美容室 行きたい

「こんな美容室に行きたい!」お客様のリアルな声と客視点から見た理想のお店とは

今や美容室はコンビニよりも店舗数が多いと言われており、激しい生存競争が行われています。他店との差別化を図るために試行錯誤されていることと思いますが、一番大切なことは「こんな美容室に行きたい」というお客様のリアルな声を反映させることではないでしょうか。そこで今回は、お客様が求める美容室の理想像についてお話していきます。

「美容室が怖い」という意見もあることをご存じでしょうか

「美容室が怖い」という意見もあることをご存じでしょうか

美容室が好きな人もいれば、もちろん嫌いな人もいます。そして嫌いだと答える人の中には「美容室が怖い」と感じている人もいます。美容室は本来、リラックスして癒される場所です。「怖い」という感情を少しでもなくしてあげたいですよね。そこで美容室が怖い理由と原因、対策を紹介していきます。

美容師さんからどう思われているのかが怖い

  • モデルさんの写真を見せても、「お前には似合わないよ」と心で思われそうで怖い
  • 髪型だけじゃなく服装とかまでチェックされてダサいって思われてそう
  • 細かく指示してしまうので、面倒くさい客だと思われてそう

多くのお客様が「美容師からどう思われるのだろう」と気にされています。美容師の立場からすれば、画像や明確な指示があるとお客様のなりたいイメージが分かるので助かりますが、お客様からしたら初対面の人にこうなりたいと希望を伝えるわけですから、確かに緊張もするでしょうし、相手の顔色を伺ってしまうもの。

心の壁を壊すためには、写真や画像を見せてもらったら感謝の気持ちをきちんと伝え、決してお客様の容姿や理想を否定しないことが何より重要かなと感じます。

また、性格が悪そうに見えてしまうと「悪口言われそう」「見下されそう」「怖い」と受け取られやすいので、自分がどうお客様の目に映っているのか、どんな雰囲気なら親しみやすいのかといった自己プロデュースも大切かもしれません。人当たりが良く親しみやすい人だと思ってもらうだけで、お客様は心を開きやすくなります。

希望とは違う髪型にされるのが怖い

  • 写真で希望を伝えたのに、髪の長さもカットも全然違った
  • こだわりが強いため、相手に伝わらなかったときが怖い
  • 希望を伝えても、「こっちのほうが似合う」など言われ、他の髪型を提案される

美容師を長年していると、骨格や生え方、クセなどから、似合う髪型や似合わない髪型が分かってくるもの。お客様には笑顔で帰ってほしいし、切った後に後悔をしてほしくないからと、似合わない髪型を希望されたときに他の髪型を提案してしまうこともあるでしょう。

お客様の意見を尊重しつつ、お互いが納得するまでカウンセリングすることが大切です。ハッキリ似合わないと言われたらお客様は傷つきますから「骨格的に◯◯だから」「肌色に似合うのは」など相手が納得するような伝え方が望ましいです。

また、カウンセリング中に画像を見せてもらって、髪の毛のイメージをつかんだとしても、頭の中だけではイメージは変わってしまいます。お客様の理想をそのまま形にするためにも、お客様にお願いして、カット最中、カラー前、パーマ前など頻繁に画像を見せてもらうことがポイントです。

完成後にその場で「イメージと違う」と言えないお客様もいますので、術後◯日後までならお直しOK、などサロン内で決まりを作っておくと良いでしょう。

知識がないからうまく説明ができずに怖い

  • レイヤー?とかシャギーとか良く分からないから伝えられない
  • 「この色にしたい」と言っても、ブリーチがどうだとか言われてよく分からない
  • なりたいイメージはあっても言葉で伝えられないから仕上がりが怖い

もしお客様がうまく説明ができずに困っていたら、雑誌を見てもらう、「イメージする芸能人は?」「好きな雰囲気は?」と具体的なイメージを聞き出すなど、お互い納得できるまでカウンセリングし合いましょう。

カウンセリングの時間を短縮したり、相手が納得していないまま施術をしたり、イライラするのは絶対にNG。「大丈夫ですよ」と笑顔で話を聞くだけで、お客様は安心してくれるはずです。

美容師さんからの提案がなく、どうしたら良いのか分からない

  • やりたい髪型もなかったので雰囲気だけ伝えたところ、全く提案してもらえず困った
  • 「これは◯◯さんの髪質だとちょっと…」で終わり。じゃあどうしたらいいの?
  • 「こうしたほうがいい」などの提案がないので、毎回美容室に行くたびに悩んでしまいます

お客様の希望を忠実に再現するのが美容師。しかし、美容師の仕事はそれだけではありませんよね。プロだからこその知識でお客様をプロデュースするのも美容師の仕事です。困っている、悩んでいるお客様には、アドバイスをすると喜ばれますよ。

おしゃれな雰囲気で入るのが怖いし、落ち着かない

  • おしゃれな美容室は敷居が高く感じる
  • お客さんみんなおしゃれそうで場違いじゃないか怖いです
  • 中がよく見えない美容室はテイストが分からず怖い

おしゃれをプロデュースする場所ですから、外観も内装にもこだわって、おしゃれに見せる工夫をどのお店もしていると思います。おしゃれなことでお客様から喜ばれることも多いですが、敷居が高いと思ってしまうお客様がいるのは事実です。

初めてのお店は大体の方が緊張するものです。そしてお客様はネット検索などでお店を探す人が多いですから、お店の内外装の写真をあらかじめネットで公開しておくと、緊張しやすいお客様もお店のイメージが分かっているので、緊張しにくくなります。

また、できるだけお客様同士の距離を広くし、お互いの顔や存在があまり見えないように席を配置するといいでしょう。

話がうまくできるかが不安で行くのが怖い

  • 話が得意じゃないから、いつも美容師さんとのトークがストレス
  • 向こうも無理に喋ってくるから、こっちも無理に喋らないといけない
  • 他の人も読んでいるし、なんの雑誌があるか分からないから、「雑誌を変えてほしい」と言いにくい

美容師やアシスタントと話がうまくできるかが不安で、美容室へ行けないという人は意外にも多いです。また、お客様がどう過ごしたいのかも気になりますよね。初めてのお客様にはカウンセリングシートを書いてもらう美容室が多いと思いますが、そのシート内に「美容室ではどう過ごしたいか」という問いを加えるといいでしょう。

  1. 喋って過ごしたい
  2. どちらでもない
  3. 静かに過ごしたい

など○を付けるだけにしておけば素直に答えやすいですし、どう対応すべきか事前に把握もできます。また、雑誌は本ではなくタブレットで用意しておくと、お客様が自由に好きなものを読めるので喜ばれます。

「こんな美容室に行きたい!」客側が求める理想像

「こんな美容室に行きたい!」客側が求める理想像

生存競争の激しい美容業界。飲み物や雑誌提供などの当たり前のサービスでは、顧客の満足度は上がらない時代となってきました。他店とは異なる独自のサービスを展開していかねばなりません。

例えば、美容室でカットとカラーをお願いするだけでも2時間以上はかかりますよね。貴重な2時間をムダにしないためにも、「ネイルや美眉スタイリング、マッサージを同時にできると嬉しい」との声が、主婦層やキャリアウーマンを中心に寄せられています。また、「雑誌だけでなくDVDや映画を選んでみることができたら嬉しい」との声も多いです。

ドリンクサービスにも一工夫を

カラー待ちなどで飲み物を出すサービスについてですが、2~3時間いて1杯は少ない印象も受けます。もしコップが空になっていてお客様が希望されるのであれば、おかわりをお持ちするのが良いでしょう。

コーヒーや紅茶だけでなく、オレンジティーや梅昆布茶、キャラメルマキアートなど選択肢があると好き嫌いが多いお客様でも安心ですし、お得感があります。飲み物の横にお菓子を置いて持っていくと喜ばれるお客様が非常に多いですし、会話にもつながります。

シャンプーの香りを選べるサービスも好評

シャンプー時に好きな香りを選べるサービスや、お手洗いには有名ブランドのハンドソープやハンドクリームを置いておくと、他店にはない特別感を味わってもらえるのでおすすめです。携帯電話を触っているお客様は非常に多いので、無料Wi-Fiもいいですね。

帰りにサービスでシャンプーやトリートメントの試供品を貰えると、また足を運ぼうと前向きな気持ちになるとの声も多かったです。

コストや人手問題もありますから、全てを実現するのは難しいかもしれませんが、非常に喜ばれるものばかりです。ぜひ何かひとつでも始められるところから取り入れてみてはいかがでしょうか。

リラックスして癒される場所こそが美容室

「美容室へ行くが怖い」と思われてしまうのはとても悲しいですよね。お客様にとって美容室はリラックスして癒される場所であるべきです。だからこそ、お客様がなぜ怖いと感じているのか、心の声に耳を傾けて、お店を素敵な場所へと導いてください。

いくらスキルやプロデュース力が高く、サービスが充実していたとしても、美容師の人柄が悪ければ全て台無しです。「美容師としての職業を名乗る以上、技術と人柄はセット」との考えをもっているお客様も多いです。

お客様の理想的なお店を作り上げたいと思ったときには、サービスや技術だけでなく、お客様との関係性も見直す必要があるのではないでしょうか。

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