スキンケアの正しい順番

スキンケアにも正しい順番があるの?専門家に聞く肌の整え方

いつも当たり前のように使用しているスキンケア。アイテムを増やしたり、商品を変えたりするタイミングで使用順番が変わることが有ります。スキンケアの使用法や使用順番を間違えると肌悩みが解決できないことも。ここでは、スキンケアの正しい知識を再確認し、肌悩みにしっかり対応できるスキンケアのポイントをご紹介します。

スキンケアの正しい順番

スキンケアの正しい順番

年齢を重ねたり肌悩みが増えたりすると、化粧水や乳液の他にもスペシャルなケアを追加したくなるものです。そんな時は、スキンケアの順番を間違えてしまいやすい瞬間と言えるでしょう。

スキンケアは正しい順番と適切な使用法を厳守すれば、美しい肌を目指すことができます。「今まで何げなく使用していたスキンケアが実は間違った使い方をしていた」ということもあります。この機会にぜひ、再確認してみましょう。

1.クレンジング・洗顔

夜は、クレンジングでしっかりメイクを落としましょう。特に小鼻の周りは毛穴にファンデーションが溜まりやすいため、念入りに行います。クレンジングは、こすらずに優しくなでるようにしましょう。

【クレンジングのポイント】

  • クレンジングは夜のみになりますが、残業や飲み会などで遅い帰宅の時などは忘れがちなので気をつけましょう。
  • 落ちにくいアイメイクやリップなどは、ポイントリムーバーを使うと肌を傷めずにクレンジングできます。

 
次に、きめ細かく泡立てた洗顔料で顔全体を包み込むように洗います(泡で洗うイメージ)。クレンジング同様、摩擦をかけずに優しく洗うことが大切です。

【洗顔のポイント】

  • クレンジング・洗顔料ともにしっかり濯ぎましょう。(人肌くらいのぬるま湯が理想)
  • 生え際は剤が残りやすく、肌トラブルにつながりやすいため、洗い残しないようにします。
  • 泡立てが難しい場合、泡立てネットを使うと簡単に泡が立てられて、時短にもなります。

2.化粧水

洗顔の後は、時間を置かずに、すぐに化粧水をつけましょう。適量を顔全体につけたら、乾燥しやすい目周りや口周りに重ねづけします。最後にハンドプレスをして顔全体馴染ませます。

化粧水は、肌質に合わせたものをセレクトするようにしてください。季節や肌年齢によって通年同じものとは限りません。

3.美容液

美容液は化粧水の次につけることが鉄則です(メーカーによっては乳液の後につけるタイプもある)。順番を間違えやすいアイテムなので気をつけましょう。

適切な美容液を選択

美容液は以下のように肌悩み別にセレクトします。肌トラブルに適した成分を適切に使いましょう。

  • 乾燥・ハリ低下悩み(セラムなどと呼ばれる商品が多いです)
    ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどが配合されている美容液を選択します。アンチエイジングを目指す美容液だと、プラセンタエキス(胎盤エキス)などが高濃度に配合されているケースも多いです。
  • シミ・くすみ悩み(美白美容液)
    アルブチン、コウジ酸、カモミラ、エラグ酸、ビタミンC誘導体、アスコルビン酸、トラネキサム酸、ルシノールなどが配合されている美容液を選択します。
  • 毛穴美容液
    グリコール酸やサリチル酸などが配合されていれば、毛穴の詰まり原因でもある古い角質除去や、ターンオーバーの安定が期待できます。また、毛穴の目立つ原因が、たるみや乾燥、メラニン沈着という場合もあるため、ヒアルロン酸や美白成分が配合されている美容液もあります。

4.乳液・クリーム

化粧水と乳液(クリーム)は必ずペアで使うようにしましょう。美容液のアイテムが加われば、化粧水→美容液→乳液という順番が基本です。

乳液は適量を顔全体につけたら、目周りや口周りの皮脂が少ない箇所に重ね塗りしましょう。化粧水や美容液同様、ハンドプレスで馴染ませます。

「化粧水をつけていれば乳液はいらないのでは?」と思い込んでいる方も少なくありません。乳液は化粧水で補った水分を逃がさないようにするフタのような役割を果たします。せっかく化粧水でたっぷり保水しても、そのまま蒸発させてしまっては、スキンケアが水の泡になってしまいますね。乳液は必ず使うようにしましょう。

【乳液・クリームのポイント】

  • 乳液のベタつきなどが気になる方は、「さっぱりタイプ」などのテクスチャをセレクトすると継続使用しやすいです。
  • 極度に乾燥が気になる場合は、乳液よりもクリームのほうがおすすめです。
  • UV配合の朝乳液として販売されていることが多いため、朝晩の乳液を使い分けておくのがベストです。

仕上げにUV対策も

紫外線は年中肌に刺激を与え続けています。春夏だけでなく、秋冬、曇りの日でも紫外線を無視することはできないでしょう。

朝スキンケアの最大ポイントは、通勤・洗濯物干し・散歩などに浴びてしまう紫外線をいかに防止するかです。これらは、生活紫外線と言って、レジャーなどで浴びるような強い紫外線ではありません。だからといって何の予防もしなければ、シミやくすみ、シワなどの原因になってしまいます。

適切なUV商品をセレクトして、一年中のUV対策を心がけましょう。生活紫外線をカットする値(SPF40程度)程度があれば安心ですね。

朝のUV対策

  • 日焼け止めを使う
    レジャーなどに用いられる日焼け止め製品をケアにプラスした使い方もあります。
    日焼け止めには、下地効果や乳液効果がないタイプも多いです。そうした場合、別に乳液や下地を使う必要があります。使用順番は以下を参考にしてください。

    1. 化粧水
    2. 美容液
    3. 乳液
    4. 日焼け止め
    5. 下地
    6. ファンデーション
  • UV配合乳液
    最近は、UVカット効果のある朝用乳液が販売されています。商品によっては下地効果も期待できるため、忙しい朝ケアの時短に貢献してくれるでしょう。
  • UV配合化粧下地
    下地の中には、UVカットが配合されているタイプもあります。UVカット入り下地を使うことで、ファンデーションが崩れた時に紫外線が入り込むのを防ぎます。
  • スプレータイプUVカット
    ケア・メイクの最後の仕上げとして使用します。スプレータイプなので、顔や首に満遍なく均一につけられるメリットがあります。

【UV対策のポイント】

UVカットやUV乳液は、首のほうまで伸ばしましょう。(首は焼けやすいため、ファンデーションとの色差が目立ちやすくなります)

スペシャルケアは週何回?いつすべき?

スペシャルケアは週何回?いつすべき?

普段のお手入れにプラスするだけで理想の肌に近づけるスペシャルケア。そんな画期的なスペシャルケアは、毎日取り入れても問題ないのでしょうか。

導入液

化粧水や美容液の浸透率を格段に良くする導入液、別称「ブースター」などと呼ばれることもあります。洗顔後に使用することでお手入れの効果がアップします。

導入液の使い方

適量の導入液をコットンに含ませたら、滑らせるように頰→額→小鼻→顎→目周りなどの順番でつけていきます。導入液を使う順番は以下の通りです。

【夜のケアでの順番】

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 導入液
  4. 化粧水
  5. 美容液
  6. 乳液

【朝のケアでの順番】

  1. 洗顔
  2. 導入液
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液(朝用UV入り)
  6. 下地
  7. ファンデーション

パック

スペシャルケアと言えば、パックを想像する方も多いでしょう。パックはお肌悩みに対してダイレクトに働きかけるケア品です。形状も、「剥がすタイプ」「洗い流すタイプ」「シートパックタイプ」などがあります。目的に合わせたパックを選ぶことでいつも以上のスキンケア効果が得られるでしょう。

剥がすタイプのパック

剥がすタイプは、パックの元祖と言っても良いですね。クレイや炭などの成分が配合され、毛穴の黒ずみや、産毛、古い角質除去が期待できます。

剥がすタイプのパックの使い方

500円玉程度の量を顔全体に広げて、10分~20分程度おき、剥がします。

注意点:
ゆっくりと摩擦をかけずに剥がすようにしましょう。週に1回を目安に推奨しているメーカーがほとんどです。

洗い流すタイプのパック

洗い流すタイプのパックには、毛穴の汚れを吸着するクレイ(泥)パックなどがあります。保湿力が高いタイプも多く、週に1回~2回ほど取り入れることで肌の透明感が期待できます。

洗い流すタイプのパックの使い方

夜、クレンジング後に軽く水気を拭き取り、目周りは避けて、2mm程度の厚みでパック剤を顔全体にのせます。ぬるま湯でよく流したら、化粧水や乳液で整えます。

シートパック

乾燥が酷い時や、紫外線で肌に刺激を受けた日など応急処置的に使用すると良いでしょう。肌悩みによって様々な種類のシートパックが販売されています。悩みに合致した商品を選ぶと良いですね。週に1~2回を目安にケアに取り入れましょう。

シートパックの使い方

洗顔後、ローションがたっぷりと染み込んだ顔型のマスクを顔に数分のせます。数分後にシートを剥がしたら、美容液や乳液をつけます。

 
それぞれのパックは、肌悩みやテクスチャなどに合わせてセレクトすると良いでしょう。どれにも共通する点は、週に数回の使用が望ましいという点です。毎日の使用は肌を傷めるリスクがあるため、避けたほうが良いでしょう。

毎日のスキンケアを習慣にして麗しい肌へ

何の疑問も抱かずに毎日行っているスキンケア。いつも通りのケアをしても、なかな肌が安定しなかったり、肌悩みが増えたりしたら、もしかしてスキンケアの順番や適量に間違いがあるのかもしれません。

いつものスキンケアに慣れてしまうと、スキンケアの使い方を見直す機会がなかなかないものです。これを機に、正しいスキンケア法を身につけ、美しい肌を目指していきましょう。
 

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ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。

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