美容師の睡眠不足は仕事にも影響する!今日からできる対処法は?

美容師をしていると睡眠不足の人が実は多いと気づきます。
私自身も美容師になって15年以上経ちますが、美容師になりたての頃は睡眠不足との格闘でした。
そこで今回は「美容師の睡眠不足は仕事にも影響する!今日からできる対処法は?」というテーマでシェアしていきたいと思います。
睡眠不足によるデメリットから、解消法まで解説するのでサロンワークで試してみてくださいね。

特にアシスタントは過酷?美容師の睡眠不足の実態


美容師の睡眠不足はスタイリストよりも「アシスタントに多い」です。
特にアシスタント1年目の美容師は、日々のサロンワークでヘトヘト。
さらに毎日の練習や休日にある講習会などで休まる暇がありません。
美容師の睡眠不足の実態について迫ってみました。

美容師の平均睡眠時間は?

美容師の平均睡眠時間について、美容師100人にアンケートをとって調べたデータを参照にしました。
その結果、「4~5時間」が美容師の平均睡眠時間ということがわかりました。
ちなみに日本人の平均睡眠時間は6~7時間というデータが大塚製薬のホームページで発表されています。
参考:大塚製薬│睡眠リズムラボ「最適な睡眠時間って何時間?」
一般的な睡眠時間と比較すると1~2時間ほど美容師の方が少ないという結果です。
さらに美容師の中には、3~4時間の人や2時間前後の方も多数いました。
このことから美容師の睡眠時間は、社会的に見ても低いということがわかります。

美容師が睡眠不足になりがちな理由

美容師が睡眠不足になりがちな理由は明白です。
それは「休憩時間の少ないサロンワークと毎日の練習」です。

まず、美容室には昼休み休憩というものがありません。
普通の会社だと12時になると、会社自体が昼休みに入ります。
しかし、美容師の場合はそれがないため「手が空いていたら昼休憩」ということが多いです。
昼休憩と言っても1時間もあるわけではなく、15分~30分前後がほとんどだと思います。
土日になれば昼休憩がないこともざらです。
この休まらないサロンワークが終わった後に「毎日の練習」が待っています。

いくら上達するために練習が必要とはいえ、最初のうちはかなりきついはず。
練習が終わって自宅に帰ると、夜の23時~24時という時間帯がほとんどではないでしょうか?

この激務を毎日のようにする美容師は、睡眠不足になって当然と言えます。
最近では労働環境を改善する動きがあるので、夜の練習が朝に切り替わっているところもあります。
美容師にとっては、少しずつ働きやすい環境が整ってきてるのかもしれません。

睡眠不足で現場に立つことのデメリット


睡眠不足でサロンワークに入ると普段しないような失敗をしてしまいます。
おそらく、この記事を読んでる美容師や理容師の方も心当たりの1つや2つあるのではないでしょうか?
美容師が睡眠不足で現場に立った際のデメリットについて解説します。

パフォーマンスの低下

睡眠不足でサロンワークに入ると「パフォーマンスの低下」は避けられません。
お客様の施術時間が普段よりも長引いたり、アシスタントとスタイリスト間の連絡漏れが起きたりすることも多くなります。
私もパーマの放置タイムを忘れていた経験があり、先輩から怒られた苦い過去があります。

集中力の低下

睡眠不足で疲労感が残っていると「集中力が低下」してしまいます。
集中力が低下すると、普段しないようなミスをするので注意が必要です。
私の友人の美容師で睡眠不足の影響でお客様の耳を切ってしまった人います。
そのような事態になってしまったら、お客様にも申し訳が立ちませんし、お店の信頼にもかかわりますし、慰謝料が発生するような大問題です。

ストレスの増大

美容師に限らず人はストレスが溜まると、何気ないことが「イラっ」ときてしまうことがあります。
睡眠不足でストレスが溜まり、スタッフに厳しく当たってしまった経験はないでしょうか?
さらには余裕がないことによって、プライベートでイライラしたことを仕事に持ち込んでしまうケースもあります。
美容師という人前に出る職業は、ストレスが溜まっているとお客様にも「何かいつもと違うな?」と伝わってしまうかもしれません。
自分なりのストレス解消法を見つける必要があるのかもしれません。

美容面への影響

美容面への影響は男性よりも「女性に多い」かもしれません。
顔に吹き出ものができたり、目の下にクマができたりし、清潔感も損なわれてしまいます。
美容師なのに美容面がボロボロになってしまいますと本末転倒です。
特に睡眠は美容への影響がダイレクトにきます。
化粧で隠そうとしても、逆に不自然になることもあるので睡眠時間の確保は必須です。

美容室オーナーはイライラに注意

最近ではかなり減っていると思いますが、オーナーがイライラしながら出勤してることってありませんか?
オーナーがイライラしているとスタッフ間で「今日、機嫌が悪いね」と噂になります。
オーナーが明るくニコニコしている美容室のスタッフは、同じように元気でニコニコしています。
逆にオーナーが感情のコントロールができずイライラしている美容室は、スタッフも同じような状態です。
オーナーの考えや行動は、自分の美容室の写し鏡と言えます。
スタッフに対して注意する前に自分自身を見直すことも必要かもしれません。

美容師の睡眠不足対処法は?


これまで睡眠不足によるデメリットを紹介してきました。
ここでは、睡眠不足の解消法を解説します。
美容師で睡眠不足に悩まれている方は参考にしてみてください。

朝は決まった時間に起きる

美容師の睡眠不足の対策として「決まった時間に起きる」ことは非常に大事です。
睡眠不足に陥りやすい人の共通点が「就寝や起床の時間がバラバラなところ」です。
最初は慣れないかもしれませんが、起床時間のルーティーンを決めてみてください。
体が慣れてくると目覚まし時計なしで自然に起きられるようになります。

私自身はカーテンを少しだけ開けて寝るようにしています。
そうすることで、朝日が昇ったら自然と陽を浴びるのでスムーズに起床できるようになりました。
日光は体内時計をリセットしてくれるので、積極的に朝は浴びた方が良いです。

朝食はしっかりとる

朝食は「あり派」と「なし派」に分かれやすいです。
ただし、美容師という職業の場合は朝食を摂るのがおすすめです。

なぜなら、美容師はいつ昼休みに入れるかわからないからです。
読者の中には昼食のタイミングを逃してしまい、営業終了後まで何も食べれない経験をしたことのある人もいると思います。

朝食の内容に関しては、私の経験的にプロテインがおすすめです。
胃がもたれないし、タンパク質も摂れて朝食にはちょうど良いです。

休憩時間がとれたら15分~20分の昼寝をする

一人美容室やフリーランス美容師だと自由に休憩時間を取れますが、勤務されている方は難しいかもしれません。

しかし、15分~20分の睡眠は厚生労働省も推奨しており「30分以内の仮眠をとることで作業効率が上がる」と発表をしています。
休憩時間内であれば、仮眠がとれるようにしてもいいと思います。

スタッフを抱えてる美容室オーナーさんは、一度検討してみてどうでしょうか?
仮眠をとることで生産性が上がるなら、スタッフも美容室もwinwinな関係を築けます。

睡眠時間がとれないなら睡眠の質を上げる

美容師をしていて睡眠時間がとれないなら質を上げてみましょう。

ただし、美容師は不規則な生活のため「就寝前3時間は食事を済ませましょう!」といったものは無理があるでしょう。
不規則な生活習慣でも睡眠の質を上げる方法を3つ紹介します。

  • 起床後はカーテンを開けて日光を浴びる
  • シャワーではなく湯船に浸かる
  • 亜鉛を摂る

これらの方法は、どんなに不規則な人でもできるので1つだけでも実践してみてください。
私は全て実践してるのですが、朝の目覚めが全然違います。
特に亜鉛はかなり有効なのでおすすめです。

美容師をやっていくためにも睡眠不足の解消は必須

今回のテーマ「美容師の睡眠不足は仕事にも影響する!今日からできる対処法は?」についてまとめていきます。

  • 美容師の平均睡眠時間は4~5時間と一般的な水準よりも低い
  • 多くの美容師が睡眠不足に陥ってる
  • 美容師の睡眠不足の原因として休憩時間の少ないサロンワークと技術練習が考えられる
  • 睡眠不足だと集中力が欠如し失敗しやすなる
  • 睡眠時間が少ないなら睡眠の質を上げられるようにする

私がアシスタントだった頃に比べると、美容業界の労働環境は向上しています。
それでも、まだ大変な職場に変わりないです。

美容師という仕事を選んだ以上、ある程度のプライベートを削って睡眠時間に当てる必要があるかもしれません。
しかし、睡眠不足が続くと体調を崩して美容師を継続出来なくなる可能性もあります。
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
 

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宇井一八フリーランスヘアスタイリスト兼ウェブライター

投稿者の過去記事

福岡理容美容高等専門学校を卒業。2店舗のサロンを経て2017年にフリーランスのヘアスタイリストとして活動をスタート。カラー比率は、80%以上でブリーチを使ったカラーや明るい白髪染めなど、あらゆるヘアカラーが得意分野。
現在は、ヘアスタイリストとして活動の傍らウェブライター業や百貨店とUUU計画(ユーケイカク)という名前でアートイベントの主催を運営中。
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