大晦日

12月の美容室の売上対策「今年の成果と来年の活動計画」

12月というのは1年で最後の月だけに、やることが多くあります。来年の計画を立てるタイミングですが、売上アップが見込める月です。キャンペーンなどを使って、DMで集客をすると売上アップができるようになるでしょう。しかしただでさえ来店する可能性が高い月だけに、失客の恐れもあるので、注意して営業するようにしてください。

12月に美容室がやるべきこと

サロンの椅子を消毒

12月は、美容室の営業が忙しくなってくる時期になります。だからこそやるべきことを確認しておき、スムーズに作業を終わらせて営業に集中しましょう。年末というキリがいいタイミングのため、主に作業するべきなのは来年の活動計画を考えることです。その考える基準を決めるのに、次で紹介する作業をこなしてください。

今年の成果を確認

来年の活動計画を考えるのに一番の目安となるのが、今年の成果です。成果報告書などを作成しているのなら、それと一緒にお店の実績報告を見て、何が良かったのか見てみましょう。

  • 評判がよかったメニュー
  • スタッフが成長したスキル
  • 指名された数が多いスタッフ

例えば上記の内容を確認してみてください。何をして良かったのかピックアップし、それをまとめて来年に活かせるようにすれば、活動計画も立てやすくなります。

また去年作った年間計画の目標に達していたか、確認するのも忘れないようにしましょう。いい点だけでなく、悪かったポイントを改善していくのも、売上アップに必要です。スタッフ間で話し合って、コミュニケーションをとるのも忘れないようにしてください。

年末年始の準備

今年の成果を確認するのも大事ですが、年末年始の掃除など、お客様が目に付きやすい汚れなどをきれいにするのも大切です。

特に12月というのは大掃除をするタイミングだけに、お客様自身が細かい部分を気にするようになります。いつもより丁寧に掃除をし、清潔に保っているアピールができると失客を少なくできるでしょう。

  • 窓の汚れや曇りまで掃除する
  • 陳列した商品のホコリを除去する
  • エアコンのフィルターなどを掃除する など

このように目につくところももちろんですが、普段あまり掃除しないところもきれいにしておくと、お客様からの信頼を損ないません。


売上の計上漏れに注意

12月は確定申告をする時期でもあります。年間計画を参考にする際に、売上もチェックする項目になるでしょう。その際に、記入漏れがあるか確認すると、効率よく確認作業ができるはずです。

もちろん、ただ売上を確認するだけでは、記入ミスが出てしまいます。

  • 棚卸資産も確認
  • 請負をしているスタッフがいるのか確認
  • 売掛金があるのか確認

これらは確定申告の際に、忘れがちな項目です。

お客様に販売している商品は、全て確認できたでしょうか? これらは棚卸資産として計上しないといけないので、伝票などを確認して、取引があるのに計上していない商品がないか見てみてください。

また売上があっても携わった人が請負社員なら、売上の計算に注意しないといけません。契約内容によって、微妙に計算が変わってくるので、契約書をよく確認してから計算したほうがいいでしょう。

ちなみに売掛金にあるお金は、まだ売上になっていない料金です。お金を回収した時点で売上になるので、そのあたりも確定申告前に確認しておいてください。

お歳暮(年末のご挨拶)

12月になると送る必要があるお歳暮。年末年始になると忙しくなるので、それまでに用意しておきましょう。

ちなみにお歳暮の目安は、4,000円前後です。あまり高いものを用意してしまうと、気を使わせてしまうので注意してください。気持ちが伝わるかどうかが大事になります。

また送る時期についても、忘れずに覚えておきましょう。その時期とは12月20日までの年末前です。それ以降になってしまうと、どうしても年末ということもあり、迷惑になってしまう場合があります。

DM(ダイレクトメール)のチェック

DM(ダイレクトメール)のチェック

年末年始の忙しい時期が来る前に、12月の早い時期から、DMの確認をしておいたほうがいいでしょう。12月に仮予約をいただいているお客様には、年末までの来店を促す内容のDMを送ってください。早めの対応ができると、スタッフが予約をとりやすくなります。

来店サイクルを見て、逆に1月以降になるお客様には、年始にDMを送るとスムーズな対応ができます。

  • 秋に新規で来店されたお客様
  • お得意様
  • 来店がなくなったお客様

これらの3つのパターンに分けられたお客様は、年始以降に来店を促すDMにしましょう。年末年始の時期に来店されると、スタッフも丁寧に対応ができません。年末の挨拶も兼ねて送れば、違和感なく来店のお誘いができるので試してみてください。

店内ディスプレイの確認

クリスマスのディスプレイ

店内ディスプレイも、12月のうちに確認しなおしておくと、来店されたお客様の反応が違ってきます。売上に直結するポップだけでなく、クリスマスや新春を感じさせるディスプレイにすると、雰囲気がよくなるでしょう。

また、成人式を迎える時でもあります。お客様にお祝いのメッセージと一緒に、成人式メニューを認知させるためのディスプレイに、このタイミングで変えておくのもおすすめです。売上に直結するように意識し、心地いい雰囲気づくりを心がけましょう。

12月の行事に合わせたアプローチ

モスクワのクリスマス

12月というのは1年で最後の月というのもあり、派手な行事が控えています。美容室は身だしなみを整える場なわけですから、正しくアプローチすれば売上もアップしやすいタイミングです。

主に年末が狙いどころでしょう。そのため年末時期は忙しくなるので、12月の早い時期はお得意様の来店を促し、失客を抑えるのも大切になってきます。そこで行事に合わせたアプローチの方法など、売上アップができるように考えておくと安心できるでしょう。

クリスマス(24日~25日)

クリスマスは大事なパートナーと暮らす時期のため、身だしなみを整えたい人がたくさんいるタイミングでもあります。美容室の売上アップが見込めるので、キャンペーンを用意しておくといいでしょう。

外出する人も増えるので、カラーやパーマなどの通常のメニューに加えて、髪のセットを希望するお客様もいるはずです。そこを安くして集客し、売上アップをするなど、少し工夫してみてください。

またサンタなど子供が喜ぶ時期でもあるので、年齢に合わせたキャンペーンもおすすめです。飾り付けを豪華にして、来店するだけで喜んでもらえると、ちょっとした提案も受け入れやすくなるでしょう。

大晦日(31日)

12月の最後の日というのもあり、忙しい時期が終わったお客様もいるでしょう。仕事が休みのお客様も多くいるはずなので、年末年始の中でも来店がしやすい時期になります。そこで人混みが嫌なお客様のために、この日だけ予約制にし、ゆったり施術が受けられるようにするのもおすすめです。

大晦日という理由付けができるので、自由に営業ができるだけに、やり方次第で売上も追い込みがかけられます。とはいえ、働いているスタッフの状況も見て、無理のない範囲で営業をしてみましょう。

イベントが多い繁忙期でも隙間時間に売上アップのための集客を

12月というのはイベントが多い時期のため、美容室の営業も忙しくなりがちです。特に年末年始は書き入れ時というのもあり、うまく予約を取れるように工夫しないと、お客様に迷惑がかかってしまいます。お得意様が失客する可能性もあるので、DMを出すタイミングや内容などは注意しましょう。

逆に大晦日など、忙しいピークが終わると、時間が空いてくるはずです。その落ち着いたタイミングで、あえて集客して売上アップを見込むのもいいでしょう。やり方次第で12月の売上がアップできるので、うまくキャンペーンを使って営業をしてみてください。

また1年で最後の月のため、来年の計画を考えるのにも適しています。総括してスタッフと話し合い、来年も好調にスタートできるように、スケジュールを立ててみましょう。
 

年末の準備、買い忘れはありませんか?

美通販.comは美容機器から美容用品、サロンで扱う商品はもちろん、食品から便利品までなんでも揃う通販サイト。お客様の多くは美容関係者さまですが、クリニックやトリマー、マッサージやネイルなど講習を受け、ディプロマ等があれば会員になれます。ぜひお問い合わせください。サロン登録でも、個人登録でもOK!!
ヘアケア商品や化粧品などサロン専売品が卸値で買えるのでとってもお得。会員登録は【こちら】もしくは下↓の画像から。

会員登録詳細はこちらから

メガネセキ美容室オーナー、ライター、元美容師

投稿者の過去記事

美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。
地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。

新着記事

最新版カタログ

美通販最新版カタログ

お役立ち情報

  1. 美容師になるには
  2. 美容師 名刺
  3. 美容師 離職率
  4. 防災チェック
〇個買うともう1個もらえるキャンペーン

人気のサロン向き雑誌202種

夏アイテムSale!

アーカイブ

PAGE TOP