1人で運営する美容室なら、内装をこだわって個性を出してしまいましょう。こだわった内装は、来店するお客様の絞り込みが可能です。つまり差別化ができてしまいます。技術ができて当たり前の時代で、有利に経営できておすすめですよ。とはいえ、内装のデザインを決めるのも大変です。施工会社の選び方や、費用などの内容をまとめてみました。
1人の美容室が内装にこだわるべき理由
1人で美容室を運営しているのなら、内装にはこだわるべきでしょう。
その理由は簡単。とにかくお客様からしても、かなりメリットを感じられる部分がたくさんあるからです。
どのようなメリットがあるのか具体的に紹介するので、悩んでいる人は参考にしてみてください。
美容師の個性を出せる
もともと美容師という仕事は、技術職です。
お客様の髪型を満足のいくデザインに仕上げられると、長期間指名し続けてくれます。
現在では、お客様が望む技術力がないと、満足してくれなくなりました。
つまり技術はできて当たり前の時代。技術だけで差別化するのが難しく、美容師としては難しい時代になっています。
そこで役立つのが、内装へのこだわりです。
- 自分の感性に似たお客様が来店する
- 特別な日に来店しやすくなる
- あなた自身のテンションも上がって仕事が楽しくなる
内装にこだわった美容室では、お客様が来店した時点で他の美容室と違うと感じてくれます。
デザインの雰囲気を決めることで、お客様の好みが厳選されるわけです。
あなたの感性と似たお客様が来店してくれるため、接客もしやすくなるでしょう。
また強いこだわりで作った内装ほど、その好みに似たお客様からしてみれば、来店するだけで楽しくなってしまいます。
非日常を味わえるので、お見せの空間も目的のひとつとなり、来店する頻度も多くなるでしょう。
美容師自身も、自分の好みに合わせて作った内装だけに、テンションも上がってモチベーションが上がります。
おしゃれな内装は話題をつくれる
内装をこだわれば、自然と他の美容室と違うデザインになります。
このデザインに印象が強く残り、お客様はSNSなどを使って勝手に拡散してくれるでしょう。
つまり、広告費が削減できてしまいます。
これも内装をこだわって作る大きなメリットです。
もちろんお客様に接客をしている時にも、こだわった内装を見たお客様が質問してくれるなど、話の話題作りとしてもちょうどいいでしょう。
このように、内装をこだわって作るだけで、たくさんのメリットが感じられるようになります。
1人の美容室の内装決めの流れ
内装をこだわって作るのなら、ある程度の流れが必要です。
以下の流れに沿って内装のデザインを作っていくと、スムーズに美容室の内装を作ることができます。
- 店のコンセプトターゲットを決める
- ターゲットにあった内装を考える
- イメージの写真を探す
- イメージにあった施工会社を探す
大事なのは、最初にしっかり内装のための準備をすることです。
準備ができていないと、希望の内装とかけ離れたデザインになってしまいます。
店のコンセプトターゲットを決める
美容室の内装を決めるためには、最初にコンセプトやターゲットを決めてしまいましょう。
特にコンセプトを決めるのは、内装を決める上でかなり大事になってきます。
そもそもコンセプトとは、「お客様へ提供できるザックリとした内容」です。
自分にしかできない施術やサービスを、できるだけ尖った内容に表現できれば、刺さったお客様がファンになってくれます。
できる限り、差別化ができる内容にしてあげてください。
コンセプト決めができていないと、内装のデザインや、お店の営業スタイルにブレができてしまいます。
お客様の来店が不安定になるので、必ずコンセプトを決めてから内装を決めましょう。
そしてコンセプトをもとにターゲットを決めれば、自然と内装のデザインが決まってくるはずです。
- 過去の経験から自分に合ったお客様の特徴を書き出す
- 理想の美容室像を書き出す
- 理想とお客様像のバランスを考えてターゲット決め
- 得意な施術や髪型を絞り込んで内装決め
まとめると上記のような流れで、コンセントやターゲットを決めてみましょう。
より具体的にコンセプトを決めれば、内装を決めるのが楽になってきます。
ターゲットにあった内装を考える
ターゲットを決めれば、内装のデザインが簡単に決まるようになります。
年齢に合わせた内装にしてあげると、その年齢層のお客様に響きやすくなるので、この時点でザックリとしたデザインを決めてしまいましょう。
例えば、メイクが薄めで派手すぎない20代女性をターゲットにしたのなら、ナチュラルテイストの内装にしてみてください。
逆に50代女性なら、派手すぎない落ち着いた内装にすると喜ばれます。
上記の例のターゲットのまま、逆のデザインにしてしまうと、来店した時点であまり響きません。
内装に関して自信がないのなら、ターゲットの内容を具体的に書き出して、施工会社に相談するのもおすすめです。
イメージの写真を探す
大まかなデザインのイメージが作れたのなら、次は具体的な内装案を作っていきましょう。
具体的な内装といっても、イラストや文章にしたところで、施工会社のお願いをしてもイメージのすれ違いが起こってしまいます。
そこで以下のようなSNSを使って、写真として探しておくと便利です。
- RoomClip
など
美容室のブースに合わせて、それぞれ写真を用意しておくとイメージしやすくなります。
メモアプリなどに保存しておきましょう。
すぐにデザインのイメージを見られるようにしておくと、アイデアが出た時にササっとメモが残せておすすめです。
イメージにあった施工会社を探す
ある程度のデザインが完成すれば、後は施工会社を探すだけです。
施工事例をホームページ上に掲載しているはずなので、その写真を参考に、自分が希望するデザインに似ている施工会社を探してみてください。
施工事例と全く違ったデザインの施工会社を選ぶと、そのデザインの内装を作る経験が浅いため、希望していたものと違う内装になるかもしれません。
施工会社も美容師と同じように、得意なデザインというものがあるからです。
必ず施工事例を見て、安心できる施工会社を見つけてみましょう。
施工会社の選び方ポイント
内装のデザインがある程度形になってくれば、施工会社を選びましょう。
上記でも紹介しましたが、選び方を間違えてしまうと、希望と違ったデザインになってしまいます。
選び方にはポイントがあるので、参考にしてみてください。
美容室専門の施工会社を選ぶ
最も安心して内装を任せられるのは、美容室専門の施工会社です。
何度も美容室の内装に携わっているため、自然と美容師側のこだわりや悩みなどを把握してくれます。
- 美容室の内装を造る経験値が豊富(安心)
- 良いレイアウトを提案してくれる(かっこいい)
- 無駄なことを省けてスムーズ(時短)
など
このようにメリットがたくさんあるので、迷ったら美容室専門の施工会社を探してみましょう。
ちなみに美容室専門の施工会社にお願いすると、余程のこだわりがない場合、似たようなデザインになってしまいます。
そのあたりには注意して、個性を出したいのであれば、別の施工会社を選ぶのも悪くありません。
間取りや坪数ごとの費用相場を知っておく
デザインだけで施工会社を選んでしまうと、予算がオーバーしてしまう可能性もゼロではありません。
費用の相場を知っておくと、施工会社選びで損がほぼないでしょう。
相場としては、「坪単価が30万円前後」です。
これ以上の費用がかかるのなら、対応がしっかりした施工会社のため、安心して内装を任せられます。
とはいえ、坪単価60万円以上になると、少し高すぎるかもしれません。
予算がオーバーしそうなら、見積もりを持ち帰って、他の施工会社にも相談してみてください。
比較して予算内に収まって、デザインに満足いくところを探してみましょう。
予算にあった費用の会社を選ぶ
予算内に経費を節約するのは、1人でする美容室であっても大事な経営の考え方です。
内装を作るだけでも、予算が少ないに越したことはありません。
そこで予算内に収まる会社を探してしまいましょう。
どうしてもデザインにこだわって、その施工会社でないとダメなのなら、地域を変えるのもひとつの方法です。
もともと坪単価というのは、地域ごとに違います。
安い地域で美容室を出せば、トータルでかかる経費を節約できるかもしれません。
もちろん節約のために、成功会社と相談して、必要のないものを削ってしまうのもおすすめです。
デザイン重視と節約重視など、いくつかの案を出しておいて、相談して内装を決めてみてください。
1人美容室の内装なら自分で挑戦?
施工会社にお願いをして、内装を作ってしまうと、手間がかからず気軽です。
しかしその分、予算が高くついてしまい、美容室を始める前から不安が残ってしまう人もいるでしょう。
そこで1人でする美容室だからこそ、自分で全てDIYして内装を作ってしまうのもおすすめの方法です。
ただし、「DIY=安くなる」という発想だけで、DIYに挑戦するのはやめてください。
材料代が高くつく可能性も高いので、あくまで何にメリットがあることを把握して、自分で内装を作ってみてください。
美容室の内装を自分でやるメリット
美容室の内装を自分1人でDIYする場合、メリットはたくさんあります。
- 安くなるケースが多い
- 自由度が高くてこだわりが反映しやすい
- メンテナンスが自分でできる気軽さ
DIYのメリットは、人件費の節約です。
実際に美容室のDIYを自分1人でした人の中には、予算の半分で内装が完成した人もいました。
それだけ節約も可能です。
また自分で自由に内装を作れるため、希望したデザインの内装を作れてしまう自由度の高さも、DIYの醍醐味と言えるでしょう。
自分で作った内装のため、メンテナンスも気軽に行えます。
美容室の内装を自分でやるデメリット
もちろん美容室の内装をDIYしたのなら、デメリットも存在しています。
- 時間がかかる
- 体力が必要で疲れる
- トラブルがあったら困る
DIYのデメリットは、とにかく時間がかかるところでしょう。
1人で全て作業をこなす必要があるため、気軽さが皆無です。
予定していた日程よりも、2倍かかったという声もありました。
もちろん床貼りなどの面倒な作業も、全て1人です。
疲れて作業が捗らなかった時もあるほど、面倒な作業を続けられる自信がないと、DIYをして後悔してしまうかもしれません。
トラブルがあったとしても、誰も助けてくれないので気を付けましょう。
1人する美容室は内装をおしゃれに仕上げてみよう!
美容室の内装を自分の考えひとつで決められるのは、美容師としては魅力的でしょう。
メリットはたくさんありますが、考えをしっかりまとめて、お客様に響くものに仕上げる必要があります。
自信がないのなら、施工会社に相談しながら決めてしまいましょう。
もちろん丸投げしてしまうと、個性がなくなってお客様に響きません。
その場合も事前に準備して、あなたのコンセプトに沿ったデザインを決めてから、相談に行ってみてください。
そして時間があるのなら、内装をDIYして個性を出すのもおすすめです。
もちろん体力も必要で大変ですが、1人で作った美容室と思えば、愛着も沸いて仕事が楽しくなってしまいますよ。
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