肌 カサカサ

肌がカサカサすぎてメイクがしにくい?洗顔方法やクレンジングの仕方を見直して

季節や空調によっては、肌のカサカサはひどくなりがちです。また、年齢を重ねるにつけてカサつきだけではなく、他の肌悩みも複合化されやすいものです。さらに、サロンで働いている理美容師は、お店のライトや冷暖房によるカサつきに悩まされていることも多いでしょう。ここでは、肌のカサつき悩みを抱えている美容師やお客様へのスキンケアアドバイス、適切な保湿有効成分をご紹介します。

顔がカサカサになるのは何が原因?

顔がカサカサになるのは何が原因?

肌のカサカサは、皮膚の表面の水分が少ない状態により生じます。主な原因としては、以下のようなものがあげられます。

原因①:冷暖房の影響
冬は暖房、夏は冷房と空調設備は容赦なく、肌から水分を奪っていきます。空調がきいているサロン内では、美容師だけでなく、お客様もカサカサを訴えてくるかもしれませんね。加湿器などを上手く利用して、肌ストレスを感じさせない空間を作りましょう。最近は卓上用の加湿器などもあるため、デスクワークに取り入れてあげると良いですね。

原因②:紫外線の影響
紫外線はシミやソバカスの原因になるだけでなく、カサつきやシワ悩みにまで及びます。紫外線を警戒しなくてはならないスポットや時期は、山や海だけではありません。通勤、洗濯、散歩などの日常生活にまで気を使う必要があります。

日常レベルの紫外線対策は、日傘や帽子などが有効です。ですが、肌のカサカサ悩みに対しては、一年中のUVカットをおすすめします。日常的なケアならば、SPF30程度、レジャーならばSPF50程度の商材が適しています。

原因③:間違ったスキンケア
スキンケアの順番・使用量・扱い方に間違いがあると、肌のカサつきはなかなか緩和しないでしょう。また、季節や年齢によって適切な成分配合のスキンケアをセレクトする必要があります。商材についてくる説明書などを十分に確認して、正しい使い方を意識しましょう。

カサカサ肌がエスカレートすると、シワやたるみにまで発展してしまうでしょう。そうなる前に、スキンケアの見直しが必要です。

保湿に有効な成分

保湿化粧品と呼ばれるような化粧品には優れた保湿成分が配合されています。成分によっては、「角質層まで浸透するタイプ」「真皮層まで浸透するタイプ」などがあります。また、1種類の有効成分だけでなく、数種類の有効成分が配合されている商材もあります。

カサカサの状態に合わせた成分の化粧品を選びましょう。以下は保湿に有効な成分です。

ヒアルロン酸

もともと、人間の皮膚や軟骨などのあらゆる部分に存在するゼリー質の成分です。細胞間に存在することで、細胞同士の密着性を強化します。ヒアルロン酸が豊富な肌は、肌が潤っていて透明性があります。

コラーゲン

ヒアルロン酸と並んで、肌に潤いや弾力を与える成分です。元々は、人間の皮膚の真皮層という部位に存在し、たるみのない肌に導きます。

セラミド

セラミドは、別称、角質細胞間脂質と呼ばれています。レンガのように並ぶ細胞間を隙間なく埋めるように存在するため、刺激を入れにくくする働きがあります。敏感肌の方は、セラミドが少ない肌状態と言えます。

プラセンタ

プラセンタは、母子を繋ぐ胎盤です。人間にとっつ栄養の宝庫と言っても過言ではないでしょう。こうしたプラセンタ成分は、肌の保湿だけでなく、肌を明るくしたりハリや弾力をアップさせる総合的な効果も期待できます。エイジングケアを意識されている方にも良いですね。

プロテオグリカン

様々な保湿有効成分が注目される中で、最も注目されている成分が、プロテオグリカンです。ヒアルロン酸の何倍もの保水効果が期待できるということから、極度の乾燥肌の方に最も適した成分と言えるでしょう。

カサカサ肌のメイク術

カサカサ肌のメイク術

カサカサ肌はメイク映えにも悪影響を及ぼします。せっかくトレンドメイクにチャレンジしたのに、肌がカサカサでイメージ通りの仕上がりにならないのは残念ですよね。そのようなことを避けるためにも、各パーツのカサカサ対策メイク術をマスターしましょう。

カサカサ肌をおさえる洗顔方法

カサカサ肌の対策の基本は洗顔です。正しい洗顔をしなければ、カサつきは緩和されません。ここでは、正しい洗顔を見直していきましょう。

優しく顔を泡で包むように洗う

洗顔では摩擦をかけないようにします。ゴシゴシ擦する行為は、肌が傷み落屑や乾燥の原因になるため控えましょう。泡で包み込むように洗うのが、カサつきを起こさない洗顔です。

人肌くらいのぬるま湯で洗う

洗顔するときのすすぎは、人肌くらいのぬるま湯で行いましょう。熱いお湯で洗うと、肌の水分を奪い、乾燥を引き起こしてしまいます。

洗顔後の保湿はなるべく早めに

洗顔後は、水分や皮脂が失われているため、肌が無防備になっています。つまり、バリア機能が低下しています。こうした状態では、外部刺激か入り込みやすくなるでしょう。
このようにならないもにも、洗顔後はすぐに化粧水や乳液をつける必要があります。

ベースメイク

肌のカサカサは、特にベースメイクに悪影響を与えます。カサつきが気になる肌質や季節では、必ずファンデーション の下地を秋冬用や保湿タイプのものにしましょう。極度の乾燥肌には、ヒアルロン酸などの保湿成分が高濃度に配合されたクリームタイプの下地がおすすめです。

さらに、乾燥の気になる目周りや頰などには下地の重ねづけを意識しましょう。

ファンデーション

カサカサ肌が気になる方は、リキッドタイプやクリームタイプのファンデーション を使用しましょう。高濃度にヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合されたタイプのファンデーションをセレクトすることがベストです。

リップメイク

カサつきのあるリップメイクは、リップクリームや口紅用の下地をつけてから、口紅を塗るようにします。特に、かさつきが酷いときは、リップバームや、ワセリンをたっぷりつけてから、サランラップで数分パックしましょう。しっとりとした唇が実現できますよ。

アイメイク

目元は頰などに比べて皮膚が薄いため、水分の蒸散が起こりやすいです。そのため、アイシャドウが綺麗にのらなかったり、よれたりしやすくなります。カサカサした目元にアイメイクするときは、目元専用のアイクリームを薄くつけるなどしましょう。また、あらかじめ、目元専用のシートで保水しておくのもおすすめです。

スプレータイプの化粧水で保湿

乾燥の気になるシーズンには、スプレータイプや、ミストタイプの化粧水がおすすめです。これらの化粧水のメリットは、顔全体に満遍なく均一に化粧水成分が行き渡る点です。メイクをした上から吹きかけても、化粧直しが綺麗に仕上がります。

カサカサ肌のメイク直し

カサカサ肌のメイク直しは少々苦戦してしまいますよね。カサカサが残っている状態で更にメイクを重ねると余計にカサカサが目立ちやすくなります。時間に余裕があれば、一度ファンデーションを拭き取って、下地からつけ直す方法をおすすめします。

一方で、時間に余裕がなく、素早くカサカサ肌のメイク直しをしたい方は、スプレー(ミスト)タイプの化粧水をつけ、軽くティッシュオフしてからファンデーションを付けると綺麗にメイク直しができます。

カサカサ肌を悪化させないためのメイク落とし

カサカサ肌がエスカレートすると、肌がヒリヒリしたり、角質が剥がれ落ちたりします。特に、メイク落としのときに肌の痛みやゴワつきを感じるケースが多いでしょう。

こうした症状に発展させないためにも、乾燥が気になるシーズンには、ミルクタイプのメイク落としがおすすめです。ミルクタイプはメイク落としの中でも、最も保湿効果が高く肌を保護しながら、メイクを落とすというメリットがあります。

カサカサ肌改善は正しいスキンケア法と適切な保湿化粧品にあり!

カサカサの肌は、見た目も手触りも悪いですね。ほうっておけば、いつの間カサカサ肌から老化肌になってしまいます。そうならないためにも、スキンケア法の見直しと適切な保湿化粧品のセレクトを実践しましょう。サロンに来店されるお客様から、カサカサ悩みを相談されたならば、いち早く、乾燥対策をアドバイスできる美容師でありたいですね。

ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。

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