美容師に向いている人とは? 5つの特徴と自己診断方法

美容師の仕事に向いている人には、ある共通点があります。
自分は向いていないと思い込んでいたとしても、コツコツ続けられる忍耐力があれば、それだけでも周りの美容師より早く成長できるかもしれません。地味な作業が続けられる人ほど美容師に向いていると言えるので、ぜひ挑戦してみましょう。
この記事では、それを見極めるための自己診断方法もまとめています。不安がある人はチェックしてみてください。

美容師に向いている人の特徴


美容師に興味があるけど自分には向いていないから、と躊躇している人はいると思います。
少なくとも、美容師に向いているかどうかは、センスや器用さとは関係ありません。
以下で紹介している内容に当てはまる人であれば、美容師の素質があると言えるかもしれません。

美容・ファッションに興味がある

美容師の仕事は、お客様をきれいにすることです。
美容やファッションに興味がある人なら、それだけでも有利になるでしょう。
なぜなら、美容やファッションにはトレンドがあり、流行に敏感だと新しい情報をお客様に提供しやすくなるからです。

もちろん、美容師は髪を整えるのが仕事なので、カットやカラーなどの情報収集も欠かせません。技術と同様にこれらの情報を常に最新の状態にアップデートできるので、積極的に仕事に活用できます。

忍耐強い

美容師になるためには、忍耐力も必要になります。
忍耐力とは、つらい経験をしても努力をやめない気持ちの強さです。
美容師というのはまだまだ職人仕事の一面があり、下積み時代を生き抜く必要があります。

下積みといっても難しいものではなく、簡単に言うとアシスタントの時期です。
この期間中はお客様のカットができないので、自分のやりたいことができない、と辞めてしまう美容師も少なくありません。

またアシスタントの時期は、技術と接客の両方をマスターする必要があります。
コツコツと同じ練習を繰り返す忍耐力がないといけません。
このように、美容師は忍耐力がある人のほうが向いているので、我慢強い人ほど成功しやすいと思っておきましょう。

人とのコミュニケーションが苦じゃない

美容師は職人気質なところがある反面、お客様と会話をするコミュニケーション能力も求められます。技術面だけでなく、あらゆる部分で評価される仕事なのです。

会話の中でお客様が何を望むのか把握して、すぐに行動できると喜ばれます。また、美容師同士の連携も必要です。
幅広いシーンでコミュニケーションが必要になるので、自信がある人には向いています。

とはいえ、そこまでコミュニケーション能力が高くなくても問題ありません。
なぜなら、「技術」という武器が生かせる仕事でもあるからです。
コミュニケーションが苦手でも、すぐれた技術があれば勝負できます。美容師に向いていないというわけではないので安心してください。

人を喜ばせることにやりがいを感じる

お客様が美容師に何を求めているか考えたことはありますか?

結論から言ってしまうと、人それぞれです。
技術を求めている人もいれば、人との関わりを求めて指名する人もいます。

しかしどちらにしても、お客様を喜ばせる仕事に変わりはありません。
技術力があれば、お客様は仕上がった髪型に喜んでくれます。
接客に自信がある人なら、対応のやり方に喜んでくれるでしょう。

美容師は喜ばれることにやりがいを感じて、試行錯誤を繰り返します。これを苦痛と思わない人であれば、美容師に向いていると思っていいでしょう。

向上心・学習意欲がある

向上心や勉強に対する意識が高い人ほど、美容師に向いています。

上記でも紹介しましたが、美容などに関する新しい情報を得るには向上心がないとできません。美容というジャンルこそ、新しいものが毎年出てくる業界だからです。
そのため自分から新しいものを見つけに行って、それを学習する意欲が求められます。

さらに美容師は、技術の勉強だけでなくお客様の髪質を見極める能力も必須です。「向上心がないとお客様に満足してもらえないのが美容師の業界」と言っても過言ではないかもしれません。

不器用な人は美容師に不向き?

美容師は、手を使って作業することが多い仕事です。
器用な人ほど上達が早く、向いているように見えるのはわかります。

しかし結論から言ってしまうと、美容師に器用かどうかは関係ありません。
お客様に満足さえしてもらえれば、不器用な人かどうかまでは見られないので安心してください。つまり、評価のポイントが技術だけではないのが美容師の魅力のひとつです。
また不器用で自信がない人でも、コミュニケーション能力が高いと報われます。

このほか、美容師としての技術力は量をこなすことでカバーすることができます。
忍耐強くコツコツ練習を続けていれば、技術力は誰でも上達していきます。
つまり器用かどうかは、美容師になる上で重要ではないと言えます。
むしろ不器用な分、努力家のほうが美容師に向いている人が多い印象です。

美容師に向いていない人とは


地道に練習を続けられる人であれば、美容師は誰でもなれる仕事と言えるかもしれませんが、向いていない人がいるのも事実です。
おしゃれでセンスがある人であっても、以下のケースに該当する人は向いていないと言えるかもしれません。
自信がある人もない人も、ぜひチェックしてみてください。

人とコミュニケーションをとるのが好きでない人

美容師の仕事は、お客様だけでなく美容師同士の連携も必須です。
どちらもコミュニケーションが必要になるので、人との交流が苦手な人には向いていません。

もちろんカットなどの技術力が上達した段階では当たり前に求められる能力ですが、アシスタントの時期でも必要になります。
例えば、お客様の髪を乾かしている間もコミュニケーションは大切です。
話しかけられるのが苦手なお客様であれば、無言で髪を乾かしても問題ありません。しかし事前情報がない限りは、自分からコミュニケーションをとって、お客様がどういう人か見極める必要があります。

コミュニケーションが苦手な人だと、その一歩を踏み出すのも苦労するものです。
ストレスばかりが溜まるので、続けるのに苦痛を感じて美容師を挫折した人も少なくありません。
人と関わるのが好きというだけでも、美容師としてはかなり有利だと言えるでしょう。

上下関係が苦手な人

上記でも解説しましたが、美容師は仕事仲間との連携が必須です。
特に上下関係を意識できる人は、先輩や上司に技術や接客などのスキルを教えてもらいやすい傾向があります。
さらにノウハウを吸収しやすい人であれば、早く上達できるでしょう。

しかし上下関係が苦手だと、思わぬところで苦戦することになります。また相手から信頼されないと、仕事を教えてもらえないどころか、仕事をさせてもらえない可能性すらあります。
それだけ上下関係は大事な要素なので、苦手な場合は美容師に向いていないと思ってもいいかもしれません。

自身の体調管理ができない人

体調管理も、美容師をする上で大事なポイントになります。

もともと練習が必要な業界なので、仕事終わりに練習するのは日常茶飯事です。
また中には、前の日に練習して帰りが遅くなったとしても、翌日に朝練をする美容師もいます。
つまり体調管理ができないと、技術力に差が出てしまう可能性もあるわけです。
もちろん体調を崩すと営業にも出られないので、経験も浅くなり、その分遅れを取ってしまうこともあるでしょう。

また体調管理ができないと、自身の美容にも悪い影響を与えてしまいます。
髪も肌もきれいな状態をキープできなければ、お客様からの印象も悪くなります。

体調管理ができない人の場合はデメリットのほうが多く、美容師にほぼ向いていません。

自分は美容師に向いている? 適正診断


ここまで美容師に向いている人とそうでない人を紹介してきました。
中には、自分に当てはまる部分がどれなのかピンときていない人もいるかもしれません。
そこでチェックリストを作ってみました。

  • 美容に興味がある
  • ファッションに興味がある
  • 新しい情報に敏感と言われる
  • コミュニケーションをとるのが好き
  • 気遣いが得意だという自信がある
  • コツコツ頑張るのが好き
  • 視野が広いと言われる
  • 人助けは苦ではない
  • 肌や髪をきれいな状態でキープできる
  • 体調管理ができている

当てはまる項目が多い人ほど、美容師に向いていると言えます。

もちろん上記の内容はごく一部です。
当てはまる項目が少ない人でも、美容師に向いている人はいます。
まずは試しに働いてみてから判断するのもいいかもしれません。

とにかく大事なのはモチベーションです。
美容師になりたい気持ちが強ければ、自分が思っている以上に成果を出せるものです。

自分は美容師に向いてない? と思ったときは


ここまで記事を読んだ人の中には、自分は美容師に向いていないと思って落ち込んでいる人がいるかもしれません。しかし、それも思い込みだけで判断している可能性もあります。

確かに、向いていない一面を持っている人もいるでしょう。
それでも美容師になりたいと強く思っている人には、それを乗り越える方法もあります。
ぜひ以下をチェックしてください。

いったん焦る気持ちを抑えよう

美容師に向いている人は、好きで仕事をしている人がほとんどです。
特に美容師に向いているから選んでいるわけでもありません。

つまり、向いていないからといって焦る必要がないという意味です。
美容師に向いている人であっても、どこかで壁にぶつかります。
もちろん向いていない人であっても同じです。
美容師に向いている、向いていない関係なく、人間は平等に挫折を経験します。

そこを乗り越えるモチベーションがあるかどうかで、一人前の美容師になれるかが決まります。
向いていないから諦めてしまうと、美容師にはなれません。
焦らずじっくり練習を続けられるような強い精神力を持ちましょう。

美容師に必要な能力・スキルを理解しよう

たとえ美容師に向いていないにしても、必要なスキルが身に付いていれば特に大きな問題はないでしょう。
つまり、どんなスキルが必要なのかを理解し、ピンポイントで練習すると効率よく一人前の美容師になれる可能性がアップします。

そのためには周りの美容師をよく観察し、どんな能力が必要なのかイメージしながら効率よく美容師を目指してください。




傾聴力を意識しよう

美容師は技術職ですが、マニュアルだけで一人前になれるわけではありません。
主に先輩や上司、同僚など、周りの美容師からスキルなどを教わりながら上達していきます。

つまり人の話を聞く傾聴力がないと上達は難しいということです。
誰かが教えてくれるものは、すべてしっかり聞いて取り入れていくようにしましょう。
それだけでも、一人前の美容師に一歩近づくことができます。

今一度目標に目を向けよう

美容師になるまでは、どんな人も美容師免許取得を目指して勉強してきたはずです。
目指すべき目標が明確だったからこそ、頑張れた側面もあったでしょう。

それと同じです。せっかく美容師になったからには新たな目標を持つようにしてください。

例えば、技術の面では「ブリーチもできるようにヘアカラーの勉強を毎日続ける」、また接客では「1日1つでいいから気遣いでお客様を喜ばせる」などです。
目標達成に向けて実行することで、仕事に対するモチベーションがおのずと上がってくるはずです。

好きで美容師の仕事ができる人は最も仕事に向いている人!


美容師はセンスが大事などと勝手に思い込んで、美容師を諦めていませんか?
じつは美容師の仕事は、表で見えないところで努力できる人ほど一人前になりやすい業界なのです。コツコツ練習や勉強を続ければ、一人前の美容師を目指すことができます。

それもこれも美容師という仕事が好きでないと、なかなかモチベーションも上がりません。おそらく今自信をなくしている人であっても、美容師になりたい一心でここまで来たはずです。もう一度その頃の気持ちに戻って、新たな目標を目指してみませんか?

 

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メガネセキ美容室オーナー、ライター、元美容師

投稿者の過去記事

美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。
地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。

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