美しくて丈夫なネイルが楽しめるジェルネイル。デザインのレパートリーも増えて、人気の高いネイルと言って良いでしょう。
ですが、ジェルネイルオフの工程では高い濃度の溶剤を使用します。そのため、爪を傷めたり、指を荒れさせてしまったりすることがあるので気をつけなくてはいけません。だからと言って、ネイルサロンでのオフは時間やコストがネックですね。
ここでは、セルフでジェルネイルをオフする知識・技術についてご紹介します。
ジェルネイルはセルフで落とせる
人気の高いジェルネイルですが、マニキュアと違って落とす時の道具や手順に違いがあります。
それを聞くと「なんだかジェルネイルを落とすのは面倒」「やはりネイルサロンに行く方が良いのでは?」と感じるかもしれませんね。また、ジェルネイルオフのたびにネイルサロンに行くのは少々手間でもあります。
ですが、ジェルネイルは道具や手順をしっかり把握していれば、セルフでも落とすことができるのです。
家にあるもので簡単! ジェルネイルの落とし方
家にあるもので簡単にジェルネイルを落としてみましょう。また、落とす時の流れやポイントを確認します。
用意するもの
ジェルネイルをセルフで落とす場合、次のような物を揃えます。その特徴についても詳しく見ていきましょう。
ジェルネイル用リムーバー
ジェルネイル用リムーバーには、「アセトン」という溶剤が配合されています。他に、酢酸エチルなどの成分や、爪の乾燥を防ぐための油分などが使用されていることもあります。
爪やすり(ファイル)
本来、爪を整えるネイル専用の製品です。ジェルネイルオフ時の場合、リムーバーが染み込みやすいように、爪やすりを使って削ります。さまざまな形状、材質のファイルがあるので、自分の爪に合ったものを選びましょう。
3Wayバッファー
サイズ | 全長178mm | 価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。) |
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商品番号 | 00075662 |
コットン
ジェルネイルを落とす時は、メイク落としやスキンケアに使用するタイプのコットンを使っても大丈夫です。多めのコットンが必要なため、100円ショップなどで販売されているコスパの良いコットンを使うのも良いでしょう。細かい箇所の除去は、ウッドスティックなどに巻き付けて使用します。そのため、毛羽立ちにくく裂けやすい形状を選びましょう。
コットン
メーカー | レイナカンパニー |
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ブランド | カットコットンB 300g |
容 量 | 約400枚入 |
サイズ | 70×68mm |
材 質 | 綿100% | 価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。) |
商品番号 | 00114834 |
ホイル
リムーバーで浸したコットンがずれたり、リムーバーが垂れたりしないように、ホイルで固定するように爪に巻き付けます。
カットアルミ
メーカー | HANA |
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容 量 | 200枚 |
サイズ | 幅90mm×サイズ 9×7cm 厚み1mm | 価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。) |
商品番号 | 00097270 |
ウッドスティック
はみ出したジェルネイルを修正したり、余分な甘皮を修正したりします。ウッドスティックの先は薄めなので、爪のシルエットにフィットし、作業しやすいです。100円ショップなどでも数本セットで販売されています。
ウッドスティック
メーカー | HANA |
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容 量 | 10本 |
サイズ | 長さ:約11.5cm | 価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。) |
商品番号 | 00072458 |
オイル
爪自体だけでなく、その周りの皮膚をアセトンなどによる乾燥やダメージから守ります。
ヤシ油、ビタミン、保湿成分が配合されている物もあります。
シェリーシピ フレグランスネイルオイル エタンセル
メーカー | シェリーシピ |
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ブランド | フレグランスネイルオイル エタンセル |
容 量 | 7.5ml |
香 り | ストロベリーローズ | 価 格 | 美通販価格(詳細は商品ページまたは美通販カタログ内でご確認ください。) |
商品番号 | 00113230 |
落とし方の手順
ジェルネイルを落とす時の手順を見ていきましょう。
- リムーバーが浸透しやすいように、爪やすり(ファイル)でジェルネイルを削る
- アセトン濃度の高いジェルネイル用リムーバーを満遍なく染み込ませたコットンを爪部分に置く
- 溶剤の揮発を防ぐため、②の上からアルミホイルで覆う
- 数分置く
- ウッドスティックを使用してジェルネイルを除去する
- 爪やすりで爪全体を整える
- オイルや、ハンドクリームで爪を保湿する
ジェルネイルをきれいに落とすためのポイント・注意点
ジェルネイルの落とし方を間違えしてしまうと、爪を傷めるだけでなく爪の美しさも失いかねません。
ジェルネイルをきれいに落とすためには、次のような点に注意しましょう。
表面をしっかり削る
表面をしっかり削ることで、リムーバーがしっかり馴染むようになります。削り足りないとジェルネイルのオフが中途半端になってしまうので、注意が必要です。
無理に剥がさない
ジェルネイルは無理に剥がさないようにしましょう。無理に剥がしてしまうと自分の爪の表面も剥がれ、爪を傷める原因になります。
力を入れずやさしく落とす
爪は薄くて繊細です。ネイルジェルを落とす時に力を入れてしまうと、爪が割れるなどのトラブルにもつながるでしょう。力を入れず、やさしく落とすのが基本です。
アセトン入りのリムーバーを使う
ジェルネイルは、マニキュアと違って普通の除光液では落ちません。アセトン系のリムーバーを使用しましょう。
除光液では落とせないので注意
マニキュアとジェルネイルはまったく性質が違います。マニキュアを落とすための除光液ではジェルネイルを落とせないので注意が必要です。
ジェルネイルを落としたあとのケア
ジェルネイルに限らず、最も爪を傷めてしまうのがネイルオフです。そのためジェルネイルオフ後には、しっかり爪をケアすることが重要です。
ネイルオイルとネイルクリームで保湿
ネイルオフ後の爪は、アセトンなど溶剤による乾燥や脱脂などの症状が起きやすくなります。そうした症状を放っておけば、爪割れなど爪にダメージを与えてしまうかもしれません。
このようなトラブルを回避するために、爪を保護する成分配合のネイルオイルやネイルクリームを使って、しっかりアフターケアを行なってください。
甘皮ケア
甘皮ケアの目的は、爪の美しさを引き出すだけではありません。爪の保水や栄養を浸透しやすくすることにもつながります。
ケアの際は、オフした指先にクリームをつけたり、あらかじめお湯に浸したりして軟らかくしておくとスムーズです。
ネイルオフ後の脱脂や脱水は爪を劣化させやすいため、甘皮ケアで栄養浸透をよくすることはとても大切です。
自宅でのジェルネイルオフに関するよくある質問
自宅でジェルネイルオフするにあたり、不安なこともあるでしょう。ここでは、自宅でのジェルネイルオフに関するよくある質問についてまとめています。
アルミホイル、コットンがない・・・代用できるものはある?
アルミホイルやコットンがない場合、代用できる物はあるのでしょうか。
ここでは、自宅でジェルネイルオフをする際に、家にある物で代用が可能かどうか、また可能ならばどのような物が使えるのかを見ていきます。
- アルミホイルの代用:アルミホイルの代用は基本的には「ない」と考えましょう。例えばラップを使用した場合、アセトンなどの溶剤と化学反応を起こす可能性もあるため、使用は不可です。
- コットンの代用:コットンがない場合は、ティッシュを爪サイズに切って使用する方法があります。
- ウッドスティックの代用:割り箸でも代用可能です。使いやすいように先端を削るなどしても良いですね。
- オイルの代用:爪専用のオイルが販売されていますが、ベビーオイルや、ハンドクリームでも代用できます。
リムーバーで浮かせたのにジェルが残っている時は?
リムーバーで浮かせたのにジェルが残っている場合は、「落とし方の手順」の過程を繰り返しましょう。
数回繰り返すうちにジェルが軟らかく、浮きやすくなってくるので、残りにくくなります。
ウッドスティックで取れない時は?
ウッドスティックで取りきれない場合は、ファイルを使用しても良いでしょう。その際、爪を傷つけないように優しい力で作業します。
爪の表面が剥がれてしまった時は?
爪の表面が剥がれてしまった時は、すぐにオイルやクリームで保湿ケアします。
また剥がれた部分に凹凸が目立つ場合は、爪が生え変わるまでトップコートを塗ってなだらかにしておきましょう。
リムーバーがない・・・ひたすら削って落とす、はあり?
リムーバーがない場合は、ひたすら削って落とす方法もあります。むしろ少し前までは、削って落とすというやり方が主流でした。
今ではアセトン配合のリムーバーが販売されるようになり、簡単に落としやすくなりました。しかし爪を傷める原因となるため、いまだに削って落とすやり方をしているサロンもあります。
こんなときはサロンでのオフがおすすめ
ジェルネイルオフのサロン価格相場は2,000円〜が多いようです。サロンによってオフの仕方や溶剤に違いがありますが、プロによるネイルオフを受けられるため、爪を傷めるなどのリスクも少ないでしょう。
「どうしてもセルフでは綺麗にジェルネイルを落とす自信がない…」という時はサロンでのオフをおすすめします。また以下のようなケースも、サロンでのオフが望ましいでしょう。
短期間の間でオフする場合
通常、ジェルネイルは3週間から1ヵ月間楽しめます。そして、爪の伸びる3週目以降が適切なつけかえやオフのタイミングです。ですから数日の短期間でオフしてしまうのは、もったいないと言えるでしょう。
またオフが早ければ早いほど、爪が伸び切っていないため、自爪を傷めてしまいます。ですが、仕事などでどうしてもすぐにオフしなければならない場合もあるでしょう。
こうした時こそ、爪のプロがいるネイルサロンでのオフがおすすめです。
爪にトラブルがある場合
薄くてデリケートな爪は、トラブルを起こしやすい部位でもあります。ジェルネイル中も、乾燥や刺激で爪にダメージを起こすこともあるでしょう。
以下のような場合は、サロンでのジェルネイルオフをおすすめします。
主な爪トラブル例
トラブルのある爪は、不健康に見えてしまいます。またトラブル中に間違った落とし方をすれば、症状はさらにひどくなるでしょう。
- 二枚爪:原因のほとんどが、水分や栄養の低下による乾燥です。冬場の乾燥しやすいシーズンにより生じやすい傾向があります。
- 爪が欠ける:爪に外傷を加えたり、乾燥したりすることでも欠けやすくなります。また、妊娠期、授乳期などは爪の構成成分であるたんぱく質(ケラチン)が不足がちなので、欠けやすくなるでしょう。
- ささくれ:爪というよりは、爪周辺の皮膚のトラブルです。ささくれがひどくなると爪周りに炎症を引き起こしやすくなります。
知識と技術を習得!ジェルネイルはセルフでも落とせる!
なるべく時間をかけずに、ネイルを楽しみたい、という方は多いと思います。
ジェルネイルのように、丈夫で長持ちするネイルは画期的で魅力的です。その反面、削ったり、強い溶剤で落としたりするため、爪の健康や美しさが損なわれるリスクは高くなります。
ですが、ここでご紹介したネイルオフグッズを使い、やり方をしっかりマスターすれば、セルフでのオフも十分可能です。もちろん、爪に傷みが現れたり、ネイルオフに自信がなかったりする場合は、ネイルサロンでネイルオフを受けてくださいね。
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