普段はショートだけど少しだけ髪の長さを出したいときやポイントでヘアカラーの色を入れたいときに便利なエクステンション。現在、エクステンションは編み込みやシールなど様々なつけ方があります。
そこで今回は、種類別エクステンションのメリットとデメリットを解説！ エクステンションに挑戦しようと思っている人は参考にしてくださいね。

エクステンションとは

まず、簡単にエクステンションの説明をします。

エクステンションとは、髪に毛束をつける施術のことを指します。髪を長くしたり、メッシュを入れたりと簡単にイメチェンできるのが特徴です。一見、若い人向けなイメージがありますが、髪のボリュームアップなどもできるので幅広い世代の方に対応しています。

エクステンションの種類

エクステンションの種類は大きく分けて以下のようになります。

美容師はこの4種類をお客様の髪質などに合わせて使い分けます。お客様の髪の状態と希望のヘアスタイルによっては、希望する装着方法ができない可能性もあるので注意が必要です。美容室でエクステンションを装着する場合は、美容師と「現在の髪の長さから希望のヘアスタイル可能か？」しっかり相談をしましょう。

まずは、「編み込みエクステ」「シールエクステ」「超音波エクステ」「プルエクステ」のそれぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。

編み込みエクステ

エクステンションの中でも最もポピュラーなのが編み込みエクステです。地毛とエクステンションを結ぶように編み込んでいきます。やり方としては、三つ編みや四つ編みでやることが一般的です。

編み込みエクステのメリットとデメリット

編み込みエクステのメリット	編み込みエクステのデメリット
編み込んでゴムで結ぶだけなので髪へのダメージがない エクステを外すときに自分でも外せる ほとんどの美容室が編み込みエクステに対応している	編み込む部分が少しだけ膨らんでしまい厚みが出る 髪とエクステを結ぶために施術していくときに頭皮が少し引っ張られる感覚がある 強く引っ張るとエクステが外れる可能性がある 編み込む人のスキルによって持ちが変わる

シールエクステ

シールエクステは、薄いシート状のシールと地毛を接着させます。編み込みエクステの次に多いつけ方ではないでしょうか。

シールエクステのメリットとデメリット

シールエクステのメリット	シールエクステのデメリット
エクステンションの装着部分が薄いので自然に仕上がる 施術中に髪を引っ張られる感覚がない 施術時間が短い 価格がリーズナブル	シール部分にアイロンを使うと取れる場合がある エクステンションと地毛のつなぎ目の強度が少し弱い

超音波エクステ

超音波エクステは、専用のマシーンを使ってつけていきます。最近では美容室でも取り入れているところも多いようです。

超音波エクステ専用のエクステンションにはケラチンが含まれています。そのケラチン部分のみ専用のマシーンで溶かして地毛につけていくのが超音波エクステです。

超音波エクステのメリットとデメリット

超音波エクステのメリット	超音波エクステのデメリット
髪へのダメージが少ない 施術時間が早い 地毛とエクステンションの境目が自然 エクステンションの色の種類が豊富	価格が高い 1本あたりの毛束が少ない 髪をキレイに乾かすなどヘアケアが必須

プルエクステ

プルエクステは、エクステンションの先端についている紐と地毛を結んで装着していきます。編み込みエクステに少し似ているかもしれません。シールエクステや超音波エクステのような、専用のアイテムを使わず装着していくエクステンションです。

プルエクステのメリットとデメリット

プルエクステのメリット	プルエクステのデメリット
結び目が小さく自然に仕上がる 結び目が小さいので自宅でのシャンプーなどやりやすい エクステンションが取れづらい 毛質が良い	自分では外すことができない

エクステンションの材質

先ほど紹介したように、つけ方がいろいろあるエクステンションですが、材質の種類もいくつかあります。

エクステンションの材質はこの3種類です。

それぞれエクステンションの材質による違いについて紹介していきます。

人毛のエクステンション

人毛はその名の通り人間の髪を使ったエクステンションです。美容室で使われる多くが人毛のエクステンションだと思います。パーマやカラーもできて、ヘアアイロンを使ってエクステンションを巻くことも可能です。

人毛の中でもランクがあり、質の良いものは「レミー人毛」と言われ、価格は高いですが地毛に近い状態で楽しめます。

人工毛（ファイバーエクステ）のエクステンション

人工毛のエクステンションは、ナイロンやポリエステルで作られているので人毛より価格がリーズナブルです。カラーバリエーションも多く、ブリーチをせずに原色に近い色が楽しめます。そのため、色が豊富な人工毛はメッシュのように部分的に派手な色を入れたいとき活躍するでしょう。

注意点として、人工毛を選ぶときに気をつけるのが、耐熱仕様を選ぶことです。普段からヘアアイロンでアレンジをされる方は、耐熱仕様の人工毛を使わなければなりません。耐熱仕様じゃないとエクステンションにヘアアイロンを使うとたちまち溶けてしまいます。

あと、耐熱仕様でもなかなかヘアアイロンの形がつかない場合があるので、コツをつかむまでに練習が必要です。

ミックス毛のエクステンション

ミックス毛は、人毛と人工毛を混ぜたエクステンションです。双方の良さを取り入れているのでリーズナブルだけど質の良いエクステンションがつけることが可能。

ただし、取り扱い店舗が人毛や人工毛と比較すると少ないのがネックです。

エクステンションが最近また注目を浴びている？

エクステンション自体は、10年～20年以上前からの技術です。ただ、ここにきてエクステンションが再燃してきました。その背景には「より簡単により早く！」と技術が進化して様々な装着方法の選択肢が増えたせいかもしれません。

初めてエクステンションをされる方もいると思うので、エクステンションのメリットとデメリットを解説します。

エクステンションのメリット

エクステンションの最大のメリットは、気軽に髪の長さを自由に変えられることです。

髪の毛は通常1ヶ月に1cm〜1.5cmくらいしか伸びません。そのためショートヘアの方が髪をロングに伸ばそうとした際に最低でも1年以上はかかります。しかし、エクステンションを使えば憧れのロングヘアにも簡単になることが可能です。さらに飽きたらエクステンションを外せるので楽チン。

エクステンションのデメリット

簡単にイメチェンが楽しめるエクステンションですが、装着のやり方によっては髪や頭皮へのダメージが起きます。髪や頭皮へのダメージが気になる人は、超音波エクステのような価格の高い施術を選ぶしかありません。

あと、エクステンションはあくまでつけ毛なので地毛とは違います。地毛と違い、自宅でのホームケアをやらないとエクステンションが絡まったり、すぐに取れたりする可能性が高いです。

ホームケアの方法についてもあとで解説をします。

エクステンションの相場

気になるエクステンションの相場ですが、装着方法によって料金は変わってきます。編み込みエクステ、シールエクステ、超音波エクステ、プルエクステの4種類の相場を解説します。ちなみに、今回は「エクステつけ放題」や「低単価エクステ」の美容室以外の料金です。

編み込み エクステ	編み込みエクステは、1本あたり300円〜700円と料金に開きがあります。 理由は髪質のランクがあるからです。 安くエクステンションをつけるのなら髪質のランクを落とす必要があります。
シール エクステ	シールエクステは、1本400円ほどです。 コスパが非常に高いので初めてエクステンションをつけたい人は良いかもしれません。
プル エクステ	プルエクステは、1本200円〜300円ほどになります。エクステンションの料金の中では、最も安い料金です。とにかく安く済ませたいと思っている方は、プルエクステをしてみてはどうでしょうか。
超音波 エクステ	超音波エクステは、1本500円〜700円と他のエクステンションより料金が高めです。その代わりに髪へのダメージを極力少なくできるメリットもあります。

エクステンションの料金は、東エリアでも変わってくるので目安程度にしてみてください。さらにエクステンションは「〇〇本以上は〇〇円引き」みたいなサービスをしている美容室もあるのでチェックしてみると良いかもしれません。

あと、失敗例でよくあるのが「お客様が予定していた本数よりも必要な本数が多いパターン」です。美容室に来店されるお客様は、ホームページなどを参考にある程度の予想を立てます。しかし、希望のヘアスタイルによっては本数が足りないことって意外と多いんです。

こればかりは、来店してみないとわからない部分でもあります。美容室に行かれる際は、想定よりも多めにエクステンションをつけるつもりでいたほうがいいかもしれません。

エクステ後に気をつけたいこと

実はエクステンションをつけた後のホームケアってかなり大事！ このホームケア次第でエクステンションの持ちも変わります。

ネットで「すぐにエクステは取れるからやめたほうがいい！」みたいな投稿って見たことありませんか？ そのような投稿は、エクステに問題があるというより、ホームケアの仕方が悪い可能性が高いです。

エクステ後に気をつけて欲しいことをまとめました。

ホームケアでの注意点

ホームケアのやり方で新たにトリートメントを買ったりする必要はありません。意識して欲しいのは2つだけです。これさえ守ってくれれば長期間エクステンションを楽しめます。

シャンプーや髪を乾かすときにエクステンションを引っ張ってしまうと非常に取れやすくなります。髪をアレンジしたりする場合も引っ張ったりしないように注意が必要です。

エクステンション装着後のヘアカラーはやめておきましょう。人毛だと「ヘアカラーできます！」みたいなエクステンションは確かにあります。ただし、ヘアカラーをしてもキレイに染まらなかったりエクステンションが傷んで指通りが悪くなったりする場合が多いです。

経験上、エクステンションを装着してからのヘアカラーはあまり推奨していません。どうしても、ヘアカラーがやりたい場合は自己責任になってきます。

エクステンションで簡単ヘアアレンジを楽しんで！

今回のテーマ「エクステンションで髪の長さもカラーも思いのまま！ホームケア時の注意点」の内容についてまとめていきます。

エクステンションは、簡単に髪を長くできてヘアアレンジなども自由自在！ 少しだけ間、ロングヘアを楽しんだりできるのでチャレンジしてみてくださいね。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。