酸熱トリートメント

酸熱トリートメントで髪質改善が可能になる?今からでもメニューに取り入れるべき?

昨年から美容業界の間で話題になっている酸熱トリートメント。最近では美容室の新しい施術メニューとしてテレビや雑誌、SNSなどでも取り上げられており、世間にも徐々に認知されつつあります。しかし酸熱トリートメントは、髪の毛のクセを整えサラサラで美しい髪質に改善できる効果が期待できると言われていますが、その実態はまだまだ知られていないのも事実です。今回の記事ではそんな酸熱トリートメントの仕組みや注意点、おすすめの商材などについて詳しくご紹介していきます。

酸熱トリートメントとは

酸熱トリートメントとは

酸熱トリートメントとは、2018年頃から出てきたトリートメントの最新技術です。全国のサロンでも徐々に取り入れられており、髪のダメージやクセを直し髪質の改善につながる手段のひとつとして注目を集めています。

まだまだ新しい技術のため、「酸熱トリートメント」という言葉が聞きなれないという方も多いでしょう。しかし「髪のクセがなくなった」「髪のチリつきやダメージを抑えられた」と話題になるほどの高い効果が見込めることもあり、知っておいて損はありません。

まずはどのような仕組みでどんな効果があるのかを詳しくご紹介していきます。

酸熱トリートメントの仕組み

髪の毛はタンパク質の結合によって構成されており、それぞれの形状などによって髪質やクセが決まります。中でも結合同士が絡み合うことで発生する「イオン結合」というものがクセやうねり、ダメージによる広がりといったゆがみを生み出しているのです。

このイオン結合によるゆがみを、酸熱トリートメントの主成分である「グリオキシル酸」で解くことにより、ナチュラルでニュートラルな髪質へ改善します。

さらに有効成分をアイロンの熱に当てて脱水縮合させ、髪の表面を新たなコーティングで包みキューティクル引き締め効果も期待できるでしょう。それにより髪のゴワつきやクセを抑えるだけでなく、ツヤやコシを与えてより美しい髪に仕上げられるのです。

縮毛矯正との違い

縮毛矯正は、薬剤の成分であるアルカリ剤を使うことで髪のシスチン結合を切り離し、ストレートの形状を記憶させながら再度結合をつなぎ合わせます。その仕組みから縮毛矯正は、常にストレートな髪質に変えることが可能なので、髪の毛が濡れていてもドライヤーで乾かしてもまっすぐになります。

一方で酸熱トリートメントは、結合を切り離したりつなぎ合わせたりする工程はありません。絡まっている結合を解き、アイロンなどの熱で脱水縮合させることによりストレートな状態にします。

酸熱トリートメントによるストレート効果は、髪の毛が濡れている状態ではあまり効果が見られず、ドライヤーやアイロンなどで熱を加えた際に効果を発揮しやすいと言われています。それにストレートパーマや縮毛矯正と違い、結合を切断することなく効果を発揮するため髪へのダメージもありません。

また髪の毛のクセは、

  • 水素結合
  • シスチン結合

の2種類の結合により構成されており、一般的には縮毛矯正で形成されるシスチン結合の割合の方が多いと言われています。

そのため縮毛矯正であまり効果が見込めない人は、水素結合を形成する酸熱トリートメントのほうがストレート効果を実感できるケースもあるのです。

効果時間

酸熱トリートメントは、縮毛矯正のように無理やり結合を整えるわけではないため、効果時間も少し短くなります。具体的には1ヶ月〜1.5ヶ月ほどです。

一般的に4ヶ月ごとにあてる縮毛矯正よりも短いスパンになりますが、使い続けることでよりダメージを補修しストレートな髪質に近づけるため、次第に効果時間も長くなるメリットがあります。

ここで注意したいのが、酸熱トリートメントの効果はアルカリ性のものが触れることで失われるという弱点があることです。

例えば、

  • プールに入る
  • 自宅でのシャワー
  • 縮毛矯正やパーマ、カラーリングをかける

などです。

プールやシャワーにはアルカリ性の塩素が含まれており、縮毛矯正などの薬剤にはアルカリ剤が使われています。できるだけ効果を持続させるためにも、これらの行為を極力控えた方が良いでしょう。

そして酸熱トリートメントの効果を長持ちさせるには、自宅などでのホームケアにも気を配ることが重要。具体的にはシャンプーやトリートメントを酸熱トリートメント用のものに変えることです。人によっては2ヶ月以上効果が持続することもあり、日頃からのケアも大切であることが伺えます。

酸熱トリートメントの主要成分

様々なメーカーから酸熱トリートメントは販売されていますが、現在使われている主要成分は「グリオキシル酸」か「レブリン酸」の2種類になります。一方の成分かもしくは両方の成分で構成されている酸熱トリートメントがほとんどです。

ではこれらの2種類の成分とはどのようなものなのでしょうか。具体的に解説していきます。

グリオキシル酸

グリオキシル酸は酸熱トリートメントの代表的なもので、最も多くの商品に使われている成分です。一部の植物や菌類が持っていて、アセチルCoAと結合することでリンゴ酸を作ったり、無電解メッキの還元剤としても使用されています。

高温のストレートアイロンによる熱で脱水縮合する際には、メチレン架橋やイミン結合、水素結合を形成。髪の毛にハリやコシを与えたり形状を整えます。

ただ酸熱トリートメントの技術は新しく、グリオキシル酸の運用についてもまだまだ解明されていないことも多いのが現状です。そのため様々な見解がなされていますが、今後の研究などに期待が高まります。

レブリン酸

レブリン酸も同様に、酸熱トリートメントの主要成分となります。ただ多くの商品でグリオキシル酸が表立っており、レブリン酸が主役の商品はまだまだ少ないのが現状です。

レブリン酸は砂糖の主成分であるスクロース(ショ糖)を濃塩酸とともに加熱することで合成。主にナイロン様のポリマーや合成ゴム、プラスチックの原料に使われたり、医薬品合成の中間体になります。

レブリン酸を脱水縮合した場合には、イミン結合や水素結合を形成し髪の毛の状態を整えます。グリオキシル酸とほぼ同じ結合になることから、酸熱トリートメントにも使われているようです。

おすすめの酸熱トリートメント

昨年から話題になっており、様々な商品が発売されている酸熱トリートメントですが、具体的にどんなものを選べばよいのでしょうか。ここではおすすめの酸熱トリートメントについてご紹介していきます。

ハホニコ ケラテックスメント グリニコ-60 リキッドトリートメント

ハホニコ ケラテックスメント グリニコ-60 リキッドトリートメント レフィル500g

ハホニコの「ケラテックスメント グリニコ-60 リキッドトリートメント」は、高純度のグリオキシル酸を配合しており、髪の毛のクセやうねりの原因となるイオン結合を解きます。年齢によるエイジングダメージやカラー・ブリーチによるケミカルダメージで痛んだ髪に効果があり、本来持っているナチュラルな髪質に改善するトリートメントです。

使い続けることでクセを伸ばし、ブローで少し手を加えても問題ないまとまりが実感できるでしょう。

メーカー ハホニコ
サイズ レフィル500g
サロン価格 7,000円

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ハホニコ ケラテックスメント グリニコ イロミズ アッシュワイン

ハホニコ ケラテックスメント グリニコ イロミズ アッシュワイン 500g

ハホニコから発売されている「ケラテックスメント グリニコ イロミズ アッシュワイン」は、高濃度塩基性カラーとHCカラーを配合しています。

通常、酸熱トリートメントはアルカリ剤を使うカラーリングと相性が悪く、カラー毛に使う際に色落ちやトリートメントが馴染みにくいなどのデメリットがあります。そのためカラーリングをしている髪(特にアッシュ系)に酸熱トリートメントする場合、「リキッドトリートメント レフィル」に加えてこちらの商品を調合してお使いください。

メーカー ハホニコ
サイズ 500g
サロン価格 4,500円

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ハホニコ ケラテックスメント グリニコ リキッドトリートメント

ハホニコ ケラテックスメント グリニコ リキッドトリートメント レフィル500g

ハホニコの「ケラテックスメント グリニコ リキッドトリートメント」は、γ-ドコサラクトンという熱ダメージ対策成分が配合されている商品。ヘアーアイロンの熱に反応することで結合し、髪のうねりやまとまりに効果のあるトリートメントです。

上記のグリニコ-60やイロミズと調合して使い、ナチュラルに改善されたハリやコシを与えて美しい髪の毛に仕上げます。

メーカー ハホニコ
サイズ レフィル500g
サロン価格 3,000円

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上記でご紹介したもの以外にもおすすめ商品やプロセス、配合レシピや施術メニューに関するアドバイスなどを美通販Webサイトの特集記事でもご案内しています。特に酸熱トリートメントは業界内でも最新の技術であり、しっかりと効果を実感できるトリートメントとして話題性も抜群。トレンドに敏感な女性客の集客にもつながるでしょう。

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酸熱トリートメントを施術メニューに取り入れるべき?

酸熱トリートメントを施術メニューに取り入れるべき?

新しいトリートメント方法である酸熱トリートメントは、まだまだ発展途上の技術であり様々な議論がなされています。話題だけが先行し、正しい効果だけでなくデメリットなどが知られていないという側面もあるのです。

そのためうまく酸熱トリートメントを取り入れるためには、今後も研究や検証などで効果を実証したりと長期的に成果を見出すことが重要になるでしょう。「儲かるかも」と流行りに乗るだけの心構えだと、失敗することも考えられます。

そうしたリスク管理をしっかり行うためにも、酸熱トリートメントのメリットだけでなくデメリットを正しく把握してから導入してください。

参考:酸熱トリートメント導入計画|美通販

酸熱トリートメントの注意点

酸熱トリートメントには、知っておかなければならないいくつかの注意点があります。まずは美容師側でしっかり把握しておくことで、お客様に満足いただけるサービスを提供できるでしょう。

では具体的にどんなことに注意すればいいのでしょうか。ここでは酸熱トリートメントの注意点やデメリットなどについてご紹介していきます。

特有のニオイが残る

酸熱トリートメント後、特有のニオイが髪の毛に残ることが多いです。これは酸熱トリートメントの主要成分「グリオキシル酸」の中に含まれるグリオキシルサールという不純物がもたらしています。酸熱トリートメントの種類や人によって個人差などもありますが、長い期間で1週間ほど香りが残ることがあるでしょう。

早くニオイを抑える方法としては、次に髪を濡らすまでの時間を空けること。中には「施術した当日はできるだけ髪を濡らさないこと」とお客様に伝える美容室もあるようです。

施術者の技術に左右される

酸熱トリートメントは、パーマや縮毛矯正と同様にそれなりの技術が必要になります。例えば正確なアイロンワークやお客様の髪質に合わせた温度調節とテンションなどです。そうした注意点に気を配りながら施術しないと、髪が硬くなるといった失敗につながることもあるでしょう。

しかもお客様の要望や髪質などに応じて、どの程度の効果が見込めるのかや仕上がり感などについて説明できる理解力も試されます。

やり手の技術力で仕上がりに差が出たり理解力でお客様の満足度に関わってくるため、導入するなら酸熱トリートメントについてしっかり勉強するという心意気も必要不可欠です。

パーマと相性が悪い

縮毛矯正だけでなくパーマもアルカリ性の薬剤を使用していることが多く、酸熱トリートメントとの相性はよくありません。どちらか一方の効果が薄くなったり、どちらもうまく髪に馴染まないなどの事態に陥ることがあります。

例えば、酸熱トリートメントの直後や後日にパーマをかけようとしても、髪がパサついて思ったようなパーマをかけられないなどです。

そもそも酸熱トリートメントは、傷んだ髪を補修するだけでなく髪の毛をストレートにする作用もあるため、必然的にパーマとの相性は悪くなります。そのため敢えて高温でのストレートアイロン処理による仕上げを入れないなどの工夫も必要です。

色落ちする

カラーリング剤も基本的にアルカリ性なので、髪の毛を弱酸性に導く酸熱トリートメントとは相性は悪いです。特にカラー後の髪に酸熱トリートメントをあてるのは、色落ちしやすくなることに繋がるため注意してください。

しかし様々な検証などにより、カラーと酸熱トリートメントを同時に施術する方法を実用化している美容院も存在します。まだまだ解明されていない部分が多い酸熱トリートメンとだからこそ、お客様のニーズに応えられる方法を模索することが重要なのです。

割りと高価

酸熱トリートメントの商品自体は上記で挙げたような価格帯ですが、実際に美容院のメニューに導入するなら技術料込みで2~3万円ほどつける店舗もあります。

中には1万以下の安い価格で実施している美容院もありますが、高いのには高いなりの理由(技術料など)があるように、安いのには安いなりの理由があります。大切なのは、値段に関わらずお客様が満足いただけるサービスを提供できるかと言えるでしょう。

また比較的高額なメニューとなるため、気軽に試せるような価格ではないのも事実です。しかし様々な検証や研究を重ねて、確かな効果のある酸熱トリートメントを施せるのであれば、自然と評判も上がり客単価を見込めるメニューのひとつとなるのではないでしょうか。

同じストレートアイロンを使うべからず

酸熱トリートメントに使うストレートアイロンは、縮毛矯正と違うものを使うことが必須になります。なぜなら縮毛矯正と酸熱トリートメントでは、アルカリ性と酸性という薬剤の違いがあり、アイロンワークや温度調節などの方法も異なるからです。

それぞれのやり方やテクニックに適したアイロンを使うことが、効果の高い施術を生み出します。せっかく話題性のある新しい技術を導入するのであれば、酸熱トリートメントだけでなく他の細かい商材にも気を配りましょう。

酸熱トリートメントをおすすめすべき人

酸熱トリートメントは誰に対しても同じように効力があるわけではなく、髪の毛の状態や元々の髪質などの様々な要因によって効果は異なるものです。

特に、

  • 細く柔らかい髪質の人
  • パーマや縮毛矯正などで髪が傷んでいる人
  • 水に濡らすと髪の毛の癖が一時的に抑えられる人

などに効果を発揮しやすいと言われています。

酸熱トリートメントの髪をストレートにする効果は、縮毛矯正などに比べると少し落ちるのが現状です。そのため癖が強くて剛毛の髪質の人だと、いまいち真っ直ぐな髪にならないこともあります。

また定期的に縮毛矯正やパーマ、カラーなどを施している髪のダメージにも、酸熱トリートメントの補修効果が期待できるでしょう。ただし上記でも述べたように、カラーやパーマをしたばかりの髪ではどちらか一方の効果を打ち消してしまうことにも繋がるため、効果を阻害しない方法を模索する必要があります。

美しい髪に仕上がる酸熱トリートメントでお客様のニーズに応える

酸熱トリートメントはストレートパーマや縮毛矯正に変わる新しい技術として、様々な美容室が取り入れつつあります。そしてストレート効果だけでなく、ケミカルダメージやエイジングダメージなどの傷んだ髪を補修する効果も期待できるため、幅広いターゲット層にご利用いただけるトリートメントです。

ただし世に出たばかりの技術でありまだまだ実績が少ないので、導入後も様々な検証を行いお客様に満足いただけるようなメニューへと昇華させることも重要になるでしょう。

「サラサラで真っ直ぐな髪の毛を実現したい」「健康的で美しい髪を取り戻したい」というお客様のニーズに応えられる酸熱トリートメントのメニューの導入を検討している方は、ぜひこの機会に今回ご紹介したハホニコの酸熱トリートメントを使ってみてはいかがでしょうか。

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サロンチャート編集部

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