今、話題の固形シャンプーをご存知ですか。
「えっ？石けんで髪を洗うの？」「泡立ちや髪へのダメージは？」と疑問を抱いてしまう方も多いのではないでしょうか。それもそのはず。ほとんどの方は液体シャンプーを使っていて、その効能や使い方に慣れてしまっているのですから。ですが、この固形シャンプーは、とても使い勝手の良い優れものなのです。
コスメフリークを中心に、ジワジワと固形シャンプーの魅力が波及されています。ここでは、そんな固形シャンプーについてまとめています。

そもそも固形シャンプーとは

固形シャンプーとは、主に天然の油脂原料からつくられたシャンプーです。オリーブ油、ヤシ油、ココナッツオイルなどの馴染みのある油脂原料ばかりです。また、水がほとんど使用されていない点も特徴です。
ちなみに、固形シャンプーは液体シャンプーをそのまま凝縮して石鹸のようにしているわけではありません。

一方で、日常的に使用されている液体シャンプーは、界面活性剤の比率が高く、固形シャンプーとはまったくと言ってよいほど、原料や製造工程が違います。

固形シャンプーのメリット

固形シャンプーには、いくつかのメリットがあります。
特に美容業界では、コスパ面や肌への優しさなど、さまざまな面が評価されているようです。

固形シャンプーにはどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

オーガニック成分で髪にやさしいものが多い

固形シャンプーは、天然植物をはじめとした肌や髪に優しい成分を使用しています。肌の弱い人や、天然成分志向の人にとっては、ニーズに合致したシャンプーと言えるでしょう。

また、ほとんどの固形シャンプーは界面活性剤を使用していないので、毎日のシャンプータイムも安心ですね。

コンパクトで場所をとらない

液体シャンプーとは違って容器がいらないため、場所をとりません。その分、浴室を広く使用できます。

コンパクトな石けんケースに入れておけば、持ち運びも便利です。固形シャンプーを適度な大きさにカットするなどして、旅行や出張などのお供にしてみてはいかがでしょうか。

体にも使えてコスパがよい

固形シャンプーは、シャンプーとしてだけではなく、ボディ用としても使用できます。
泡立ちが良いため、ボディに使っても十分な洗浄効果が得られるでしょう。

さらにボディ用の洗浄料分のコストも浮くため、まさに一石二鳥のコスパ満点のアイテムと言えますね。

環境にやさしい

液体シャンプーと違ってプラスチック容器が不要なため、環境に優しくエコです。

ここ最近では、プラスチックによる環境汚染が問題となっています。固形シャンプーはそんな環境問題にも貢献していると言えるでしょう。

固形シャンプーのデメリット

メリットが多い固形シャンプーではありますが、実はデメリットもあります。
しかし少し工夫を凝らすだけで、デメリットをクリアすることも可能です。

固形シャンプーを購入する時はメリットとデメリットのどちらも把握し、商品に納得してから購入するようにしましょう。

泡立てる手間がかかる

固形シャンプーは、適量の水分を含ませてから泡立てるため、液体シャンプーよりも時間がかかってしまいます。朝シャン派の人だと、「忙しい朝時間に泡立ての時間を費やすのはもったいない」と思うかもしれません。また、泡立てが苦手な人もいるでしょう。
そんな時は、泡立てネットなどを使用すると、スムーズに泡立てられます。

すすぎ不足になることがある

固形シャンプーは水分が少なく油分量が多いため、すすぎに時間がかります。
シャンプーの時間に余裕が持てる人でなければ、すすぎ不足になり頭皮のトラブルにつながることもあるでしょう。
時間に余裕のある夜のシャンプータイムに使用したり、すすぎやすいタイプの固形シャンプーにしたりすれば、この問題は解決できます。

固形シャンプーの使い方

固形シャンプーは、以下のように使います。
液体シャンプーと共通する部分がほとんどですが、すすぎや保管に関しては、より注意を払う必要があります。

なお、固形シャンプーに種類によっては、あらかじめある程度の量をつくり置きできるタイプもあります。

固形シャンプーを使う際の注意点

固形シャンプーを使い始めると、今まで使用していた液体シャンプーとは洗浄方法や質感、保存法の違いを実感します。
そのため、今までのシャンプーの概念を少しだけ変えるつもりで使い始めるのがいいでしょう。

決して難しいことではありません。いったん慣れてしまえば、とても簡単でスムーズにシャンプーできるようになりますよ。

きしまないようにリンスやコンディショナーを併用する

固形シャンプーはアルカリ性です。そのため、使用後すぐに弱酸性の髪や頭皮がアルカリ性に変化します。すると、髪の表面にあるキューティクルが開きやすくなり、髪のゴワつきやきしみが生じやすくなります。

固形シャンプーを使う時はなるべく単体ではなく、リンスやコンディショナー、トリートメントなどを合わせて使うようにしましょう。これらを使うことで、髪の滑らかさを維持できます。

通気性のよい場所に保管する

固形シャンプーは高温だと溶けてしまうため、浴室内ではなく洗面所に置いておくなどしましょう。
また、湿気や水濡れを防ぐためにも、通気性の良い形状の石けんトレーに保管してください。

使いやすい固形シャンプーの選び方

固形シャンプーの種類はとても豊富です。その中から、自分が使いやすい商品をセレクトできれば、日常の頭髪・頭皮ケアも楽しいものになるでしょう。

固形シャンプーをセレクトする際は、以下の3点を念頭に置きましょう。

①自分に合わない成分は避ける

固形シャンプーは、それぞれ成分や処方に違いがあります。いくら天然成分配合のものが多いと言っても、中には自分に合わない成分が含まれていて、ダメージを受けることもあります。

以前に刺激があった成分が含まれていないかどうかを、パッケージ裏に記載されているしてから購入するようにしましょう。

②好みの香りの固形シャンプーを選ぶ

リラックスできる香りを選ぶと、バスタイムが楽しくなります。

次に挙げるのは、固形シャンプーに多い代表的な香りです。それぞれの香りの特徴を理解し、その日の気分や体調に合わせて使い分けるのも良いかもしれませんね。

③保湿成分配合の固形シャンプーがおすすめ

固形シャンプーを選ぶ際は、保湿成分が配合されているものがおすすめです。特にオリーブ、ココナッツオイルなどが多いようです。

頭皮と毛髪のどちらも潤いが保たれていると、健やかな状態を維持できます。頭皮はフケや痒みが出にくくなり、毛髪はキューティクルが守られて傷みにくくなるでしょう。

おすすめ！ 口コミで人気の固形シャンプー3選

ここでは、実際に使用している人の口コミを元に、人気の高い固形シャンプーをご紹介します。

石けんシャンプー　ポルックス 750g

まるで和菓子のような見た目のポルックス石けんシャンプー。
地球に優しくというコンセプトのもと、無添加で天然成分が豊富に含まれているのが特徴です。爽やかなミントの香りは、べたつく夏場にもぴったりです。
１目盛り分から約300mlのシャンプーをつくることができ、この石けん1個では1200ml程度に相当するとか。エコ&コスパのどちらも満点の商品です。

石けんシャンプー　ポルックス 750g

メーカー	三共油脂
ブランド	ポルックス石けんシャンプー
容　量	750g
成　分	ヤシ油、水酸化カリウム、精製水、天然ミントオイル
香　り	ミント
価　格	美通販価格（詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。）
商品番号	00041483

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三共ブルーシャンプー 1.8kg

ヤシの実油や天然植物などの原料を凝縮した固形シャンプーです。
爽やかなメントールの香りが爽快感を与え、フケや痒みを抑えて頭皮のトラブル予防にもなるでしょう。そのため、カラーやパーマなどのヘアメニューもスムーズにこなせます。
ほかに、レモンの香りが魅力の三共イエローシャンプーもあります。お好みの香りでセレクトしてみましょう。

三共ブルーシャンプー 1.8kg

メーカー	三共油脂
ブランド	ブルーシャンプー
容　量	1800g
サイズ	約165×110×85mm
香　り	メントール
価　格	美通販価格（詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。）
商品番号	00081175

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男の石けん 80g

炭の吸着作用により、皮脂が過剰な男性の肌でもしっかりケアします。
暑い日やスポーツ後のすっきりしたい時など、メントール作用で爽快感が一日中続くのも嬉しいですね。
男性に限らず女性の使用もおすすめですよ。
炭の力で頭から爪先までしっかり綺麗になりましょう。

男の石けん 80g

メーカー	地の塩社
ブランド	ちのしお　男のせっけん
容　量	80g
成　分	石ケン素地、メントール、ハッカ油、炭、水、エタノール ※石鹸油脂原料（大豆油、菜種油、パームヤシ）
香　り	メントール
価　格	美通販価格（詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。）
商品番号	00096815

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固形シャンプーの魅力を満喫しよう！

固形シャンプーの魅力を理解していただけましたか。コスパ、環境ともに良いとこ取りのシャンプーと言う事ができますね。

この記事では固形シャンプーのメリットだけでなく、デメリットにも触れました。それらを総合的に判断し、固形シャンプーが自分の生活スタイルにマッチしたシャンプーかどうかを見極めてから購入するようにしてくださいね。
 

ユミ元ビューティーアドバイザー

投稿者の過去記事

国産化粧品の美容部員を10年勤めました。
百貨店から化粧品専門店まで、様々な店舗勤務を経験しています。現在は、専業主婦をしながら在宅WEBライターとして美容系記事を中心に執筆活動をさせていただいています。美容に関する新鮮な情報を発信できたらと思います。