ゆらぎ肌とは?春に多い原因とスキンケアでの対策法を紹介

季節の変わり目になると、「肌の調子が悪いな」と感じる事がありませんか。この肌不調は、あらゆる原因から引き起こされる「ゆらぎ肌」と呼ばれる症状かもしれません。
敏感肌と比較すると、ゆらぎ肌を知っている人は少ないと思いますが、放っておくとケア不足などで慢性化してしまいがちです。
この記事では、ゆらぎ肌について解説します。

季節の変わり目によく聞く「ゆらぎ肌」とは

季節の変わり目あたりになると、「ゆらぎ肌」と言う言葉を聞くことが多々あると思います。ですが、この言葉にいまひとつピンとこない方もいるでしょう。ここでは、「ゆらぎ肌とはどのような肌なのか」に加え、原因や対策について説明します。

「ゆらぎ肌」ってどんな状態?

温度や湿度などの外的要因によって、肌のコンディションが左右されることを「ゆらぎ肌」と言います。そのほか、ストレスや生活習慣などの内的要因などが複合的に関係して起こることもあります。

ゆらぎ肌と敏感肌の違い

ゆらぎ肌と間違いやすいのが、「敏感肌」です。確かに症状は似ているものの、この2つは、はっきりとした違いがあります。ゆらぎ肌は主にその時の環境に左右されるため、例えば花粉症の時期だけ肌が痒くなるなど、一時的な症状であることがほとんどです。
一方で敏感肌は、生まれつきな要因が大きく、元々幼い頃から肌が弱いなど、慢性的症状傾向が強い肌のことです。
「ゆらぎ肌」は「一時的」、「敏感肌」は「慢性的」と覚えておくとわかりやすいでしょう。

ゆらぎ肌セルフチェック

「もしかしてゆらぎ肌かも…」と思ったら、下のセルフチェックを試してみましょう。
あてはまる項目が5〜7つ程あると、ゆらぎ肌の可能性が高くなります。

  • 花粉症で、肌がピリピリしたり、痒くなっていたりする
  • 何年も使用していたスキンケアが突然合わなくなった
  • 化粧水の浸透が鈍くなった
  • ファンデーションやメイクのノリが悪い
  • ファンデーションの色が合わなくなった
  • 生理前に肌荒れしやすい
  • 妊娠中や更年期世代で肌の悩みがある
  • 傷跡や吹き出物跡がなかなか薄くならない
  • 目の下のクマや顔全体にくすみがある
  • 以前よりも睡眠不足である
  • 職場の空調で肌が乾燥する
  • ファストフード、外食などをとる機会が多くなった
  • ストレスを感じる事が多くなった

ゆらぎ肌を招く原因


ゆらぎ肌を招く原因は、外的要因や内的要因などさまざまです。また、これらが複合的に重なって起こることもあります。
主な原因を詳しく見ていきましょう。

花粉や紫外線、乾燥など外的なもの

例えば春は、スギ植物などの花粉が飛散しやすくなります。よくこの時期、話題に上る花粉症とは、鼻水やくしゃみ、目の痒みなどが現れる症状を指しますね。この花粉、実は肌に痒みやカサつきを生じさせる原因でもあるのです。この時期だけこのような症状が出やすくなるという方は、花粉の影響で肌がゆらいでいる可能性があります。

また、紫外線もゆらぎを引き起こす最大の原因です。紫外線といえば夏のイメージが強いですが、実際は1年中降り注いでいるため、年間を通じて対策が必要です。特にゴールデンウィーク頃から次第に強くなり始めるので、より一層のケアを心掛けましょう。

ストレスや緊張など心理的なもの

心理面と肌は密接な関係にあります。ストレスなどで心理面がダメージを受けると、肌の
新陳代謝が落ち、乾燥や落屑などが生じやすくなります。逆に、肌の調子が悪いと顔色がくすんで見えたり、メイクが綺麗にのらなかったりするため、心理的なダメージにつながることがあります。

このように、ストレス過多の状態が肌に不調をもたらすケースも十分に考えられます。

偏った食事や睡眠不足

食事や睡眠などの生活習慣の乱れも、ゆらぎ肌発症の原因になる事があります。

例えば、ジャンクフードなどの油分の多い食事は吹き出物や毛穴を目立ちやすくしてしまいます。また肉、魚、野菜、果物などの不足は、肌のツヤや弾力などに必要な栄養素の不足につながります。
睡眠が不足した場合は、肌を美しく導く成長ホルモンの分泌がスムーズにいかなくなるため、肌の不調につながります。

年齢や妊娠、生理などによるホルモンバランスの変化

女性の一生は、女性ホルモンの変化で支配されていると言っても過言ではないでしょう。生理前になると肌荒れを起こしやすくなるのもそのひとつです。
また、妊娠中はシミが濃くなり、更年期世代ではハリが低下しやすくなるなど、ホルモンバランスと肌状態は深くかかわり合っています。

ゆらぎ肌の対策方法、スキンケアポイント

ゆらぎ肌の原因が理解できたところで、スキンケアのポイントをいくつかご紹介します。
外面と内面の両方から対策する事で、ゆらぎ肌を緩和することが可能になります。

肌の調子が悪いときは洗顔をしすぎない

過度な洗顔は、皮脂を減少させ、肌の水分が蒸発しやすくなります。そのため、肌の調子が悪い時は、以下のような手順で摩擦をかけないように洗う事が大切です。
洗顔は、朝・晩の1日2回で十分です。

  1. きめ細かな泡タイプの洗顔料を用意します
    (ペーストタイプでも、泡立てネットなどを使えばきめ細かな泡が立ちます)
  2. Tゾーン → 頬 → 口元 → 目元の順で、こすらず、撫でるように洗います
  3. 人肌温度のぬるま湯で、洗い残しのないようにすすぎます

洗顔後は保湿ケアをする

洗顔後はすぐに化粧水や乳液などで保湿します。

化粧水は手のひらやコットンで、肌の上を滑らせるように丁寧につけていきましょう。特に目や口の周りはよく動く部位なので、重ね付けするなど念入りなケアが必要です。
また化粧水は、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分が配合されたタイプがおすすめです。

紫外線対策をしっかり行なう

ゆらぎ肌の原因でいちばん注意したいのが、外的要因のひとつである紫外線です。
紫外線は、シミ、シワ、乾燥、たるみなど、さまざまな肌劣化を引き起こします。夏だけでなく、一年を通して対策を心掛けてください。
紫外線対策用の化粧品は、生活スタイルや用途に合わせてセレクトするといいでしょう。

その際、参考になるのが商品に表示されている「SPF」と「PA」です。

SPF:皮膚に炎症やシミ、ソバカスなどを引き起こす原因になるUV-B(紫外線B波)をブロックする指数です。最高値は50(それ以上は50+と表記)で、数値が大きいほど防御効果が高くなります。
PA:皮膚のシワやたるみの原因となるUV-A(紫外線A波)をブロックする指数です。「+」の数で表示され、多いほど防御効果が上がります。

  • 日常的に使用する紫外線化粧品
    買い物や洗濯干しなどの日常生活レベルであれば、SPF20、++ を目安にUVカットを選びましょう。また、顔との色差を防ぐため、首までしっかり塗るようにしてください。
  • 山海などレジャーで使用する紫外線化粧品
    山海などの紫外線が特に強い場所では、SPF50以上、++++程度を目安にUVカットをセレクトするのがいいでしょう。
  • UV対策商品を組み合わせる
    紫外線対策は、UVカット商品だけではありません。下地、ファンデーション、リップクリームなどにも紫外線対策成分が配合されていることがあります。これらの商品を合わせて使えば、さらにUV対策の効果が高まります。

生活習慣の見直しも大切

食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直すことで、体の内面からゆらぎ対策を行なうことも有効です。

  • バランスのとれた食事
    バランスの良い食事をとり、あらゆる面から肌の代謝やシミ予防などの対策を意識しましょう。中でも、皮膚を健康的に保つ作用のあるビタミンB群を筆頭に、血流を高めるビタミンEなどは効果的です。足りない栄養素は、サプリメントなどを活用するのも良いかもしれません。
  • 質の良い睡眠
    質の良い睡眠は、美肌をつくる成長ホルモンの分泌を活発にします。22時〜深夜2時までの間はゴールデンタイムとも呼ばれ、特に美肌に関係するホルモン分泌が盛んになります。なるべく、この時間帯に睡眠をとるようにしましょう。
  • 適度な運動
    ウォーキングや、ストレッチなど、簡単な運動を続けるだけでも、肌の新陳代謝が良くなります。また、運動により適度な汗をかくため、毛穴の老廃物排出も期待できます。
  • 上手なストレス解消法
    ストレス社会の今、誰もがなんらかのストレスを抱いているでしょう。溜まったストレスをそのままにしておくと、肌にもさまざまな症状が現れます。そのため、読書や映画鑑賞、スポーツ観戦など、自分に合った方法でストレス解消法を見つけてください。そうすれば、質の良い睡眠がとれるだけでなく、食欲も沸いて栄養素も摂取しやすくなるなど、肌にもいい影響を与えてくれるようになります。

日常生活を変えればゆらぎ肌は改善できる!

私たちの肌状態は、取り巻く環境によってくるくる変化します。そんな「ゆらぎ肌」は、女性にとって避けられない症状でもあります。
しかし、ここで述べたようなあらゆる対策で回避する事ができます。
「ゆらぎ肌は仕方のない症状」と諦めずに、スキンケア法や生活習慣を変える事で、ゆらぎ肌と上手に付き合っていきましょう。
 

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ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。

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