美容室の原価率の平均・理想値は? 計算方法や目安に近づける方法を解説

美容室の原価率を計算できれば、無駄な出費が抑えられるようになります。出費が少なくなれば、使えるお金が増えるので、別のものに投資ができるなど、メリットがたくさんあるので挑戦してみましょう。
基本的に10%ほどの原価率が「平均」とされているので、それ以下に原価率を下げる努力をしてみてください。その方法についてもまとめてあります。

美容室の原価率の計算方法

美容室の経営を安定させるためには、データを集めて分析することが大切です。
特に原価率の計算方法を覚えておくと、支出を最小限に抑える手がかりになります。

原価率を計算するために、まずはどんな材料費が発生しているのかを把握することから始めましょう。

ホームケアアイテム:シャンプーやトリートメントなど
業務アイテム:パーマ剤やカラー剤など

お客様が購入するアイテムだけでなく、美容室では美容師が使うカラー剤などの業務アイテムも原価率の計算に加えられます。
原価率が抑えられると収益が出やすくなるので、細かくチェックしてみてください。

そもそも原価率とは

そもそも原価率と言われてもわからない…。
美容室をこれから始める人にとっては、このように思う人も少なくないでしょう。

原価率とは、サービスが完成するまでにかかった材料費など、売値の中に含まれる経費の比率です。
例えば、お客様にシャンプーの施術をした場合は、以下のような経費がかかります。

■1回分のシャンプー剤の価格
■お客様に対応した美容師の人件費
■シャンプー1回分の水道光熱費 など

あくまで一例ですが、売上の10%が美容室の平均原価率だと言われています。つまり、シャンプーの施術が1,000円だった場合、100円が原価というわけです。

美容室の原価率計算

では、実際にあなたの美容室の原価率を見てみましょう。
原価率の計算は以下のようになります。

    原価率=原価÷売上×100

例えば、売上が2,000円のシャンプーとカットをした場合、使ったシャンプーが20円、カットの歩合給が10%だとして200円。これだと原価が220円なので、220円÷2,000円×100の計算となり、この場合の原価率は11%です。

この原価率が高いかどうかは別として、できるだけ原価率を下げるのが、収益を上げるポイントなのは間違いありません。
もちろん原価率の計算のためには、原価を知るところから始める必要があります。そして、下げられる原価があるのなら、積極的に下げていけば、経営が安定しやすくなります。

美容室の平均・理想の原価率とは

原価率の計算方法に従って実際に計算してみたところで、結果がいいのか悪いのか、判断するのが難しいと感じた人も少なくないでしょう。

美容室に限っては、原価率が売上の「10%前後であれば平均的」とされています。
カラーカットで7,000円の売上になっていたのなら、700円の原価なら問題ないというわけです。

ただし、これはあくまで平均的な数値です。儲かっている美容室なら、それ以下の原価で取引をしています。つまり目指すべきは、「10%以下の原価率」です。

例えば、少しでもお客様に満足してもらおうと、良いシャンプーを使っていたとすれば、その時点で原価率が上がっています。
経営を安定させるには、出費を抑えるのが基本。
シャンプーなら、できるだけ安くていいものを見つけてくるような心がけが必要です。

もちろんシャンプーだけではありません。
カラー剤などの無駄づかいや、人件費が高いなど、何が出費を増やしているのか、しっかりリサーチしてから営業をしてみてください。

美容室の原価率を抑える方法

美容室を経営していく上で大事なのは、経費を少なくして収益をアップさせることです。これができていない人が多くいるように感じます。
そこで今回紹介している原価率が役立つので、計算してみてください。

実際に計算してみて、思ったより原価率が高かったのなら、なるべく原価率を下げる試みをしてみましょう。
経費を少なくするのは難しいと思う人も多いですが、それはやり方次第です。

来月の売上予想から適切な原価目標を設定する

経費を節約するのに、ただ闇雲に無駄遣いを減らすのでは、働く美容師たちのモチベーションが上がらないでしょう。
そこで予め売上を予想しておき、原価率の目標を作っておくことがおすすめです。

例えば、現在の原価率が12%だったとした場合、目標を8%まで下げるとします。
下げ幅が4%と明確にわかれば、どの程度の節約となるのかわかりやすくなるでしょう。
全体の1ヵ月の売り上げが30万円なら、12,000円ほどの節約ができれば、原価率が8%ほどになるはずです。

この方法であればモチベーションが下がりにくくなるので、闇雲にコストを抑えるのではなく、予め目標を作って原価率を抑えるようにしましょう。

シャンプーなどの仕入れ値を下げる

原価率を抑えるためには、基本的に仕入れの価格を下げると、それだけで達成できるものです。
そこで仕入れ値を下げる努力をしてみてください。

仕入れ業者に交渉しながら、少しずつ仕入れ値を下げるのがベストです。
例えば、最もわかりやすいのが大量注文。仕入れ業者側もたくさん仕入れがあれば収益が出やすいので、値下げを検討してくれるでしょう。

ただし、個人店のような小規模の美容室は、大量に仕入れをしたところで損をするほうが大きくなります。
その場合は、仕入れ業者を1つに絞るなどして、たくさんの種類を仕入れるようにしてみてください。
大量に仕入れる方法と同じで、仕入れ業者の収益が上がれば、値下げしてもらいやすくなります。

適切な薬剤の分量を把握する

美容室では、多くのお客様に施術をしています。
そこで収益に大きく影響が出るのが、業務用の材料費です。

特に、現在ではヘアカラーが一般化しており、美容室でも多くのお客様が髪を染めに来店しています。
カラー剤を無駄づかいしているお店の場合、原価率が高くなっているはずです。
そこで適切な量の薬剤を使っているかどうかを、カルテなどを使って管理しましょう。

また、ある程度の経験を積めば、仕上げる髪型によって使う薬剤の量もわかるようになってくるはずです。
無駄な薬剤を減らすことができれば、効率よく原価をカットできるようになるでしょう。

週に2回以上棚卸をする

原価を抑えるためには、棚卸の回数を増やすのも大事です。
棚卸とは、使っている商品や材料を把握するための在庫管理です。

ではなぜ棚卸の回数を増やすのでしょうか?

その理由は簡単です。
材料や商品を仕入れると、必ずと言っていいほど必要以上の数を発注しすぎているケースや、逆に足りないといった失敗を起こしてしまいます。例えば1週間分をまとめて発注した場合では、このようなミスが起こりやすくなります。

しかし1週間に2回であれば約4日分の発注をすることになり、このような誤差を抑えることができます。つまり、1週間に2回という頻度がちょうどよく、おすすめというわけです。

面倒だと感じる人も多いと思いますが、まずは1週間に2回の棚卸から挑戦してみましょう。

電子化して紙の使用量を減らす

原価が増えるのは、何も材料や商品だけではありません。
ありとあらゆるコストが関わっていますが、美容室の場合は紙を使う機会が意外と多くあります。

■受付表
■カルテ
■伝票 など

このように、紙を使ったほうが難しいことを考えなくてもすぐに使えるメリットがある反面で、紙を購入するコストがかかってしまいます。
つまり、原価率が上がることになります。

そこで電子化を検討してみましょう。
いきなり導入するのはハードルが高いと思います。今は無料で使えるツールも増えているので、まずはそこから試してみて、電子化できるかどうかを確認してみるのもいいかもしれません。

広告宣伝費を見直す

美容室への集客のために、広告宣伝費をたくさん費やすお店も少なくないでしょう。

これも原価率を上げる要因となってしまいます。
定額で支払いが発生するので、コストがかかって、収益が上がりにくくなってしまうわけです。
広告宣伝費を抑えるには、独自の集客方法を作り出してみてください。

■SNSを活用する
■WEBでの広告を使う
■良い口コミを広げる など

上記の方法は一例ですが、ネット系のサービスを活用するのがおすすめです。
特にSNSを利用すれば、コストがかなり抑えられるでしょう。

原価率を計算できれば美容室の経費を節約できる

美容室を経営するためには、無駄な経費を抑える必要があります。それを把握するためにも、原価率の計算を覚えておきましょう。通常の原価率であれば10%前後の数値となりますが、それ以上なら無駄な出費が多いのかもしれません。

シャンプーなどの商品だけでなく、材料費や広告宣伝費など、幅広いところで出費はかさんでいます。仕入れ業者に交渉してコストを抑え、集客はネットなどの方法を使うだけでも、原価率を抑えられます。

コスト抑えると言っても、美容師のモチベーションが下がらない工夫も必要です。
コミュニケーションを取りながら、お店に合った方法を見つけてみてください。

 

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メガネセキ美容室オーナー、ライター、元美容師

投稿者の過去記事

美容師として8年以上勤務。薬剤で手荒れがひどくなり、美容師を辞めて現在はWebライター。
地元で美容室を経営しつつ、Webの知識で集客も行っています。

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