肌トラブルが深刻化してくると、「今までのスキンケアでは不足しているのかも…」と思ってしまいますね。「化粧水や乳液などの基礎スキンケアだけでは、肌のカサつきやシワ・たるみなどの緩和が期待できない」という方も多いです。そんなときに思いつくのが、美容液です。美容液と聞くと、「高価」「即効性」というイメージをおもちの方もいます。一方で、美容液の効果や使用順番の違いを理解しないまま使用している方も多いです。ここでは、美容液と乳液の違いや、使用順番や効果などについて詳しく解説します。
美容液と乳液、どちらを先につけるべき?
美容液をスキンケアに追加することで生じる疑問のひとつに、美容液と乳液の順番があげられます。美容液を購入したけれど、乳液の前につけるのか後につけるのかわからない、と思っているユーザーもいます。
使用順番を間違えると、成分の浸透性や効果に悪影響を及ぼしてしまうため、美容液を使う順番を厳守することはとても重要になります。
結論から言えば、美容液をつける順番はその製品によって違います。美容液を購入するときに、販売員から使用順番の説明をしっかり聞くことが大切です。また、通販や店員不在の店で購入した場合は、商品の箱裏や説明書の説明書をしっかりと確認しながら、使用順番を厳守してください。
美容液と乳液の違いと役割
美容液と乳液それぞれの役割を把握していないと、間違ったスキンケアを継続してしまいがちです。「美容液があるから乳液はいらないでしょ?」「乳液までつけているから美容液は必要ないよね」など、誤った認識でスキンケアをしてしまえば、肌状態は正常な状態に保てなくなります。
では、混同しやすい美容液と乳液の違いを、それぞれの役割を検証しながら見ていきましょう。
美容液の役割・効果
美容液と一括りに言ってしまいがちですが、美容液には様々な種類があります。肌悩みや肌質、肌年齢に合わせて役割や効果に違いがあります。美容液を選ぶときは、自分の肌悩みや肌質を考え、今の肌にとって何が不足し、補充しなければならないのかを熟知しておく必要があります。
現在の美容液は、主に以下のような種類があるため、早めに使用することで早急な肌悩み緩和につながります。
❶乾燥・小じわ対策(リフトアップケア)
美容液というと、乾燥やシワ対策として使い始める方が多いでしょう。特に、秋冬の乾燥シーズンをきっかけに使い始めることがあります。ヒアルロン酸・セラミドなどの潤い成分が濃密に配合されている商品が主です。
また、肌のコラーゲンまで影響を受けて、たるみやシワ悩みになっている方は、コラーゲンなどの真皮層にまで到達する成分が高濃度に配合された商品を選んでください。
❷シミ・そばかす対策(美白ケア)
肌年齢と共に気になりだすのが、シミやそばかす悩みです。10代や20代では想像しなかった肌悩みが30代になって少しずつ現れ出すのがこの時期です。紫外線の影響を受けることでメラニンが過剰に生産され、シミやそばかす、くすみの原因になります。
こうしたメラニンの活性を抑制する働きのある美容液が、美白美容液として販売されています。ハイドロキノン、コウジ酸、エラグ酸、カモミラ、ビタミンCなどが美白美容液の主な成分となります。
美白成分ハイドロキノンが、メラニンの生成を抑制し、明るい肌を目指します。シワやたるみなどのトータルなケアも充実していますよ。
メーカー | ドクターソワ |
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ブランド | アマランス |
サイズ | 11g |
定 価 | 9,000円 |
商品番号 | 113852 |
❸毛穴対策
最近では、毛穴悩みを訴える方もいます。毛穴に黒いメラニンが沈着していたり、毛穴が開き過ぎてファンデーションが綺麗につかない、などの悩みです。しかし、毛穴の目立ちには、皮脂過剰によるものと、水分不足によるものがあるため、どちらの原因による毛穴悩みなのかを理解してから購入することが大切です。
毛穴美容液は引き締め成分や張り弾力を取り戻す成分が主に配合されています。
❹エイジングケア対策
30歳過ぎると女性ホルモン量が低下したり、ヒアルロン酸やコラーゲン量が低下したりと肌状態に変化が出てきます。40代に突入すると、その状況は益々顕著に表れてくるでしょう。特に女性は今までと違う肌状態に戸惑いが出てくる時期です。ただの乾燥悩みがほうれい線へと悪化したり、シミが濃くなったりするのです。
このような時期に、しっかりとスキンケアについて見直してあげなければ、肌悩みはエスカレートするばかりです。また、40代後半になると、肌悩みはひとつだけでなく、複合的なものとして複雑化します。そのため、今まで使用していた化粧水・乳液などのスキンケアでは不足してしまうこともあるでしょう。
「若い頃のようにトラブル知らずの肌に戻りたい」という若返りを意識し始める女性が増え始め、本格的に若返りを目的とした美容液を検討するのもこの世代です。エイジングケア効果の高い美容液には、プラセンタ(胎盤エキス)や植物エキスなどが配合されていることが多いです。
保湿性の高いヒアルロン酸やコラーゲンを高濃度に配合した濃密な美容液です。顔だけでなく、年齢の出やすい首やデコルテのトータルケアにもおすすめですよ。エイジングケアを考えはじめたお客様へぜひ、推奨してください。
メーカー | フランソワーズ モリス |
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ブランド | フランソワーズ モリス |
サイズ | 3ml×6本 |
定 価 | 19,000円 |
商品番号 | 112257 |
乳液の役割・効果
「化粧水や乳液までつけていればスキンケアは万全!」と自信をもっている方もいます。一方、「乳液のテクスチャが苦手でスキンケアから外している」という方も少なくありません。乳液は化粧水で補った水分を封じ込めて水分蒸発を防ぐ役割をします。いわゆる、フタやサランラップのような保護的な役割を担っていると言えるでしょう。
また、肌のキメを整えるため、刺激を受けにくい丈夫な肌を作り上げる働きもあるのです。そのように考えると、日々のお手入れから乳液を外すことはできないはずですね。もし、乳液のヌルッとしたテクスチャが苦手でなかなか使用に踏み切れない、という方は、さっぱりタイプなどのサラリとした質感に切り替えてみるのも良いでしょう。
美容液と乳液 朝と夜どちらにも必要?
「朝の忙しい時間帯に沢山のアイテムを取り入れるのは難しい」「美容液は夜のケアとしてだけ取り入れたい」、悩みも人それぞれですよね。美容液と乳液は朝晩どちらも必要なのでしょうか。ここでは、朝晩の美容液、乳液のケアに着目します。
朝の肌ケア
肌トラブルを抱えている方こそ、朝のケアには力を入れましょう。肌質に合わせて乳液や美容液を取り入れることで、その後の化粧ノリに差がつくこと間違いなしです。
朝の肌ケア:普通肌
肌状態が安定している普通肌は、特別な肌トラブルがなければ、美容液は必ずしも取り入れる必要はないでしょう。しかし、肌のキメを整える乳液は安定した肌にも必須です。
朝の肌ケア:オイリー肌
皮脂量が多くべたつきがちなオイリー肌の方は、「乳液のテクスチャーが苦手」という方も多いです。ここで乳液を省いてしまうと、化粧水の水分がそのまま蒸発してしまい、肌内部では蒸発を回避しようとして皮脂が過剰に分泌されます。それが、化粧崩れや吹き出物、毛穴開き、ニキビの原因になるでしょう。
オイリー肌の方こそ乳液は必須です。もし、乳液のベタつきが気になるようであれば、さっぱりタイプやオイリー肌用を使用しましょう。皮脂による化粧ぐずれを防ぎたいのであれば、皮脂をコントロールする美容液を取り入れるのも良いですね。
美白効果の高いビタミンC配合で、紫外線をはじめ、外部の刺激から肌を守ります。シミそばかす、ニキビ跡を緩和し、色むらのない綺麗な肌を目指す美容液です。
ブランド | ビセプター |
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サイズ | 30ml |
サロン価格 | 4,000円 |
商品番号 | 112409 |
朝の肌ケア:乾燥肌
通勤時に浴びる紫外線は乾燥を引き起こします。朝こそ、紫外線対策のできる乳液を使用しましょう。最近は、生活紫外線を予防できるUV効果のある朝用乳液が主流になっています。乳液を使いながらUVケアもできる一石二鳥ケアなので、一年中使用しましょう。この乳液ならば、空調だけでなく紫外線などによる乾燥が防げるはずです。
美容液に関しては、潤いをプラスしてあげられるような保湿美容液をつけましょう。
注意したい点として、美容液をつけた後はハンドプレスやティッシュオフなどでベタつきを抑えてからファンデーションをつけてください。
朝の肌ケア:混合肌
Tゾーンがベタつき、Uゾーンがかさつくという混合肌。肌を乳液までしっかりと整えるのは必須です。また、化粧崩れ防止のためにも美容液は部分使いすることをおすすめします。
- 乳液や美容液は化粧崩れしやすいTゾーンには、薄く軽めにつけます。(化粧崩れ防止のため)
- かさつきがきなUゾーンには、乳液・美容液ともにやや多めにつけたり、重ねづけしたりします。
夜の肌ケア
「朝は忙しくてスキンケアどころではないけれど、夜はゆっくり・しっかりとスキンケアをしたい」と思っている女性は多いです。特に、仕事をしている女性や、育児の真っ最中という女性こそ、夜の貴重な空き時間を使ってケアを怠らないようにしましょう。
夜の肌ケア:普通肌
普通肌のように安定した肌は、化粧水・乳液までのスキンケアで調子が良いでしょう。もちろん、乳液は必ず使用してくださいね。いくら安定した普通肌といっても、季節や置かれている空調によっては、美容液の力を借りたほうが良い場合もあります。
口元、目元などの乾燥を引き起こしやすい部分にのみつけて就寝すると、朝にはふっくらとした肌が実現できます。
夜の肌ケア:オイリー肌
オイリー肌の方は、ベタつきにくいタイプの乳液をしっかりつけてあげましょう。過度なオイリー肌には、皮脂をコントロールするタイプの乳液をおすすめします。
また、毛穴やニキビが気になる方は皮脂を抑制して毛穴を引き締める効果のある美容液をTゾーン中心につけましょう。
夜の肌ケア:乾燥肌
乾燥肌の方は、化粧水・乳液だけではなかなか肌調子が良くなりません。夜の乳液は必須ですが、乾燥している部位には、重ねづけするなど、症状に合わせて多めにつける事を意識しましょう。
また、乳液まででは足りない保湿量を補うのが美容液です。ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどが豊富に配合された美容液をサランラップをかけるようにしっかりと顔全体につけましょう。肌のターンオーバーが盛んに行われる就寝時は、美容液の効果を最も出しやすいです。
特に乾燥肌の人は、夜の美容液は必須と考えてくださいね。
夜の肌ケア:混合肌
肌タイプが混在しているため、乳液や美容液は種別に分けて使うと適切なケアができます。乳液の場合、Tゾーンにはさっぱり系、Uゾーンには、しっとり系という具合に2種類を使い分けます。
また美容液の場合、Tゾーンには、皮脂コントロールタイプの美容液、Uゾーンには保湿系美容液など使い分けます。朝の忙しい時間帯に使い分けをするのは難しいですが、ゆっくりとした夜の時間帯ならば、乳液や美容液の使い分けも苦ではなさそうですね。
導入美容液を使うタイミング
導入美容液という形態の美容液をご存知でしょうか。一般な美容液は「化粧水の後」に使うことが多いです。しかし導入美容液の場合、化粧水の前に使うことになります。
導入美容液は化粧水の前につけることで肌の角層を柔らかくし、その後につける化粧水などの浸透率を高める効果があります。
- 肌がごわつく
- 化粧水の浸透が悪いような気がする
という悩みを抱えている方におすすめです。
秋冬などの乾燥しやすいシーズンでは、こうした悩みを抱えているお客様も多いため、ぜひ、導入美容液をおすすめください。
メンズにも美容液と乳液は必要?
最近はメンズ用のスキンケアのシェアが拡大しつつあります。それによって、美容液や乳液の種類も増えています。従来、男性がスキンケアに本腰を入れるような風潮はありませんでしたが、最近は身だしなみの一貫として、スキンケアを念入りにする男性が増えています。
そもそも、ホルモンの違いなどにより、男性と女性の肌質に違いがあります。男性は、男性ホルモンの分泌により皮脂が過剰分泌されやすいものです。それにより、吹き出物や毛穴目立ちが起こりやすいです。こうした悩みを抱えている方は、美容液に目を向けてみましょう。
また、男性の朝の日課である髭剃りは、肌のバリア機能を低下させるため、乾燥を引き起こします。そう考えると、乳液は男性の必須アイテムとなるでしょう。
化粧品カウンターでは、カウンセリングを交えて男性用化粧品を販売しています。肌の水分量・脂質量を計測して適切なスキンケアをおすすめしてくれるでしょう。これからは、男性も女性同様にスキンケアを全うする時代になりそうです。
髭剃り後の肌はバリア機能が低下しカサカサしやすくなります。そんな男性向けの乳液がファイン MCC乳液です。メントール配合でさっぱりとした使い心地です。
メーカー | 阪本高生堂 |
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ブランド | ファイン |
サイズ | 300ml |
サロン価格 | 1,100円 |
商品番号 | 74888 |
乳液だけじゃダメ!プラス美容液で見違える美肌
「美肌は1日にしてならず」そんな事を念頭にスキンケアをすれば、必ず美肌は手に入れられます。それには、自分の肌質や肌悩みに見合うスキンケアをセレクトする事が大切です。もはや、化粧水・乳液は必須スキンケアですが、季節や年齢とともに訪れる肌変化には、美容液をプラスしてあげる事が美肌への近道ですよ。
ミラー越しに「美容師さんの肌綺麗ですね」と、お客様から言われたら嬉しいですよね。
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