気温や湿度が高まると、ファンデーションの崩れが気になりますね。朝にはバッチリきまっていたファンデーションも、午後までキープできないという女性は意外と多く、「夏だから汗や皮脂で崩れるのは当たり前!」と思い込んで諦めているケースもあるでしょう。
ここでは、ファンデーションの崩れ悩みをいち早く解消するための原因・対策をまとめています。また、崩れにくいファンデーションの選び方もご紹介します。
Last Updated:2021/6/9
ファンデーションが崩れる原因と対策
ファンデーションが崩れる原因は次のようにいくつかあります。その原因と対策をご紹介します。もし思い当たる原因があれば、対策をいち早く実行してみましょう。
汗をかいたまま放置
気温が高いシーズンは、少し動くだけでも汗をかきやすいものです。その汗がファンデーションの崩れを引き起こしてしまいます。また、汗は気温の上昇だけでなく、緊張や更年期症状などでも分泌されやすくなります。
どのようなシーンでかく汗も、そのまま放置は控えたいものです。
汗や皮脂はこめまにティッシュでオフ!
汗や皮脂はこまめにティッシュオフを意識しましょう。気温の高まる時期は、ティッシュオフの頻度を上げてくださいね。また、緊張で発汗しやすい会議やプレゼンテーション後などは、パウダールームでティッシュオフしてからファンデーションをつけ直しましょう。
ティッシュオフを頻繁にすることで、肌に摩擦を生じやすくさせてしまいます。
摩擦は肌を痛めたり、余計に皮脂分泌を活発化させてしまったりする要因になります。こうした場合、花粉症用の柔らかいローションティッシュなどを使うと、肌への負担が軽減されます。
肌の状態とファンデーションが合っていない
肌の状態にファンデーションが適していないとファンデーションは肌にフィットしてくれません。例えば、乾燥肌なのにオイリー肌用のファンデーションを使えば、ファンデーションが崩れるどころかカサカサでシワっぽくなるでしょう。
一方で、オイリー肌なのに油分の多い乾燥肌用のファンデーションを使ってしまえば、ファンデーションはドロドロと崩れてしまいます。
自分のコンディションにマッチしたファンデーションを!
ファンデーションを自分の思い込みだけで使用するのは崩れを引き起こす原因です。今お使いのファンデーションが自分の肌状態にマッチしているかを再確認してみましょう。
化粧品カウンターでは、油分量や水分量のチェックを実施しています。最新の美容機器で自分の肌質を熟知して、それに見合うファンデーションをセレクトしましょう。肌質は季節や、年齢によっても刻々と変化します。今まで何年も同じファンデーションを使用してきた、という方こそ、再チェックしてみましょう。
スキンケア直後にファンデをのせない
スキンケアでたっぷり保湿した後にファンデーションをすぐのせてしまうと、つけた直後からファンデーションの崩れが起こりやすくなります。せっかくスキンケアで肌の水分や油分を補っているわけですから、十分になじませてからファンデーションをつけると美しい仕上がりが期待できますよ。
ファンデーションはスキンケアをよくなじませてから!
ファンデーションをつけるときは、スキンケアを十分に浸透させ、馴染ませることがポイントです。しかし、忙しい朝は時間との戦いですから、スキンケアからメイクまでの一連の工程に十分な時間をかけることは難しいもの。そんなときは、手のひらの体温で圧力をかけていくハンドプレスという方法をとりましょう。
ハンドプレスのやり方
- 顔全体に化粧水、乳液、UVカット、化粧下地までを適量つけます。
- おでこ→頬→顎などの面積の広い部位中心に、両手のひらを使って圧力をかけていきます。
- 目元や口周りなどの細かい部位を中指を使って優しくプレスします。
- 最後にもう一度、全体を優しくプレスして終了です。
もし、ハンドプレス後もベタつきが残っているようなときは、軽くティッシュペーパーで抑えてからファンデーションをつけるようにしてください。
ベースとファンデーションの相性が悪い
下地(ベース)とファンデーションの相性が悪いと、ファンデーションの密着性が弱く崩れやすくなります。特に多いのが、「下地とファンデーションのメーカーが違う」というパターンです。
ベース&ファンデーションは同メーカーで揃えよう!
ファンデーションと下地(ベース)はなるべく同メーカーの同ラインで揃えることがポイントです。
メーカー側は、ファンデーションが密着しやすいように研究・開発した下地を販売しています。メーカーは、販売するファンデーションの機能を十分に発揮させるために専用の下地をあわせて使うことを推奨しているのです。
美容カウンターでファンデーションを購入するとき、美容部員は専用下地を使ってタッチアップします。同じメーカーの下地+ファンデーションの相性は抜群で、密着性や崩れにくさも折り紙付きと言えるでしょう。
舞台用のファンデーションなら崩れにくい?
中には、「どうしても崩れにくいファンデーションを使いたいから、舞台用のファンデーションにチェンジしようかしら…」と考えている方もいるでしょう。もちろん、舞台用で使用するファンデーションは崩れにくい処方になっていて、舞台役者さんがパワフルな動きをしても綺麗に維持されたままです。
その反面、落ちにくいというだけあってクレンジングに手間がかかります。素人が毎日使用すれば、クレンジング時に肌に摩擦をかけて痛めてしまうでしょう。
ファンデーションは色むらをカバーするだけでなく、肌を保護する役割をもっています。普段使いに舞台用ファンデーションを使うということは、肌にリスクを与えてしまうのです。普段使いのファンデーションであれば「崩れにくい」ということだけを重視せず、自分の肌に合ったファンデーション選びを心がけてください。
ファンデーションの正しい塗り方と選び方
ファンデーションは“ただ塗れば良い”と言うわけではありません。スキンケアからファンデーションまでの工程をしっかりと守ってつければ、余程のことがない限り、大胆に崩れることはないでしょう。
意外と多いのが、ファンデーションの塗り方に甘さがあったり、アイテムの順番にミスがあったりするケースです。また、自分の肌状態やライフスタイルに合わせたファンデーションの選定も心がけましょう。
基本のベースメイク手順
ここで、基本のベースメイクの手順をおさらいしましょう。アイテムが増えると、つける順序を間違えやすいものです。手順を間違えると、ファンデーションの密着性に影響が出てしまうことがあります。パウダーファンデーション、リキッドファンデーションそれぞれについて手順をまとめていますので、参考にしてください。
パウダーファンデーション使用時の手順
- 化粧水
- 乳液
- UVカット
- 下地
- (コントロールカラー)
- (コンシーラー)
- パウダーファンデーション
コントロールカラーやコンシーラーを使用する場合、しっかりと馴染ませなければパウダーがよれやすくなります。スポンジの角などを使用して馴染ませてからパウダーを少しずつのせましょう。
メーカー | シュウウエムラ |
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ブランド | アンリミテッド |
サイズ | 15g |
カラー | 574 ※他のカラー詳細はカタログ内でご確認ください。 |
SPF/PA | SPF36/PA+++ |
定 価 | |
商品番号 | 120626 |
リキッドファンデーション使用時の手順
- 化粧水
- 乳液
- UVカット
- 下地
- (コントロールカラー)
- (コンシーラー)
- リキッドファンデーション
夏場のリキッドやクリームファンデーションは、パウダーと比較すると崩れるリスクは高まります。アイテムを使うごとにスポンジで馴染ませ、皮脂分泌量の多いTーゾーンには少なめにつけてあげることがポイントです。
メーカー | ジュポン |
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ブランド | ナチュラルスイート |
サイズ | 30ml |
カラー | 15号 イエローオークル、16号 アイボリー、14号 ライトブラウン、他 ※他のカラー詳細はカタログ内でご確認ください。 |
定 価 | |
商品番号 | 108509 |
肌の状態でファンデーションを選ぶ
ファンデーションの崩れを防止するためには、肌状態に応じてファンデーションを選ぶことです。肌のコンディションごとにファンデーションを使い分けてみてはいかがでしょうか。
パターン①
乾燥肌と脂性肌を部位別に使い分ける
通常、ファンデーションを選ぶときは、乾燥肌か脂性肌かを重要視します。ただし、崩れやすいシーズンは、この2種類のファンデーションを部位別に使い分ける方法がおすすめです。
- 皮脂浮きのしやすいTゾーンに脂性肌用のファンデーションを使用します。
- そのほかの部位は乾燥肌用のファンデーションを使います。
パターン②
パウダーとリキッドを部位別に使い分ける
パウダーファンデーションとリキッドファンデーションを部位別に使い分けることも良いでしょう。
- 皮脂浮きのしやすいTゾーンにパウダーファンデーションをつけます。
- 乾燥しやすいUゾーンや頰などにはリキッドをつけます。
マスク着用時のファンデーション対策
夏場の高気温・高湿度というだけでもファンデーションのヨレや崩れ悩みが発生します。それなのに、最近ではコロナ感染予防でマスク着用が必須。特に夏場のマスク着用は、内側が蒸れて、あれよあれよという間にファンデーションは崩れてしまうでしょう。
マスクをとったら、マスクにべったりファンデーションがついてしまう、という光景を目の当たりにしてしまいます。
こまめにマスク内の湿気を除去
マスクの内側は自分の吐息で蒸れています。パウダールームに行くたびに、マスク内の湿気をティッシュで拭き取りましょう。
ルーセントパウダーをはたいておく
透明のルーセントパウダーをマスクの内側や、口周りにはたいておきましょう。ルーセントパウダーの細かな粒子がバリアのような働きをして、マスク内のファンデーション崩れを抑制します。
湿度や気温の変化に強いファンデーションを検討する
最近は、湿度や気温の変化に強いサラサラ感が持続する処方のファンデーションも販売されています。細やかなケアができないときは、こうした機能的なファンデーションを選ぶのも良いですね。
メーカー | シュウウエムラ |
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ブランド | アンリミテッド |
サイズ | 35ml |
カラー | 674 ※他のカラー詳細はカタログ内でご確認ください。 |
SPF/PA | SPF24/PA+++ |
定 価 | |
商品番号 | 120624 |
肌とファンデーションの密着度を高めて崩れ防止
せっかく綺麗に仕上げたファンデーションなのに、気温の上昇やマスク着用によって崩れ悩みが生じやすくなるもの。そのような悩みは世の女性のほとんどが体験済みでしょう。ここで述べたあらゆる対策を講じて、肌とファンデーションの密着性を高めることで美しいファンデーションの仕上がりは十分に維持できますよ。