シェアサロン

シェアサロンは美容室側にメリットあり?フリーランス美容師にとって働きやすいサロンとは

シェアサロンは特にフリーランスの美容師が収益を上げやすい、自由度の高い新しい美容室の形です。もちろん、フリーランスだけでなく場所を提供してオーナーとして副収入を得るなど、シェアサロンにはその人の立場によってさまざまな活用法があります。美容師がシェアサロンを使うメリットやデメリットについて説明します。

シェアサロンとは

シェアサロンとは
そもそもシェアサロンとはどのようなサロンであるかというと、美容室がその美容室以外の美容師などに施術をできる場所を提供し、提供した美容室側が対価を受け取るといった仕組みです。つまり、外部と場所をシェアすることになるため、”シェアサロン”という名前が付いているということになります。

シェアサロンの最初の形である”面貸し”と呼ばれるシステムは2003年頃から始まっているので、まだ歴史としては浅いといえます。最近では面貸しの他にも、シェアサロン専門のサイトを活用することによって即戦力となる人材を採用する際にも役立つなど、シェアサロンを通じてのさまざまな活用法があります。

シェアサロンの専門サイトを使うことによって、オーナーは集客や人材を採用するコストを節約できて美容師側は安く施術をする場所をレンタルできるなど、双方にメリットがあります。シェアサロンの働き方として、歩合制業務委託と月額固定費制の2つの活用法について見ていきましょう。

歩合制業務委託

歩合制業務委託というのは美容室のオーナーが委託する美容師に美容室の席を貸し、その売上から歩合で報酬を支払うことを指します。美容師は売上の中から美容室に歩合を支払わなければいけないのですが、その割合は平均で40%~50%程度とされています。その美容室によって異なりますが、最低保証制度を導入している美容室もあります。

業務委託の場合には月額固定費制と異なり、自分の顧客を持っていることが売上を上げるための必須条件となるわけではありません。

月額固定費制の美容室では自分で呼び込んだお客様を施術するため、ベテランの美容師でなければ売上アップにはつながりませんが、業務委託ならその美容室に来店したお客様を施術するので自分の顧客がまだ多くはない美容師でも始めることができます。

月額固定費制

歩合制業務委託に対し、”シェアサロン型”と呼ばれているのは主に月額固定費制です。月額固定費制で働く美容師は売上から美容室に歩合を渡すのではなく、月額で決まっている面貸しの料金を美容室に支払うという仕組みになっています。

つまり、売上が多いからといって面貸しをしている美容室に多くの費用を支払わなければいけないというわけではなく、売上の金額にかかわらず一定の利用料を支払うということになります。

シェアサロン型での面貸し料は月額20万円ほどになるので、決して気軽に利用できるものではありません。したがって、美容室の面貸しを利用する美容師は、固定費以上に売上を上げることが必須となります。

美容室側のメリットとデメリット

美容室側のメリットとデメリット
シェアサロンは美容室側にもさまざまなメリットとデメリットがあるものです。まずは、美容室の経営者として把握しておきたいメリットとデメリットを押さえ、本当に面貸しをすることで美容室の利益が上がるのかを確認しましょう。

メリット

席が余ってしまうことが多い美容室は美容師に面貸しをすることによって売上を伸ばすことができますし、余っている席を無駄なく活用することができます。また、業務委託の場合にはカットの回転率が上がるといったメリットもあります。

歩合制業務委託は基本的にシフト制であることからも美容室で雇用している美容師とあまり変わらないですし、その美容師の売上の40~50%がサロンに入ってくるので忙しい美容室にとってはメリットが大きいでしょう。

また、月額固定費制ではその美容師の売上金額にかかわらず安定した金額が入ってきます。美容室はシェアサロンを利用する美容師を雇用しているわけではないので、雇用保険などの負担が経営者側にないのも大きなメリットだと言えるでしょう。

デメリット

シェアサロンの美容室側のデメリットは、月額固定費制の場合に面貸しをしている席が使えなくなってしまうことです。席が余っているような場合には問題がないですが、忙しい時には貸している席を使えなくなってしまうことで困ることもあります。

固定費では売上の多さに関係なく同じ料金となるため、場合によっては席を貸さないほうが美容室の売上が高くなることもあります。

また、業務委託の場合にはその美容師の売上が美容室の売上と直結するため、美容師の技術が美容室の売上を左右します。美容師の売上が低い場合には美容室の売上も低くなり、安定した収入も見込めません。

フリーランス側のメリットとデメリット

フリーランス側のメリットとデメリット
美容室がシェアサロンを導入することによってメリットとデメリットがあるように、シェアサロンを利用するメリットとデメリットはフリーランスの美容師側にもあります。そのメリットとデメリットを踏まえた上で、美容師としてどのような働き方をするのが良いのかを考えてみてください。

メリット

シェアサロンのメリットはフリーランスの美容師として少ない資金でスタートが切れる点です。最初から独立してお店を持つとなると店舗の家賃や光熱費、家具やセットにかかるお金などシェアサロンよりも多くのお金がかかります。それに対し、最低限のものが揃っているシェアサロンではそのような資金をかけずに始めることができるのです。

また、雇用されている美容師と違って自由な時間や働き方ができるのも魅力のひとつです。業務委託制ではフリーランスだと大変な集客も本部や店舗が行ってくれるので、集客にかける費用も節約することができます。

デメリット

フリーランスの美容師のデメリットは、個人事業主として自分で確定申告を行わなければいけないので美容の知識だけでなく税金などについても理解していなければいけないことや、雇用されている美容師と違って安定した収入がないことです。

中にはフリーランスのほうが稼げる美容師もいますが、安定した収入を得るためには自分のお客様が多く付いているほうが有利ですし、収入の中から必要な道具を購入するなどの出費もあります。同じ美容室ではなく日によって違う美容室を使う場合には、自分に顧客が付いていなければリピーターを獲得するのが難しくなります。

歩合制業務委託サロンが向いている人

フリーランスの美容師の中にも歩合制業務委託サロンが向いている人と固定費制サロンが向いている人がいます。歩合制業務委託サロンが向いている人はまだ自分のお客様が少なく、集客などで本部の力を借りたいような人です。

自分のお客様が少ない状態でいきなり固定費制サロンでのフリーランスになってしまうと支払う固定費の金額のほうが高くなり、赤字になってしまう可能性があります。

歩合制業務委託サロンはフリーランス初心者にも向いているので、これからフリーランスの美容師としてスタートしたいと思っている方は、歩合制業務委託サロンから始めてみてはいかがでしょうか。

固定費制サロンが向いている人

固定費制サロンが向いている人は自分のお客様を多くもつベテランの人です。固定費制サロンでは自分で固定費を支払うことになるので、それ以上に売上を作ることが必須となりますが、その売上は100%自分のものになります。

また、将来独立を考えている人は固定費制サロンを利用することで独立後のイメージをつかみやすくなります。固定費制サロンを上手に活用して独立に向けて準備し、準備を整えたら開業して自分のお店をもつのがおすすめです。

開業初心者やフリーランスにはメリットいっぱいのシェアサロンがおすすめ

美容師は雇用されて働くのが一般的だと思いがちですが、実は最近ではフリーランスの美容師も増えていて、さまざまな働き方ができるようになっています。フリーランスのほうが稼げるという方や、いきなり開業することが不安な開業初心者の方は、メリットが多いシェアサロンをぜひ活用してみてください。

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サロンチャート編集部

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