともある上に、国家資格の勉強もしないといけません。

ではどのように勉強すればいいのでしょうか?

とにかく「国家資格の勉強」に関しては、「実践で覚えた内容と別」だと意識するのが大切になります。つまり国家資格の勉強をするために、時間を作るようにしたほうがいいわけです。

  • 仕事終わりに勉強
  • 早朝に勉強

通信制に通っているなら、これらのどちらかになるでしょう。教科書を1日のうちに1回は開くクセを付ける習慣をつけてください。

もちろん実技の練習も大事なので、これも1日に1回は触れる機会を設けるのがポイントです。これを毎日続けると、美容師になれます。そもそも美容師になった後も毎日練習が必要になるので、覚えておいて損はありません。

美容師国家試験から就職までの道のり

美容師国家試験から就職までの道のり

国家試験は、美容師になるためにかなり重要です。そして国家資格を取得したからといって、誰でも簡単に就職できるわけでもありません。そこで美容師になるための道のりについて、簡単に紹介するので参考にしてください。

専門学校入学から国家資格取得まで

まず美容師になるためには、国家資格を取得するために専門学校に入学する必要があります。専門学校にも様々な学校があり、特徴も全然違うので、自分に合った学校を探しましょう。

【学校選びで重要なポイント】

  • カリキュラムをよく見る
  • 自分に合った学部があるか確認
  • 就職率もついでにチェック

専門学校選びで一番重要なのは、カリキュラムです。

専門学校の中には、ただ国家資格の勉強を教えるだけの学校も多くあります。しかし中には就職後に使えるパーソナルカラーの授業や接客に関しても教えてくれる学校もあるため、好みに合わせて学校を選びましょう。もちろんその分、学費が高くなる傾向があるので、美容師としてどのように目指すかによって学校選びをするのが一番です。

カリキュラムが豊富でも、専門学校の最終目標は同じ「国家資格の合格」。実践は就職してからでも学べるので、入学後は国家資格の勉強を必ず怠らないようにしてください。

国家資格取得から就職まで

国家資格を取得できれば、サロンに就職できます。専門学校の成績がいいからといって就職に有利になるかといえば、そこまで意味はありません。就職してからの働きぶりを先輩美容師たちは見ているので、一生懸命働きましょう。

  • 注意されたらメモを取る
  • わからないことは積極的に質問する
  • 見て覚える習慣を付ける

就職してからは、上記のように意識すると仕事をスムーズに覚えられます。受動的に動いていると、成長はあまりありません。自分から仕事を覚える姿勢を見せれば、先輩美容師の印象もよくなるため、逆に仕事を教えてくれるようになるでしょう。

美容師の資格が生かせる職場

美容師の資格が生かせる職場

美容師になるには国家資格が必要ですが、取得後に美容師になる必要はありません。美容師の国家資格は他の仕事でも活かせるので、うまく活用してみてください。

  • ヘアメイクアーティスト
  • アイリスト
  • ビューティーカウンセラー など

基本的に、美に精通する仕事は免許をもっていると有利でしょう。首から上を施術する場合は、美容に関する仕事なら、美容師の国家資格が必要だからです。

専門学校の通信制の中には、美容師ではなく、お店でまつ毛エクステをするのに必要だからと、入学している生徒もいました。それだけ美容師の国家資格は、一般的には信頼度が高い資格というわけです。



美容師になるには専門学校に入学して国家資格を取得しよう

美容師になるには独学で勉強しても、ほとんど失敗してしまいます。それは国家資格でつまづいてしまうから。専門学校だと、国家資格の勉強法を正しく教えてくれるので、合格率がアップできるでしょう。つまりどんな状況でも、美容師の専門学校に入学してください。通信課程や夜間課程など、専門学校側も通いやすい方法を準備してくれています。

もちろん社会人でも、目指すのは遅くありません。その場合は、無理をしないように、夜間課程で専門学校に通いましょう。今の仕事を辞めずに、美容師を目指せます。

どんな状況でもとりあえず手に職を付けたいのなら、専門学校に通うのがおすすめです。不安なら専門学校に問い合わせると、美容師になるための具体的な方法について教えてくれるでしょう。
 

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メガネセキ美容室オーナー、ライター、元美容師

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美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。
地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。

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