ダブルカラーとは?ブリーチなしもある?ワンカラーとの違いも解説

髪色をガラッと変えたいときにオーダーするダブルカラー。
実際はどんなメニューなのか知らない人も多いです。
そこで今回は「ダブルカラーとは?ブリーチなしもある?ワンカラーとの違いも解説」というテーマでシェアをしていきます。
ダブルカラーをするなら、メリットやデメリットを知った上で染めるのがおすすめ!

美容院でよく聞くダブルカラーとは


美容院を予約するときに、ネットでどのメニューを選んだらいいか迷った経験ありませんか?
「自分がやりたい髪色がどのメニューなのか?」って意外と分かりづらいです。
おそらく、多くの人が「とりあえず、ダブルカラーかな…」みたいな感じで選んでいると思います。
まずは、ダブルカラーがどのようなメニューか紹介していきます。

ダブルカラー=「ブリーチ+カラー」

ダブルカラーとは、その名の通り2回に分けて染めるカラーです。
その2回とは、ブリーチとカラーになります。
ダブルカラーの手順としては以下の感じです。

  1. ブリーチで髪を脱色する
  2. 明るくなった髪にオンカラーをする

ブリーチをすることで、透明感のある髪色が可能になります。
また、ビビットな髪色にもできます。
つまり、ダブルカラーはブリーチをすることで選べる髪色の幅が広がるんです。

ダブルカラーとワンカラーの違い

ダブルカラーとは、先ほども説明した通り「ブリーチ+カラー」になります。

そして、ワンカラーとはブリーチをしないカラーのみのメニューです。
ワンカラーは、ブリーチがないため髪への負担が少ないです。
その反面、カラーの幅が狭くなるデメリットもあります。

ダブルカラーのメリット

ここではダブルカラーのメリットについて解説します。
これからダブルカラーを予定されている方は、参考にしてください。

透明感が出せる

日本人の髪は、赤みが強い特徴があります。
ブリーチなしのカラーだと、どうしても茶色っぽくしか染まりません。

特にシルバーのような透明感のある髪色は、ブリーチが必須になってきます。
そのようなときにダブルカラーを使えば、頑固な赤みを消してシルバーも可能です。
赤みが消えた髪は、自然と透明感のある髪色になります。
そのため「美容室に行っても毎回、赤茶っぽくなるな…」と悩んでる方にこそ、ダブルカラーはおすすめです。

ハイトーンカラーを出しやすい

ハイトーンカラーは、絵の具で塗ったような発色の良い髪色を指します。
ブリーチをしない状態だと、ハイトーンカラーは難しいです。
SNSで人気の淡くて薄いハイトーンカラーには、ブリーチが欠かせません。
美容院でハイトーンカラーを希望するなら、ブリーチのできるダブルカラーを選びましょう。

カラーの幅が広がる

これまで説明してきた通り、ダブルカラーをするとカラーの幅が広がります。
それほどブリーチありとなしでは、提案できるカラーが変わってくるんです。
SNSに載ってるようなカラーを希望の方は、ダブルカラーを積極的に選んでいきましょう。
ブリーチなしのワンカラーで美容院を予約しても、希望の髪色にするのは難しいです。

ダブルカラーのデメリット


カラーの幅がグッと広がるダブルカラー。
しかし、メリットばかりではありません。
ダブルカラーをすることでのデメリットも存在します。
ダブルカラーを選ぶなら、デメリットを受け入れた上で染めましょう。

髪が傷むリスクが高い

ダブルカラーとは、ブリーチを含むカラーです。
そのため、髪への負担は大きいです。
特に以下のようなメニューをされている方は注意してください。

  • 繰り返しのブリーチ
  • 縮毛矯正
  • 黒染め

このどれか1つでも当てはまったら、担当する美容師さんに相談しましょう。
なぜなら、ダメージで髪が切れてしまう可能性があるからです。
どんなに可愛いカラーでも、髪が傷んで見えたら魅力が半減します。
ダブルカラーをする上でのダメージ管理は必須です。

カラーの色落ちが早い

ダブルカラーはブリーチをするため、色落ちが早くなります。
1週間で5割近くの髪色が落ちます。
この色落ちに関しては、どのカラー剤を使っても大差はありません。
それほど、ブリーチをすると色落ちが早くなるんです。
ダブルカラーとは「キレイに染まるが色落ちも早くなる」と覚えておきましょう。

ワンカラーより施術時間・費用がかかる

ダブルカラーとは2回に分けて染めるため、施術時間や費用は増えます
さらに美容院によって時間や費用もバラバラです。
相場的にダブルカラーは、ワンカラーの1.5倍以上は費用が増えます。
施術時間に関しても2倍近くかかるため、事前確認が大事です。
不安な場合は、美容院に確認してみましょう。

ダブルカラーのデメリット部分はカバーできる

ダブルカラーとは、メリットやデメリットが存在するカラーです。
できることならデメリットを少しでも減らしたいと思いませんか?
ここでは、ダブルカラーのデメリット対策を解説していきます。

髪が傷むリスクを軽減するには

私は現役で15年以上、美容師をしています。
お客様の全体の8割がカラーです。
そんな私から見て髪のダメージを軽減させるには、アイテムよりも美容師さんの腕次第な気がします。

一般的には「トリートメントのようなアイテムを使えば、髪のダメージを抑えられる」と思われがちです。
「人気のヘアケア剤を使ってるから、あの美容院にしよう!」みたいに選ぶ人が一定数います。
しかし、大事になってくるのはいかにダメージを抑えてダブルカラーをするかです。
トリートメントのように髪が傷んでからヘアケアをするのではダメです。
髪が傷みづらいカラー剤選定などが最も大事と言えます。

そんなカラーのダメージを抑えてくれる美容師さんの選び方も紹介します。
それはSNSでカラーに特化した情報発信をされてる美容師さんを見つけることです。
SNSの画像が全て、カラーで埋め尽くされてるような美容師さんが良いです。
カラーに特化した美容師さんなら、髪の状態を見ながらヘアケアを提案してくれます。
「大事なのはヘアケアアイテムではなく、美容師さん」ということを忘れないようにしてください。

ダブルカラーの色持ちをよくするには

ブリーチを使うダブルカラーは、色落ちが早いです。
この記事中でも説明しましたが、ブリーチを使うと1週間で5割近く色落ちします。
そんなダブルカラーの色落ちを防ぐ方法は2つです。

  • カラーシャンプーを使う
  • 濃いめの色で染める

カラーシャンプーは、色落ちした髪に色素を補給してくれます。
ダブルカラーをするなら必須のアイテムです。

また、あえて濃いめに染めるのもおすすめです。
色落ちを計算して濃いめに染めてみましょう。
そうすることで、色落ちを遅くできます。
濃いめに染める場合は、担当する美容師さんと相談して決めるのが大事です。
なぜなら、ダブルカラーで色を濃いめに入れすぎると、希望の髪色と全く違う色になる可能性があるからです。

ブリーチなしのダブルカラーもある

ダブルカラーとは「ブリーチ+カラー」と説明してきました。
しかし、美容院や染めたい色によってはブリーチをしない場合もあります。
特にオレンジやレッドのような暖色系は、ブリーチなしでも染まりやすいです。
逆に寒色系は、ブリーチが必須になってきます。
「ダブルカラーとは染めたい髪色によって、ブリーチをしない場合もある」とだけ覚えておきましょう。

ダブルカラーでできるおすすめスタイル


ダブルカラーでできるおすすめの髪色を5つ紹介していきます。
これからダブルカラーを予定している読者は、参考にしてみてください。

ベージュ系

ダブルカラーの王道とも言えるベージュ系!
ベージュ系は柔らかさが特徴の髪色です。
さらに肌の色と髪色が近いので自然に馴染んでくれます。
ダブルカラー初心者で「どの色にしようか迷ってる!」みたいに人にぴったりの髪色と言えます。

ピンク系

ピンク系のダブルカラーは、人気の髪色です。
傾向としては、ビビットなピンクよりも薄くて淡い感じが人気!
ひと昔前のピンク系と言えば、キュートな髪色のイメージが強かったです。
しかし、現在の薄くて淡いピンク系はキュートの中にもクールっぽさを演出してくれます。

オレンジ系

ダブルカラーで染めるオレンジ系は、柔らかさとインパクトの両方を演出してくれます。
オレンジ系は発色が良いため、一気に雰囲気も変わります。
透明感も高くエッジの効いたオレンジ系ですが、ブリーチの経験がない人でも似合わせは簡単です。
薄くて淡い色よりも、インパクトのある髪色にしたい人におすすめです!

パープル・ラベンダー系

パープル・ラベンダー系の最大の特徴は、圧倒的な透明感と色落ちの良さです。
パープル・ラベンダー系は、カラーの中でもトップクラスに透明感がある色です。
透明感を重視したい人に、染めてもらいたい髪色と言えます。

さらに色落ちも非常に良いです。

パープル・ラベンダー系で染めると、色落ちするときに黄ばみを除去してくれます。
その結果、色落ちしても透明感のあるミルクティーのような髪色になるんです。
色落ちまで楽しみたい人は、パープル・ラベンダー系で染めてみましょう!

ブルー系

他と差をつけたいならブルー系がおすすめです。
個性的で透明感のあるブルー系は、ヘアスタイルを一気におしゃれにしてくれます。
しかし、ブルー系はダブルカラーのようなブリーチ1回では染まらない可能性もあります。
なぜなら、ブルー系はカラーの中でも染まりづらい色だからです。

確実にブルー系で染めるなら、ブリーチが2回必要になってきます。
ブリーチ回数が増えると、髪へのダメージも不安ですよね?
担当する美容師さんとよく相談してから、ブルー系で染めてみましょう。
また、ブルー系に近いネイビーのような髪色だったら、ダブルカラーでも十分に染まります。
なるべく、ブリーチ回数を減らして染めるならネイビーも視野に入れると良さそうです。

ダブルカラーとは基本的にはブリーチ+カラーのこと

今回のテーマ「ダブルカラーとは?ブリーチなしもある?ワンカラーとの違いも解説」についてまとめていきます。

  • ダブルカラーとは「ブリーチ+カラー」を指す
  • ダブルカラーすると染められるカラーの幅が広がる
  • 赤みの強い日本人の髪は透明感のある色になりづらい
  • ダブルカラーは色落ちが早い
  • ブリーチを使うダブルカラーは髪への負担が大きい
  • ダブルカラーの色落ちはカラーシャンプーを使う
  • ダブルカラーをオーダーするならカラーに特化した美容師さんを選ぶ

透明感のある髪色を希望するなら、ダブルカラーは必須です。
一度、担当する美容師さんと相談してみてはどうでしょうか?
この内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
 

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宇井一八フリーランスヘアスタイリスト兼ウェブライター

投稿者の過去記事

福岡理容美容高等専門学校を卒業。2店舗のサロンを経て2017年にフリーランスのヘアスタイリストとして活動をスタート。カラー比率は、80%以上でブリーチを使ったカラーや明るい白髪染めなど、あらゆるヘアカラーが得意分野。
現在は、ヘアスタイリストとして活動の傍らウェブライター業や百貨店とUUU計画(ユーケイカク)という名前でアートイベントの主催を運営中。
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