ハロウィン

美容室のハロウィンキャンペーン、今年は何を提案する?

秋口はイベントが少なく、集客に悩んでいませんか?10月30日はハロウィンです。近年、急激に知名度を上げた秋のイベント・ハロウィンを活用して、集客を盛り上げてみてはいかがでしょう。
この記事ではハロウィンのイベント案を紹介!12月の繁忙月を前に、客足が遠のきがちな10月11月に行う集客の参考にしてみてください。

年々盛り上がりを見せるハロウィン!一体どんなイベントなの?

年々盛り上がりを見せるハロウィン!一体どんなイベントなの?

近年、秋のメジャーイベントとなりつつあるハロウィン。しかし、イベントを楽しむ人の中には、ハロウィンの意味を知らないという人も珍しくありません。まずは、ハロウィンがどのようなイベントなのか、起源や日本での意味合いをおさらいしておきましょう。

ハロウィンの起源

ハロウィンの起源は古代ローマ時代。現代の中部ヨーロッパ周辺で発展した古代ケルト人によって行われていた悪魔払いのお祭りです。古代ケルト人の風習では11月1日から新年が始まり、年の瀬である10月30日には現世に故人の霊や悪魔がやってくると考えられていました。

ハロウィンは現世で悪さをする悪魔を払うために、仮装や焚火をするお祭りなのです。この風習はやがてヨーロッパ全土やアメリカにも浸透する中で段々と民間のお祭りに変化していきました。

現代では、子どもが仮装をして「トリックオアトリート(お菓子かイタズラか)」と唱えながら家を周り、お菓子を貰うイベントとして親しまれています。

日本のハロウィンは10代後半から20代の若者にも人気

海外では子ども達のイベントとして楽しまれていますが、日本では10代後半や20代を中心に盛り上がりを見せているハロウィン。海外ではドラキュラや魔女、フランケンシュタインなどの仮装が多く見られますが、日本ではアニメやキャラクターのコスプレを楽しむ人も多いです。

「ハロウィン市場」という言葉が生まれる程経済に与える影響も大きく、SNS映えする仮装のために、ハロウィン当日は美容室でヘアメイクをするという人も。このイベントを盛り上げて、秋の集客に活用したい所ですね。

美容室のハロウィンイベント案3つ

美容室のハロウィンイベント案3つ

秋口は大きなイベントも少なく、集客が停滞しがち。ハロウィンのイベントを活用して上手に集客していきましょう。続いては、おすすめのハロウィンイベント案を紹介していきます。

【ハロウィンイベント案その1】
スタッフによる仮装での接客

ハロウィンの醍醐味は、非日常を味わえる仮装です。店内でもスタッフが仮装をしてお客様を接客するイベントを行ってみてはいかがでしょうか。

仮装の目的は、お客様による口コミです。「私が行っている美容室で面白いイベントをしていた」と美容室の話をしてもらうことで、自然と口コミは広がり新規客の集客にも効果が期待できます。特に若い顧客が多い美容室ではSNSで写真をアップしてもらえると集客効果がより高まるでしょう。

SNSでの集客効果を高めるポイントは「SNS映えする写真を撮る」という点です。おすすめは、「フォトインフォト」。フォトフレームごと写真を撮ることで、SNS映えする写真が撮れると人気です。フォトフレームを手作りし、お店のSNSアカウントや店名を入れておけばさらに集客効果が期待できるでしょう。

Instagramなどで「#ハロウィン」や「#フォトインフォト」などハッシュタグをつけてもらえれば、さらに拡散力はアップします。若者を中心に賑わっているハロウィンだからこそ、SNSと紐づけして集客効果の最大化を目指してみてください。

【ハロウィンイベント案その2】
子供のヘアアレンジサービス

欧米では子ども達が主役のハロウィン。そこで、キッズカットやキッズ向けヘアアレンジサービスなどのキャンペーンイベントもおすすめです。

もちろん、キッズサービスだけで終わってはいけません。ここでのターゲットはキッズと共に来店される同伴の親御さんです。繁忙月である12月を見越して、親御さんへの予約アプローチを行いましょう。

多くの人は年の瀬に髪を綺麗にしたいと思うものです。そのため、11月は「髪を整えたいけど、もう少し我慢して12月に美容室へ行こうかな」と考える人が多いでしょう。12月は既存顧客の多くが来店する月であると同時に、行きつけの美容室で予約を取れなかった新規客からの問い合わせが増える時期でもあります。

ここで競合店の顧客を自店のファン客にすること、併せて既存顧客の予約をお断りしないことが来年度へのスタートダッシュを左右するポイント。顧客の親御さんに早期予約を取っておいてもらいスケジュールが確定すれば、新規客の予約も受けやすくなります。繁忙月に備え予約を調整していきましょう。

キャンペーンの告知方法をメールやDMにして対象を既存顧客のお子さんに絞るのがおすすめです。対象を「小学生低学年まで」と指定すると、親御さんが同伴される確率が高くなるでしょう。逆に対象範囲を広げ過ぎてしまうと、お子さんだけで来店されてキャンペーンの目的を見失ってしまうので注意してください。

ファミリー層をターゲット客としている美容室におすすめのキャンペーンです。


【ハロウィンイベント案その3】
ハロウィンクイズ

落ち着いた雰囲気の美容室や、顧客の年齢層が高めの美容室ではハロウィンイベントを大々的に持ち出すとイメージが崩れてしまう危険性があります。あくまで、ターゲットとしている客層に合うものを選ぶ必要があるでしょう。

ハロウィンイベントに興味が薄そうな客層の美容室では、カラーやパーマの待ち時間などにハロウィンクイズを出題してみてはいかがでしょうか。

ハロウィンにまつわるクイズに挑戦してもらい、参加賞として割引クーポンと回答用紙を交換できるサービスがおすすめ。思わず人に言いたくなるような雑学要素を取り入れると、幅広い年代の顧客が楽しめるようになるでしょう。

クーポンの有効期限を来年の2月初旬に設定しておけば、1月2月の閑散期集客にも役立ちます。クーポンは1月初旬などにDMで郵送すると「ハロウィンクイズのプレゼントか」と顧客へのリマインド効果も期待できるのでおすすめです。

特殊メイクサービスなどは慎重に

特殊メイクサービスなどは慎重に

2018年頃まではハロウィン市場が急拡大するにつれて、美容師向けの特殊メイク講習なども増加。特殊メイクを売りにしてハロウィンイベントを行う美容室も多く、仮装のために来店される顧客も見られました。しかし、2021年は感染症問題により、若者によるハロウィンイベントは問題視される可能性が高いです。

特殊メイクや仮装用ヘアセットに使う備品を仕入れても、仮装イベント自体が行われず予約が入らないケースも考えられます。さらに、特殊メイクなどのサービスをPRすると「イベントを助長している」などブランドイメージが損なわれる危険性も。慎重な対応が必要です。

これらの理由から、2021年においては顧客に関する仮装関連サービスは大々的に打ち出さないのが無難と言えるでしょう。今後についても、情勢を良く把握しながらキャンペーンを考える必要がありますね。

ハロウィンイベントを通して集客を盛り上げよう

日本で急激に知名度を上げたハロウィン。いまや年配の顧客でも「ハロウィンを知らない」という人は少ないでしょう。多くの人が認知しているイベントだからこそ、キャンペーンテーマに据えれば盛り上げやすくなります。

ついつい子どもや若者だけのイベントと思いがちですが、お店のイメージや客層に合わせてイベント計画を立てれば幅広い層に対応できます。年配のお客様やビジネスマンが多い美容室でも、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

「どんなイベントを行うのか」「このイベントでどんな目標を達成するのか」を明確にし、ハロウィンイベントによる集客を目指してみてください。
 

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KITAI美容ライター

投稿者の過去記事

10年間美容室でスタイリストとして勤務。ヘアケアマイスター検定マイスタークラス。2児の母。現在は美容ライターとして活動中。
美容業界を去ったからこそ、美容師目線とお客様目線の両方からサロン経営や営業戦略について考えます。

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