ヘアカラーを決めるときに大事なのが「明るさと髪色」です。このバランスを考えて染めないとせっかくお金を出して美容室に行ったのにガッカリな結果に…。
そこで今回は、男性に絞ってメンズで髪色を決めるときのコツを紹介していきたいと思います。これから夏に向けてヘアカラー予定の人は参考にしてみてくださいね。
メンズの髪色で人気のカラーは何色?
メンズの髪色で人気なのはグレー、シルバー、アッシュのような「寒色系ヘアカラー」です。みなさんの周りでも「暗めの透明感のある色がしたい!」みたいに言われているお友達とかいませんか?
寒色系ヘアカラーと、他にもおすすめの髪色があるので合わせて紹介をしていきます。
ブラウン系
ブラウン系はメンズの方で「初めてのヘアカラーだから奇抜な髪色にしたくない」と思われている人におすすめです。
ブラウン系は分かりやすく言うと茶色のことを指します。さらにブラウン系のヘアカラーは、どんな人も似合うという魔法のような色なんです。その理由は、人間の瞳の色と関係しています。
ヘアカラーの色を選ぶときのひとつの基準として「瞳の色と近い髪色にすると似合う」という考え方があります。人間の瞳の色は黒に見えますが、よく見るとうっすら茶色です。そのため、瞳の色と近いブラウン系のような茶色はとても似合わせがしやすいんです。
もし、メンズでヘアカラーの髪色を決めきれない人は、ブラウン系を選べば失敗はありません。
アッシュ系
アッシュ系はメンズの髪色の中でも人気の色です。アッシュ系といえば「独特の透明感のある色のヘアカラー」が特徴だと思います。
ただし注意点があって、黒髪からブリーチなしでアッシュ系に染めるのはやめましょう。なぜかというと、アッシュ系は染める前の髪が明るくないと透明感が出てくれないからです。黒髪の状態でアッシュ系に染めても、透明感が出ずにくすんだ茶色っぽい感じになります。
もし、インスタグラムによく載っている暗めの透明感のある髪色をイメージしていたら難しいです。
アッシュ系に染める場合は「ブリーチをする」もしくは「染める前の髪がもともと明るい」のどちらかがセットになってきます。担当する美容師さんとよく相談をして髪色を決めていきましょう。
パープル系
パープル系ヘアカラーはメンズの髪色で個人的にかなりおすすめです。あまりメンズの髪色でパープル系にヘアカラーをする人は少ないと思います。読者の方もパープル系と聞いて「えっ!紫になるの!ヤンキーみたいじゃない?」と頭をよぎりませんでしたか?
パープル系と言っても茄子のような紫になるわけではありません。パープルという色はアッシュ系とレッド系の中間の色になります。アッシュ系独特のくすみのある透明感とレッドの鮮やかに発色する彩度の良いとこ取りができる色なんです。
「ちょっと髪色を変えたいな」と思ったときに、パープル系ヘアカラーを試してみてはどうでしょうか。
ハイトーン系
ハイトーン系ヘアカラーで染めると、どの色にも透明感が出てきます。その代わりにブリーチが必須となってくる場合が多いのです。黒髪からブリーチなしでハイトーンカラーに染めようと思ったら難しいので、思い切ってブリーチに踏み切りましょう。
最近では、SNSを中心に淡くて薄いハイトーンな髪色が人気です。淡くて薄い色はブリーチ1回で染めるのが難しくブリーチが2回くらい必要になってきます。
ブリーチ回数が増えれば髪へのダメージも増すのでトリートメントなど髪のケアが必須です。ハイトーン系ヘアカラーをしたいメンズは髪色を決めるときに「ブリーチ」と「髪のケア」のことも考えて色選びをしましょう。
その他の髪色
おすすめのメンズの髪色を紹介しましたが、読者の中には「これまでに紹介していない他の髪色は、あまりおすすめじゃないの?」と思っている方もいるかもしれません。そんなことはないので安心してください!
ただ、その他の色に関してはファッションやヘアカラーをする人の雰囲気で違ってくることが多いです。担当する美容師さんとカウンセリングをするときに自分に似合った色を決めていけばいいと思います。
メンズの髪色ブリーチなしでも変えられる?
メンズの髪色をブリーチなしで変える場合は条件があります。それは「染める前の状態が黒髪ではないこと」です。先ほども説明をしましたが黒髪からメンズがヘアカラーをした場合、どうしても茶色っぽくなってしまいます。
もちろん、黒髪からアッシュ系やマット系などに色を変えることは可能です。ただ、黒髪からだと変化がわかりづらいと思います。そのため「期待と違った!」となるケースが多いです。メンズの髪色をブリーチなしで変えるなら、そのことを理解しておくといいでしょう。
SNSに出てくるブリーチなしのヘアカラーの注意点
ヘアカラーのカウンセリングを取るとき、お客様から見せられるのが「ブリーチなしヘアカラー」の画像です。ブリーチなしヘアカラーで検索された方は知っていると思うんですが、ブリーチなしとは思えないような鮮やかな髪色が検索されます。
お客様はその鮮やかな髪色を見て「この色ってブリーチなしでもできるんだ!」と思い、保存して美容室に持ってきます。そこで起こる問題が「このヘアカラーはブリーチしてますよ!」と美容師さんから言われることです。もしかしたら、経験がある人もいるかもしれません。
この「ブリーチなし ヘアカラー」で検索して持ってきたのに「ブリーチが必要」と言われるって不思議ですよね?
実は、ネットにある「ブリーチなし ヘアカラー」のほとんどが「今回はブリーチなし ヘアカラー」という場合がほとんどなんです。つまり、前回ブリーチして色落ちした髪色を使い、今回はブリーチなしで染めているという意味です。本当に紛らわしいので僕も止めてほしいと思っています。
もし美容室に「ブリーチなし ヘアカラー」で検索して持って行く方は、注意しましょう。
ズバリ髪色でメンズが女子ウケしやすいカラーとは
いろんなヘアカラーの中でも女子ウケしやすいメンズの髪色があります。髪色だけで雰囲気も変わってくるので「彼女が欲しいな!」みたいに思っている方は参考にしてみてください。女性のいる職場で働いている方もチェックしておいて損はないです。
メンズの髪色で女子ウケを狙うために抑えるポイント
女子ウケを狙う上で髪色って、実はそこまで関係ありません。大事なのは「清潔感」です。清潔感のない髪色は女性から嫌われてしまいます。
清潔感のある髪色にする場合のポイントは「ヘアカラーの頻度」です。メンズの髪色を明るくしたり、暗くしたりするのは自由で良いと思います。大事なのがヘアカラーをしたら、まめに染めることです。
根元が伸びている状態や、白髪がたくさん生えている状態だと清潔感のない印象になります。特にブリーチを使った明るいヘアカラーをするときは、根元が伸びてくるとかなり目立つので危険です。
たまに「根元の地毛が伸びきって毛先だけ金髪になった人」を見かけませんか? あのような髪色の状態だとヘアカラーすることで清潔感がなくなり、逆効果になってしまいます。
ヘアカラーの頻度としては、男性は髪が短いので1ヶ月~2ヶ月周期で染めるのが理想的です。女子ウケを狙うなら朝、鏡で髪色を見て清潔感があるかどうかを確認して出かけるようにしましょう。
メンズの髪色の決め方
気になるメンズの髪色の決め方です。髪色を決めるときに「明るさ」と「色落ち」の2つを意識して決めるのが良いと思います。この2つについて説明をするので参考にしてみてください。
メンズの髪色は明るさが大事
メンズの髪色を決めるときに社会人や学生さんでアルバイトしている方が多いと思います。そこで問題になるのが「明るさの制限」ではないでしょうか? あまりに明るい髪は仕事でNGが出てしまうからですね。
こんなときは、まず髪色を決めるよりも先に明るさを決めておくと、美容室でのカウンセリングがスムーズにできます。明るさが8トーンまでしかできない場合は、美容師さんに「8トーンくらいで染められるアッシュ系は何がありますか?」みたいな感じに聞いてみましょう。
そうすることで、美容師さんも提案がやりやすくなるのでイメージの共有がしやすいです。
メンズの髪色は色落ち後まで計算する
メンズの髪色を決めるときに大事なのが色落ち後の色! なぜかというと、ほとんどの人のヘアカラーは色落ち後の髪色でいる状態のほうが長いからです。
染めたばかりはキレイな色だけど、色落ちしたら「髪が明るくなりすぎた!」みたいなになっては本末転倒。美容師さんとカウンセリングを取るときは、「色落ちしたら、どんな色になりますか?」と一言聞くようにしましょう。それだけで失敗のリスクがぐんっと下がります。
ヘアカラーでメンズの髪色を決めるならカウンセリングをしっかりする
今回のテーマ「メンズの髪色で悩んだらプロに相談!現役美容師がカラーをアドバイス」のついての内容をまとめていきます。
- 初めてヘアカラーをするならブラウン系
- アッシュ系は黒髪から染めると透明感が出づらい
- パープル系はアッシュとレッドの中間色で2つの色の良いとこ取りができる
- ハイトーンカラーはブリーチが必須
- ネットにあるブリーチなしカラーはブリーチしている場合があるので注意
- ブリーチなしで黒髪からヘアカラーをしても茶色っぽくしか発色しない
- ベースの髪色が明るいとブリーチなしでも発色が良い
- メンズの髪色で女子ウケを狙うなら清潔感が大事
- メンズの髪色を決めるときは「明るさ」と「色落ち」に注目する
メンズの髪色について、いろいろ説明してきましたが、あくまで目安としてとらえてもらうと良いかもしれません。それは、染める方の雰囲気や髪の状態を私自身が知らないからです。一番良いのは、今回の内容を知った上で担当する美容師さんと密にカウンセリングを取ることだと思います。
これからヘアカラーを検討している人の参考になれば嬉しいです。
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