7月の理美容室売上対策「お客様の声に敏感になる」

美容室の7月というのは、売上をアップしやすい月でもあります。その理由は夏場というわかりやすい時期だから。お客様の悩みが絞られるため、メニューを提案しやすいわけです。また売上アップには、お客様の声をよく聞くことが基本になります。その声をヒントに営業方法を変えていくと、成果が出てくるようになるでしょう。統計をとっておくのも大事ですよ。
Last Updated:2021/6/16

増客のヒントはお客様の言葉の中に隠されている

増客のヒントはお客様の言葉の中に隠されている

売上対策をするためには、お客様の話をよく聞くことが基本。それは売上がアップするチャンスや、お客様も要望が隠されている可能性が高いからです。

  • 「荷物が多いからトリートメント買うのやめるわ…」
  • 「予約するのいつも忘れてごめんね…」
  • 「友達と一緒に来たいけど、迷惑がかかりそう…」

上記はひとつの例ですが、忙しいと、つい「そうですか」と流してしまう人も多いでしょう。しかし裏を返せば、お客様の原因が解決すれば、売上につながります。

考えられる原因 売上に直結する解答例
荷物が多くて
商品が買えない
  • 持って帰るのが面倒
  • その後に用事がある
  • 宅配便サービスを始める
  • 取り置きできる仕組みを作る
予約を忘れてしまう
  • 予約するのが面倒
  • 思い付きで行動する
  • LINE予約を提案してみる
  • 予約割引などのメリットを作る
友達を誘えない
  • ゆっくり施術を受けたい
  • 友達との会話を楽しみたい
  • 予約制に変える
  • VIPルームなどを作る

お客様の一言の中には、売上をアップさせるヒントが隠されているのがわかるでしょう。そのため話を聞き流してしまうと、美容室を変えるチャンスを逃してしまいます。

  • 予約率をアップさせる
  • 商品を買いやすくする
  • 顧客満足度をアップさせる

このようにお客様の声をよく聞いて、反応をうかがいながら営業スタイルを少しずつ変えていくと、売上も変わってくるはずです。

お客様の数を確認

そもそも7月というのは、1年でいうところの半分になります。つまりキリがいい月のため、営業成果を確認するのにちょうどいいタイミングです。様々なシチュエーションに合わせたお客様の数を、統計で残しておきましょう。

総客数 美容室の人気度がわかる
施術別の利用者数 世間の流行や人気メニューが把握できる
失客数 営業の見直しに役立つ

上記はひとつの例ですが、お客様の数を数えるにしても、たくさんの種類に分けておきましょう。売上をアップさせるヒントが見つかりやすくなります。

もちろん前年度の統計を残しておくのもポイント。それと見比べて、売上をアップさせるヒントを見つけてみてください。例えば去年の7月と今年の7月の上半期を比較した場合、失客数が増えていたとすれば、営業のやり方が悪かったのがわかるはずです。改善点を探して、お客様の満足度を上げる努力ができるでしょう。

お客様のリストアップ

お客様のリストアップ

ただ統計をとっているだけで、売上がアップするわけではありません。統計で売上をアップさせるには、来店してほしいお客様を、リストアップしておきましょう。

  • トリートメントメニューを経験していない人
  • お客様ごとにおすすめトークを変える
  • 接客中におもてなしができていたか確認

このように細かくリストを作っておき、美容室のスタッフ全員がチェックし、共有できる環境を作っておくのがポイントです。

売上をアップさせるには、地道な積み重ねが大事なのを覚えておきましょう。そして7月という節目を利用して、次のような準備を行えば、7月の売上も期待できます。

夏期休暇対策と秋に向けた準備

夏期休暇対策と秋に向けた準備

7月というのは、一年の中でも特に暑さを感じる月です。しかも夏期の長期休暇も控えているため、予め準備しておくとスタッフも接客がしやすくなり、売上がアップしやすくなります。

  • 夏のヘアケア対策の確認
  • カラーの褐色対策メニューの提案
  • スカルプケアやトリートメントメニューの準備

上記は一部の例ですが、お客様の相談をスムーズに売上につなげるために、ロールプレイングするのもおすすめです。夏は髪や頭皮が傷みやすい時期なので、新しくメニューを作って共有しておきましょう。

またお客様が来店しやすくするために、残中見舞のDMなどを使ってお知らせしてみてください。DMが難しい場合は、美容室専用のLINEなどを使うのもいいでしょう。そして来店いただけたお客様の情報は、カルテや顧客カードに残しておくのもポイントです。秋へのアプローチがしやすくなるので、今後の売上アップの材料になります。

  • 来店動機
  • 髪の悩み
  • どこから来店したのか?
  • 施術内容
  • 希望の髪型 など

7月というのは以下でも紹介しますが、行事などのイベントが控えている月です。事前に準備して営業をすると、結果につながりやすくなるので、試してみてください。

7月の行事に合わせたアプローチ

7月の行事に合わせたアプローチ

7月に売上をアップさせるためには、行事の把握は必須です。

  • 七夕(7月7日)
  • 海の日(第3日曜日)
  • 夏休み開始

これらに合った施術を提案できるように、準備しておきましょう。

また夏休みは自宅でいる時間が増えるタイミングのため、自分でできるお手入れの方法も紹介できればベストです。

  • 正しいシャンプーのやり方
  • きれいになるトリートメントの使い方
  • 髪が傷まないドライヤーの使い方 など

これらを見ればわかるように、店販売上のアップが期待できます。


7月はお客様の声を聞いて売上をアップさせよう

売上が上がらない美容室の多くは、お客様の声を聞いていません。自分のセンスを信じるのも大事ですが、それだけでは売上はよくならないわけです。そこで7月という節目を利用して、統計をとってみてください。1年でいうところのちょうど半分になるので、今までの営業の方法の見直しにピッタリです。

またお客様をリストアップしておき、その人に合わせたメニューが提案できるようにするのも忘れてはいけません。7月という夏場だからこそ、提案できる内容はわかりやすいでしょう。事前に準備しておき、うまくアプローチしてみてください。
 

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メガネセキ美容室オーナー、ライター、元美容師

投稿者の過去記事

美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。
地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。

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